週刊クマベイス「地方企業の戦い方」Vol.122
2019/03/20 (Wed) 19:16
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国内のパイが縮小する中、地方企業が生き抜いていくための「武器」が手に入るメールマガジンです。
Web戦略、テクノロジー、広告、広報などの最新動向やテクニックを、元新聞記者でデジタルマーケティングの専門家・田中森士(株式会社クマベイス)と豪華執筆陣がお伝えします。
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週刊クマベイス「地方企業の戦い方」
2019年3月20日発行(Vol.122)
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<目次>
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… 1. マーケティング & IT 最前線
… 2. ストーリーテリング実践講座
… 3. デジタルマーケティングことはじめ
… 4. ビジネスマンはアートに触れて!
… 5. Q&A
… 6. メディア情報
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★新サービスのお知らせ★
「BtoB企業向けコンテンツ制作サービス」の提供を開始致しました!
これまでクマベイスが蓄積してきたBtoBコンテンツマーケティングの知見をもとに立ち上げた本サービス。これまで単独サービスとしてはご案内していませんでしたが、多数の要望を受けまして、この度正式に立ち上げる運びとなりました。
記事コンテンツ、SEOコンテンツ、ホワイトペーパーなど各種フォーマットに対応しております。コンテンツ制作でお困りの皆さま、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
詳細はこちら→https://kumabase.com/btob/
★出版記念イベントのお知らせ★
『コンテンツマーケティング最前線02 コンテンツ制作の極意』の出版記念トークイベントを3月26日(火)、渋谷・道玄坂のBOOK LAB TOKYOにて開催いたします。書籍に登場する専門家らが、コンテンツ制作の極意について語ります。詳細はこちらのURLよりご確認ください→https://content-marketing-booklabtokyo.peatix.com
★東京オフィス開設のお知らせ★
この度、渋谷に東京オフィスがオープンする運びとなりました!
現在、クマベイスでは東京の多数のお客様に対し、コンテンツマーケティング関連のサービスを提供しています。この度、クマベイス「第2編集部」が稼働を開始し、受託可能なキャパシティーが拡大したことを受けまして、東京オフィスを開設することといたしました。
同オフィスには、ディレクターの社員が常駐致します。
これまで以上に手厚いサービス、サポートを提供できる体制が整いました。今後ともクマベイスをどうぞよろしくお願い致します!
…………………………
■1. マーケティング & IT 最前線
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クマベイスCEOの田中森士が、地方企業にとって役立つ、コンテンツマーケティングやITの最新ニュースやトレンド、PRについて解説します。
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3月14日に開かれた『コンテンツマーケティング最前線02 コンテンツ制作の極意』出版記念イベントにお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
「セーラー服おじさん」こと小林秀章氏、コンテンツマーケティングラボ編集長の三友直樹氏、株式会社Faber Companyの山田明裕氏のお三方とお送りした本イベントは、私自身、非常に学びの多い時間となりました。
コンテンツSEO目的となりがちな、コンテンツ制作。しかしながら、SEOばかりをを考えると、コンテンツが同質化してしまう。その結果、目立たない、面白みのないコンテンツばかりが流通する。したがって、熱量のあるコンテンツ、振り切ったコンテンツこそが、これから必要になるーー。
マーケティング・テクノロジー・ツールの技術革新が進む中にあって、今回の結論は、非常に興味深いものでした。立場の違う3人でしたが、「熱量」「好き」「愛」など、パネルディスカッションにおいて計測が難しそうな、「質的」な共通するワードが飛び出しました。つまりこれからは、テクノロジーツールを駆使しつつ、動物としての人間の感性をフル活用する必要がある。そんなことを示唆しているように感じました。
