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週刊クマベイス「地方企業の戦い方」Vol.149

2019/09/25 (Wed) 18:48
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国内のパイが縮小する中、地方企業が生き抜いていくための「武器」が手に入るメールマガジンです。
Web戦略、テクノロジー、広告、広報などの最新動向やテクニックを、元新聞記者でコンテンツマーケティングの専門家・田中森士(株式会社クマベイス)と豪華執筆陣がお伝えします。

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週刊クマベイス「地方企業の戦い方」
2019年9月25日発行(Vol.149)

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<目次>
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… 1. マーケティング & IT 最前線
… 2. ストーリーテリング実践講座
… 3. インサイドセールスの魔力
… 4. ジャーナリスティック・アプローチのコンテンツ制作
… 5. Q&A
… 6. メディア情報
──────────

★新著のお知らせ★
クマベイスメルマガの人気連載「インサイドセールスの魔力」が本になりました!

営業部門の「影の主役」ともいえるインサイドセールス。直訳すると「内勤営業」となることから勘違いされがちですが、実は極めてテクニカルな営業手法です。確度の高い見込み顧客を創出したり、フィールドセールスが確実に契約を獲ってこられるようなアシストをしたり、まだコンバージョンに至らなさそうな顧客を徐々に契約へ成長させたり。時には直接面会せずとも一気にクロージングをかけて営業につなげることも。とてもとても広い役割をこなすのです。

本書は、実際にインサイドセールスとして営業活動し、インサイドセールスの可能性について研究に取り組んできたYUHOが、インサイドセールスの考え方についてやさしく解説するものです。テクニカルな解説は極力省き、「40分間で考え方を理解できる」をコンセプトに企画。「インサイドセールスの魔力」の原稿に、大幅な加筆修正を加えました。インサイドセールスに興味をお持ちの方のお役に立てれば幸いです。

詳細はこちらから→https://www.amazon.co.jp/dp/B07Y9XJ1H1/


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CONTENT MARKETING DAY(CMD) 2019の開催決定!
昨年初開催にして多数の申し込みにより抽選となった、CMD。今年は規模を大幅に拡大して恵比寿にて開催いたします!

コンテンツ制作にこだわれる人、
テクノロジーに精通している人、
マーケティングをマネージメントできる人。

昔は関わり合いが薄かったこれら3つの領域を横断的にかけ合わせる、というチャレンジングな取り組みが、デジタル時代のコンテンツマーケティングでますます重要になってきました。

Content Marketing Day は、コンテンツマーケティングに特化した専門カンファレンスで「異なる分野をつなぐ」をテーマに、コンテンツによる課題解決に取り組む第一線のプレーヤーたちを招き、最新のノウハウや事例を共有します。実用的なコンテンツマーケティングを学ぶ機会、そしてコンテンツマーケティングに取り組む人々同士をつなぐ場を提供します。

今年から、BtoCとBtoBのそれぞれのトラックに分けて開催します。濃密なセッションをご用意してお待ちしております。事業会社、代理店、フリーランスの方いずれも大歓迎です。ぜひご参加ください。
詳細はこちらよりご確認ください→https://lp.contentmarketinglab.jp/cmd2019


★新サービスのお知らせ★
金融系業界に特化したコンテンツ制作サービスの提供を開始しました!
本サービスは、ファイナンシャルプランナー(FP)を中心とした専門家らが執筆を担当。ディレクターや編集デスクと連携して、マーケティング視点で制作した質の高いコンテンツを、金融や保険業界の企業様や広告代理店様向けに提供するものです。
詳細はこちらよりご確認ください→http://kumabase.com/finance-content/

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■1. マーケティング & IT 最前線

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クマベイスCEOの田中森士が、地方企業にとって役立つ、コンテンツマーケティングやITの最新ニュースやトレンド、PRについて解説します。

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米国オハイオ州の州都・コロンバスに滞在していました。

同州の政治や行政の中心地として確固たる地位を築いてきたコロンバス。オハイオ州立大学があることからダウンタウンは若者であふれ、様々な機関が機能を今もコロンバスに移転し続けていることから、ここ数年好況です。

他方、物価は米国の水準からすれば比較的手頃で、レストランのレベルも高い。非常に生活しやすい都市だと感じます。

今回、コロンバスにあるドイツ村に拠点を置きました。19世紀前半にドイツからの移民がつくったエリアは、今も古き良き欧州の風景が残ります。このエリアだけ電柱が木だったり、道路がレンガだったり、家も赤茶色だったり。なんだか19世紀の欧州にタイムスリップしたかのようです。