最近、「愛着」などを意味する「エンゲージメント」という単語が、マーケティング業界において頻出ワードとなっています。もしかしたら近い将来、人々の「愛」を自由にコントロールできるツールが生まれるのではないか。そんなことを妄想した夜となりました。
そしていよいよ3月26日、出版記念トークイベントは、ファイナルを迎えます。渋谷・道玄坂のBOOK LAB TOKYOにて開かれるイベントには、アーティスト・ヌケメさん、SUUMOタウン岡さん、セーラー服おじさんが登壇予定。私の最近のテーマが、アートからコンテンツ制作やマーケティングのヒントを探る、というもの。次のイベントでどんな化学反応が起こるのか、今から楽しみです。
…………………………
■2. ストーリーテリング実践講座
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米国のコンテンツマーケティング業界で注目を集めるストーリーテリング。滞在時間が延びたり、エンゲージメントを高めたりと、その効果の数々が報告されています。しかしながら、どのようなステップを踏めばよいのか、日本ではまだ認知されていないのが現状です。本連載は、ストーリーテリングの研究に取り組むクマベイスCEOの田中森士が、ストーリーテリングの導入方法について、やさしく解説します。
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ペルソナとはかけ離れた生活を送る人物が、ペルソナ設定に取り組む。これ以上難しいものはありません。その際、重要となってくるのがヒアリングです。
ここで言うヒアリングとは、既存顧客に対し実施するものです。顧客=ペルソナであるケースがほとんどだと思いますので、もしツテがあるのであれば、直接顧客にヒアリングしましょう。「属性」「ライフスタイル」「悩み」。これまで本連載で学んできた順に、尋ねていきます。
新サービスや新ブランド、新キャンペーン立ち上げなどで、既存顧客が存在しない場合もあるかと思います。その場合、ざっくりとイメージするペルソナ像と近い人物(潜在顧客)を探し、ヒアリングしましょう。
既存顧客はいるものの、ヒアリングのお願いが難しい場合。そんな時は自社の営業担当者にヒアリングするのも手です。営業担当者は、最前線で顧客と接しています。これは、BtoBであれBtoCであれ同じことです。営業担当者にペルソナの気持ちになりきってもらい、ヒアリングします。
次回は、ヒアリングの具体的な進め方について解説します。ヒアリングこそがストーリーテリングの大きなヒントとなるのです!
…………………………
■3. デジタルマーケティングことはじめ
:::::::::::::::::::::::::::::::::
この世に存在するすべての企業にとって不可欠な、デジタルマーケティング。これを有効活用していくことしか、地方企業が生き残る術は残されていません。デジタルマーケター・山田桂士が地方企業の皆様に贈る、デジタルマーケティングのことはじめ。
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こんにちは、山田です!
今日は「オウンドメディアの始め方」で大切な「ニッチさを出す」テクニックについてお話します。
どのようなオウンドメディアにしようかと考えたとき、ついつい万人受けするメディアを目指す。すると、特徴のない平凡なメディアになってしまうーー。こんなケースは枚挙にいとまがありません。このケースだと、たとえ有名なライターが著名人をインタビューした記事など、コストをかけたコンテンツを制作したところで、コンバージョンにつながらないという結果になってしまいます。
「誰かの心に刺さるコンテンツ」とは、ともすれば「刺さらない人には全く刺さらない」こともあるのです。効率的にコンバージョンを獲得するには、割り切るべきところは割り切り、自身の持ち味を生かしたオウンドメディアにしていくべき。つまり、メディアに大切なのは「ニッチさ」なのです。
ひとつ、事例を紹介しましょう。「彼岸寺」というオウンドメディアがあります。これは「インターネット上のお寺」をコンセプトに、仏教に触れるきっかけづくりを目的としたメディアです。実際にお寺の住職や僧侶など寺院関係者の方々が書き手となり、インタビューやイベントレポートを通し、仏教の教えや情報を発信して、オフラインでのコミュニティ形成につなげています。
決して万人受けするメディアではありませんが、書き手が寺院関係者という当事者であり、熱量と信頼性の高いコンテンツを発信し続けていることで支持を集めているのです。これは、我々中小企業でも大いに参考になります。話題のテーマは競合が多い上、一時的なトレンドに終わってしまいがち。読者からすぐ見放されてしまい、さらにコンバージョン率が上がりにくくなるリスクをはらんでいます。
しっかり目的に沿ったニッチな内容で、必要な人のもとに着実に有益な情報を届ける。そうして、堅実にコンバージョンを狙っていきましょう!
…………………………
■4. ビジネスマンはアートに触れて!