今夏、南米において日系人の歴史と文化を取材してからというもの、移住者たちが文化を伝承する土地に興味がわき、世界中のそうした場所を調べています。その中でドイツ村の存在を知り、訪れたわけですが、やはり地域全体が意識を一つにして、かつ場合によっては法律や制度によって文化を残そうとしなければ、文化は消失するのだと今回感じました。

美しい街並みに、美味しいドイツビールとソーセージ。公園の作りもドイツそのもの。文化を残す取り組みが、ここにきて「観光資源」として大きく花開いているわけですから、そうした観点でも文化を守ることは大切です。

ボリビアのサンフアン日本人移住地で若者に話を聞いたのですが、「南米で日本人の文化が残るのは4世まで。それ以降は日本語も含め日本文化が消滅してしまう」と話していました。確かにこれは南米を回った私の感覚とも一致します。

この「文化」というのはもちろん企業にとっても大切なものであり、いくら事業をピボットしても、文化自体を捨ててしまえば、それはそれまでと同じ会社とはいえません。そこにアイデンティティーを感じる社員はいなくなってしまうわけです。

ベースとなる企業カルチャーは大切にしつつ、新しいチャレンジを続けていく。そして文化を残す方法については、制度でコントロールする。こうした取り組みが今、日本企業にも求められているように感じてなりません。

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■2. ストーリーテリング実践講座

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米国のコンテンツマーケティング業界で注目を集めるストーリーテリング。滞在時間が延びたり、エンゲージメントを高めたりと、その効果の数々が報告されています。しかしながら、どのようなステップを踏めばよいのか、日本ではまだ認知されていないのが現状です。本連載は、ストーリーテリングの研究に取り組むクマベイスCEOの田中森士が、ストーリーテリングの導入方法について、やさしく解説します。

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今回のContent Marketing World(CMWorld)でも、ストーリーテリングのセッションは盛りだくさんでした。そんな中で、「取材方法」にフォーカスしたセッションは、個人的に印象深いものでした。今回からは、CMWorldでストーリーテリングの参考となったセッションについて、ご紹介していきたいと思います。

「取材方法」にフォーカスしたセッションのタイトルは、「ジャーナリストのように書こう」。コンテンツ制作において、ジャーナリズム業界のノウハウを参考にすべしという内容です。

本連載でもかねてよりお伝えしておりますが、ストーリーテリングコンテンツの制作には、ヒアリング=取材が不可欠です。そして、「ファクト」の積み重ねである必要がある。では、どのようにしてそのファクトを集めるかといえば、的確な取材を行うことにあるわけです。

そのセッションでは、「メモをとるな」とのフレーズを何度も繰り返し聞きました。どういうことかというと、メモをとるために下を向けば、相手は本音を話しづらいというのです。また、会話のテンポがくずれ、まるで供述調書の作成作業のようにもなる。

そこで、「ペンを置き録音せよ」というのです。私もかつて新聞記者をしていたころ、政治家取材などで取材時間が15分しかとれず、レコーダーを回しながら取材するという経験を何度もしてきました。すると、思いのほか深い内容が聞けた。記事に深みも出たことを覚えています。

やはりお互い胸襟を開いてざっくばらんに話す、ということが取材には求められるのでしょう。この話は次回に続きます。

…………………………

■3. インサイドセールスの魔力

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BtoBコンテンツマーケティングと切っても切れない関係にあるのが、インサイドセールスです。マーケティングファネルに上手くハマったとて、クロージングは営業担当がやるしかない。しかしながら、人員にも限りがある。そうした状況を背景に、インサイドセールスの重要性が高まっています。本連載では、インサイドセールスの鬼・YUHOが、インサイドセールスの独自のノウハウを、皆さんに伝授します。

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インサイドセールスは訪問に行くことがないため、電話やメールで見込み顧客の検討状況をヒアリングする必要があります。ではどのような内容をヒアリングすればよいのでしょうか。

架電する顧客の確度の高さ、契約までの時期、商材によって電話で話す内容は様々ですが、ある程度の高さの確度があり、初めて架電する場面とします。

必ずヒアリングすべき事項は以下5つです。

・利用開始時期はいつごろか
・利用規模はどれくらいか(利用プラン、利用数など)
・顧客にとってメリットとなるポイント
・決済までの道のり
・問い合わせてきた担当者の何を手伝えばスムーズに契約できるか

顧客情報を書き込むツールにはもっと多くの細かな項目を設けておく必要がありますが、上記5つの項目は次回のアクションを定めるうえでとても役立つものになります。5つ目の担当者のお手伝いの項目によっては、訪問営業にパスして安心させたほうが良いなどの対応もできます。

しかし、電話がつながった瞬間ヒアリングをはじめるのも、相手が警戒し心を開いてくれなくなるものです。長くなりすぎない程度に前置きをしてから話はじめるようにしましょう。効率よく大量のリードをさばくためにあくまでも簡単な前置きにしてくださいね。