:::::::::::::::::::::::::::::::::
今、欧米の巨大IT企業を中心に、アートに触れることを通して仕事のパフォーマンスを上げようという試みが進んでいます。0から1を生み出すアートが、先行き不透明な時代を生き抜くヒントとなるというのです。本連載では、呼吸するようにアートに触れるライターのMaiが、アートの楽しみ方を解説します。
:::::::::::::::::::::::::::::::::
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。実は本連載、今回で最終回となります。
現代においては、仕事にも生きるアート。それを身近に感じてもらうためのお手伝いをさせていただきました。
アートは、既成概念や常識、時には人の想像を超えるような世界を見せてくれます。触れることで感性が開き、今まで知らなかった新しい感覚や事柄を知り、探求心が芽生える。そして、自分の中で何らかの変化が起きる。アートとはそういうものだと、私は考えています。
もし、何か迷いや憤り、モヤモヤ感、悲壮感など、複雑な思いを抱いてらっしゃるのであれば、美術館に行くべきです。アートに触れると不思議と気分が晴れます。
美術館に行かなくとも、日常の中にもアートはあふれています。あなたがアートだと思えば、なんだってアートなのです。一呼吸して、じっくり向き合ってみてください。アートは自分と向き合うためにあるものとも言えます。
アートが少しでも、みなさんの人生において、プラスになりますように。次回からは、別のコラムを執筆していきます。また、お会いしましょう。
…………………………
■5. Q&A
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中小企業が地方で戦う上での悩みや相談に、メルマガ編集部が総力を上げて答えるコーナーです。HPやSNS、オウンドメディアの運用から、人間関係まで、どしどしご質問をお寄せください。ご質問はこちらから→kumabase@kumabase.com
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Q:個人事業でECを始めようと思います。まず最初にすべきことはなんでしょうか。
A:ずばり、言わせてもらいますと、これを読めばライティングスキルが上がるという本はありません! 実践あるのみです。実践し、経験を積まなければ、ライティングスキルは身に付きません。
その際、大切になるのが、自分の書いた原稿を第三者(できれば編集者などのスキルのある人)に添削してもらうこと。原稿を第三者に添削してもらうことで、自分の文章のマイナス点などが見えてきます。経験を積むことで、多くの学びが得られます。それのみです。応援してます!(Mai)
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■6. メディア情報
Forbes JAPAN「世界を歩いて見つけたマーケティングのヒント」
https://forbesjapan.com/articles/detail/25024
・コンテンツマーケティングラボ「中小B2B企業のコンテンツマーケティング講座」
https://contentmarketinglab.jp/application-method/content-marketing-for-sme-vol1/
・毎日新聞「モリシの熊本通信」月1回
http://buff.ly/2fUSenp
・Yahoo!ニュース個人「田中森士 熊本の論点」
http://person.news.yahoo.co.jp/tanakashinji/
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・クマベイスHP : https://kumabase.com/
・編集・発行元:株式会社クマベイス : https://kumabase.com/
・発行責任者:株式会社クマベイス 代表取締役CEO 田中森士
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本メルマガはご登録いただいた方及びクマベイス主催イベントに参加くださった方にお送りしております。メルマガの解除をご希望される方は恐れ入りますがこちらよりお願いいたします→https://q.bmv.jp/bm/p/f/tf.php?id=kumabase
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【2019年3月20日】
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… 1. マーケティング & IT 最前線
… 2. ストーリーテリング実践講座
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■1. マーケティング & IT 最前線
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クマベイスCEOの田中森士が、地方企業にとって役立つ、コンテンツマーケティングやITの最新ニュースやトレンド、PRについて解説します。
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3月14日に開かれた『コンテンツマーケティング最前線02 コンテンツ制作の極意』出版記念イベントにお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
「セーラー服おじさん」こと小林秀章氏、コンテンツマーケティングラボ編集長の三友直樹氏、株式会社Faber Companyの山田明裕氏のお三方とお送りした本イベントは、私自身、非常に学びの多い時間となりました。
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マーケティング・テクノロジー・ツールの技術革新が進む中にあって、今回の結論は、非常に興味深いものでした。立場の違う3人でしたが、「熱量」「好き」「愛」など、パネルディスカッションにおいて計測が難しそうな、「質的」な共通するワードが飛び出しました。つまりこれからは、テクノロジーツールを駆使しつつ、動物としての人間の感性をフル活用する必要がある。そんなことを示唆しているように感じました。
最近、「愛着」などを意味する「エンゲージメント」という単語が、マーケティング業界において頻出ワードとなっています。もしかしたら近い将来、人々の「愛」を自由にコントロールできるツールが生まれるのではないか。そんなことを妄想した夜となりました。
そしていよいよ3月26日、出版記念トークイベントは、ファイナルを迎えます。渋谷・道玄坂のBOOK LAB TOKYOにて開かれるイベントには、アーティスト・ヌケメさん、SUUMOタウン岡さん、セーラー服おじさんが登壇予定。私の最近のテーマが、アートからコンテンツ制作やマーケティングのヒントを探る、というもの。次のイベントでどんな化学反応が起こるのか、今から楽しみです。
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■2. ストーリーテリング実践講座
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米国のコンテンツマーケティング業界で注目を集めるストーリーテリング。滞在時間が延びたり、エンゲージメントを高めたりと、その効果の数々が報告されています。しかしながら、どのようなステップを踏めばよいのか、日本ではまだ認知されていないのが現状です。本連載は、ストーリーテリングの研究に取り組むクマベイスCEOの田中森士が、ストーリーテリングの導入方法について、やさしく解説します。
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ペルソナとはかけ離れた生活を送る人物が、ペルソナ設定に取り組む。これ以上難しいものはありません。その際、重要となってくるのがヒアリングです。
ここで言うヒアリングとは、既存顧客に対し実施するものです。顧客=ペルソナであるケースがほとんどだと思いますので、もしツテがあるのであれば、直接顧客にヒアリングしましょう。「属性」「ライフスタイル」「悩み」。これまで本連載で学んできた順に、尋ねていきます。
新サービスや新ブランド、新キャンペーン立ち上げなどで、既存顧客が存在しない場合もあるかと思います。その場合、ざっくりとイメージするペルソナ像と近い人物(潜在顧客)を探し、ヒアリングしましょう。
既存顧客はいるものの、ヒアリングのお願いが難しい場合。そんな時は自社の営業担当者にヒアリングするのも手です。営業担当者は、最前線で顧客と接しています。これは、BtoBであれBtoCであれ同じことです。営業担当者にペルソナの気持ちになりきってもらい、ヒアリングします。
次回は、ヒアリングの具体的な進め方について解説します。ヒアリングこそがストーリーテリングの大きなヒントとなるのです!
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この世に存在するすべての企業にとって不可欠な、デジタルマーケティング。これを有効活用していくことしか、地方企業が生き残る術は残されていません。デジタルマーケター・山田桂士が地方企業の皆様に贈る、デジタルマーケティングのことはじめ。
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今日は「オウンドメディアの始め方」で大切な「ニッチさを出す」テクニックについてお話します。
どのようなオウンドメディアにしようかと考えたとき、ついつい万人受けするメディアを目指す。すると、特徴のない平凡なメディアになってしまうーー。こんなケースは枚挙にいとまがありません。このケースだと、たとえ有名なライターが著名人をインタビューした記事など、コストをかけたコンテンツを制作したところで、コンバージョンにつながらないという結果になってしまいます。
「誰かの心に刺さるコンテンツ」とは、ともすれば「刺さらない人には全く刺さらない」こともあるのです。効率的にコンバージョンを獲得するには、割り切るべきところは割り切り、自身の持ち味を生かしたオウンドメディアにしていくべき。つまり、メディアに大切なのは「ニッチさ」なのです。
ひとつ、事例を紹介しましょう。「彼岸寺」というオウンドメディアがあります。これは「インターネット上のお寺」をコンセプトに、仏教に触れるきっかけづくりを目的としたメディアです。実際にお寺の住職や僧侶など寺院関係者の方々が書き手となり、インタビューやイベントレポートを通し、仏教の教えや情報を発信して、オフラインでのコミュニティ形成につなげています。
決して万人受けするメディアではありませんが、書き手が寺院関係者という当事者であり、熱量と信頼性の高いコンテンツを発信し続けていることで支持を集めているのです。これは、我々中小企業でも大いに参考になります。話題のテーマは競合が多い上、一時的なトレンドに終わってしまいがち。読者からすぐ見放されてしまい、さらにコンバージョン率が上がりにくくなるリスクをはらんでいます。
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もし、何か迷いや憤り、モヤモヤ感、悲壮感など、複雑な思いを抱いてらっしゃるのであれば、美術館に行くべきです。アートに触れると不思議と気分が晴れます。
美術館に行かなくとも、日常の中にもアートはあふれています。あなたがアートだと思えば、なんだってアートなのです。一呼吸して、じっくり向き合ってみてください。アートは自分と向き合うためにあるものとも言えます。
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その際、大切になるのが、自分の書いた原稿を第三者(できれば編集者などのスキルのある人)に添削してもらうこと。原稿を第三者に添削してもらうことで、自分の文章のマイナス点などが見えてきます。経験を積むことで、多くの学びが得られます。それのみです。応援してます!(Mai)
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・発行責任者:株式会社クマベイス 代表取締役CEO 田中森士
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