…………………………

■4. ジャーナリスティック・アプローチのコンテンツ制作

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米国のコンテンツマーケティング業界では、ジャーナリズム業界のノウハウを学び、それをコンテンツ制作に取り入れる動きが活発化しています。本連載では、新聞記者がどのように取材し、それを記事にしているのか、長きにわたって新聞業界に身を置いてきたカサケンが解説します。

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政治部に異動する直前まで社会部で厚生省(当時)を担当し医療や薬害などの問題を取材していましたが、総理番になって取材スタイルは一変しました。

総理番は首相の行動を逐一取材します。このため首相が移動すればそのあとをぞろぞろとついて歩き、首相がどこで誰と会ったか、総理はその席上で何を発言したかなどを取材します。同時に首相秘書官の取材を担当しました。当時、政務担当の秘書官のほか大蔵、通産、外務、警察から担当者が首相官邸に詰めていました。官邸記者クラブを采配するキャップから強くいわれたのは政務の秘書官を徹底的にマークしろ、ということです。当時は社会党委員長の村山富市氏が首相です。

阪神大震災の初動対応の遅れで激しい批判を浴びた村山首相の前には地下鉄サリン事件などのオウム真理教事件への対応、沖縄で起きた米兵による少女暴行事件、住宅金融専門会社の不良債権処理など課題が山積していましたが、指導力不足は明白でした。迷走する内閣の行方はどうなるのか。もともと村山政権は何が何でも政権を奪還したい自民党が強引に作った内閣だといえます。つまり自民党総裁を首班とする内閣をつくることができるようになるまでの「つなぎ」のような存在だったわけです。

村山首相がいつ退陣を表明するのか? すでに焦点はそこでした。政務の首相秘書官は政治的な取り次ぎ役だといえます。織田信長の秘書官役だった森蘭丸のような存在といえば分かりやすいでしょうか。官房長官や官房副長官ら側近の政治家を除けば首相の執務室に入り首相と会話をする機会が多い人物になります。

政務の秘書官は社会党職員だった人物で東京の下町にあった自宅に日参しました。首相官邸には森羅万象さまざまな問題が飛び込みます。村山首相は社会党委員長も務めていましたから党務に関する話も持ち込まれます。

総理番当時のことを思い返すと日替わりメニューのように起きる問題をこなすので精一杯。恥ずかしい話ですが、深く洞察したうえでの取材とは程遠い状況でした。

村山首相は1996年1月に退陣を表明します。前年の11月に大阪で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)にあわせて村山首相と会談をする予定だったクリントン米大統領が訪日中止を発表します。予算編成をめぐり議会との対立が続いているというのが理由でしたが、表向きでしかないのは誰がみても明らかです。

1995年9月に米兵による少女暴行事件で米軍基地の返還を求める声が沖縄県で高まります。しかし、村山首相は有効な対策を打てません。当時は東西冷戦の終結や中国の急激な軍拡を受けて日米同盟の再定義が急務でした。クリントン米政権は事実上、村山首相に三くだり半を突きつけたといえます。日米同盟をハンドリングできない内閣は短命で終わるということです。

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■5. Q&A

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クマベイスメルマガ読者のみなさまの悩みや相談に、メルマガ編集部が総力を上げて答えるコーナーです。コンテンツマーケティングから人間関係まで、どしどしご質問をお寄せください。ご質問はこちらから→kumabase@kumabase.com

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Q:海外航空券を安く取得するコツって何かございますか?

A:クマベイス社では普通にスカイスキャナーを利用しています。あとは、航空関係メディアの「トライシー」をチェックして、セールがないか定期的に確認します。周遊することも多いのですが、スカイスキャナーでは3箇所以上になると思いのほか高額になることも。そんな時は行き帰りだけ購入して、その間は再度スカイスキャナーでLCCだけ購入するというのが、経験的に最も安く買えると思いますね。(田中)

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■6. メディア情報

Forbes JAPAN「世界を歩いて見つけたマーケティングのヒント」
https://forbesjapan.com/articles/detail/25024

・コンテンツマーケティングラボ「中小B2B企業のコンテンツマーケティング講座」
https://contentmarketinglab.jp/application-method/content-marketing-for-sme-vol1/

・毎日新聞「モリシの熊本通信」月1回
http://buff.ly/2fUSenp

・Yahoo!ニュース個人「田中森士 熊本の論点」
http://person.news.yahoo.co.jp/tanakashinji/

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・編集・発行元:株式会社クマベイス : https://kumabase.com/
・発行責任者:株式会社クマベイス 代表取締役CEO 田中森士

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週刊クマベイス「地方企業の戦い方」
2019年9月25日発行(Vol.149)

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【2019年9月25日】