週刊クマベイス「地方企業の戦い方」Vol.173
2020/03/11 (Wed) 17:00
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国内のパイが縮小する中、地方企業が生き抜いていくための「武器」が手に入るメールマガジンです。
コンテンツマーケティング、デジタルマーケティング、ジャーナリズム、テクノロジーなどの最新動向やテクニックを、元新聞記者でコンテンツマーケティングの専門家・田中森士(株式会社クマベイス)と豪華執筆陣がお伝えします。
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週刊クマベイス「地方企業の戦い方」
2020年3月11日発行(Vol.173)
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<目次>
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… 1. マーケティング & IT 最前線
… 2. ストーリーテリング実践講座
… 3. インサイドセールスの魔力
… 4. ジャーナリスティック・アプローチのコンテンツ制作
… 5. Q&A
… 6. メディア情報
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■1. マーケティング & IT 最前線
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クマベイスCEOの田中森士が、地方企業にとって役立つ、コンテンツマーケティングやITの最新ニュースやトレンドについて解説します。
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新型コロナウイルスの感染拡大とともに、クマベイス社に寄せられる相談は、業績の悪化にともなう切羽詰まったものが増えてきました。観光業、飲食業、サービス業のみならず、世界の工場・中国の動きがストップしていることから製造業にも影響が波及しています。世界中でいま、経済がストップしているのです。
世の中を支配しているのは、新型コロナウイルスではなく、「社会不安」「恐怖」です。つまり、新型コロナウイルスがもたらしたのは、「不安感」による経済の麻痺。この状況はしばらく続きそうです。
こうした状況において、私たちができることは何でしょうか。まず第一に、信頼できる情報源を確保しておくことです。もちろん、公的機関の発表は信頼に値するでしょう。そして、ニューヨークタイムズなどの質の高い海外のメディアも確保しておきたいところ。日本のテレビは、不安感を増長する情報発信に余念がなく、心理的にもあまりよい内容だとは思えません。正しい情報を得て、ファクトに基づく行動を心がけることが肝要です。
続いて、こうした状況を「しのぐ」ための態勢を構築することです。今の状況が永久に続くわけではありません。「上手にやりすごす」ことが、経営者やビジネスマンには求められます。
本メルマガでかねてからお伝えしてきたように、あらゆる可能性を想定し、リスクを減らし、分散する。これが現代の企業に不可欠な視点です。小さなチームの方が、小回りがきくため、こうした状況下においては圧倒的に有利でしょう。また、リスクを分散したビジネスを行っている企業の多くも、こうした事態をどうにかこうにかしのぐことができるはずです。
何かが起きてから行動しても、もはや手遅れであることが多いでしょう(今の状況を逆手に取ったビジネスに取り組む企業も見られますが、難易度とリスクが高すぎるのであまりおすすめしない)。とにかく今はなんとかしのいで、景気が上向いたときにしっかりとリスク分散に取り組む。このことをどうぞお忘れなく。
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■2. ストーリーテリング実践講座
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米国のコンテンツマーケティング業界で注目を集めるストーリーテリング。滞在時間が延びたり、エンゲージメントを高めたりと、その効果の数々が報告されています。しかしながら、どのようなステップを踏めばよいのか、日本ではまだ認知されていないのが現状です。本連載は、ストーリーテリングの研究に取り組むクマベイスCEOの田中森士が、ストーリーテリングの導入方法について、やさしく解説します。
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インドネシアで昨年11月、津波を経験したインドネシアと日本の2地域が舞台の書籍「手を取り合って(Te o Toriatte~Genggam Cinta)」が発表されました。2地域とは、2004年のスマトラ島沖地震による津波の被災地・インドネシア国アチェ州と2011年の東日本大震災による津波の被災地・福島県を指します。
小説はアチェと福島を舞台に進みます。主人公は、アチェの漁村で育ち、スマトラ島沖地震による津波で家族を失った女性・ムティア。孤児となったムティアの存在をニュースで知った福島在住の日本人夫婦が、亡くした子供と顔が似ていることに気づきます。夫婦はアチェまで出向き、学費の支援を申し出。ムティアは支援を受けてジャカルタの高校に進学することになります。
日本人夫婦の養子となり、コンピュータ・サイエンスを学ぶため福島県内の大学に進学したムティアですが、東日本大震災によって養父母を亡くします。両親を二度失うという悲劇に見舞われたムティアは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しみ続けます。
ある時、ムティアは2018年にインドネシアで発生した津波の調査のため、ジャカルタへ赴きました。偶然、元恋人と再会。感情が激しく揺さぶられるムティア。人生が、再び大きく動きだします――。
あらすじはおおむね以上の通りです。津波がアチェを襲う場面は、読者から「ページをめくるのをためらうこともあった」との声も聞かれます。しかし、実はこの作品は創作された小説。つまり「フィクション」なのです。しかし、読む人を引き込む描写とストーリーは、「フィクションとは思えない」(ジャカルタ在住の編集者)という評価を受けています。
秘密はどこにあるのか。この話は次回に続きます。
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■3. インサイドセールスの魔力
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BtoBコンテンツマーケティングと切っても切れない関係にあるのが、インサイドセールスです。マーケティングファネルに上手くハマったとて、クロージングは営業担当がやるしかない。しかしながら、人員にも限りがある。そうした状況を背景に、インサイドセールスの重要性が高まっています。本連載では、インサイドセールスの鬼・YUHOが、インサイドセールスの独自のノウハウを、皆さんに伝授します。
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メルマガ原稿を書いている最中、「政府によって新型コロナウィルスの流行が歴史的緊急事態に指定された」とのニュースが流れてきました。時間をずらして出勤している渋谷のオフィスも、心なしか人がまばら。朝の電車も人が少ないように感じます。
しかし、街を歩くとせわしなく走りながら電話をするスーツ姿の男性や、ビルの入り口にしゃがみこんでパソコン操作をする女性、そしていつもと同じかそれ以上に慌てた様子の営業マンを目にします。年度末で「売り上げの刈り取り」がピークということもあり、政府の推奨する在宅勤務やテレワークはすんなりと浸透するものではないようです。
以前触れましたが、日本の営業マンには「営業行為は訪問し顔をあわせて」という風習や思い込みが根強く残っています。「在宅勤務やテレワーク=書類作成や案件整理」と、営業活動がストップすると捉えられている面があります。
日ごろから在宅勤務やテレワークで、いわゆる遠隔での営業活動ができていた企業はどうでしょうか。先方の都合を少し気にするだけで、いつも通りに営業活動をこなし、予定されていたリードから計画的にコンバージョンを獲得し続けることができているでしょう。
一方、緊急避難的に在宅勤務を強いられた営業マンの場合。Web会議をしようにもまず初期設定から。その前に会社規定のセキュリティチェックをして、契約書はサーバーのどこにしまってあって……あの書類は机のひきだしにあったどうしよう……などと事前準備だけで何日もかかってしまうかもしれません。
年始から急激に感染が拡大しましたが、昨年末にこのような事態になると予想できた企業は少ないのではないでしょうか。災害やそれに伴う交通機関の乱れが多い日本では、もう少しこのような働き方の備えができていてもおかしくないのですが…。古い体制や風習、思い込みに囚われているとしか思えません。在宅勤務やテレワークが「政府から指示」されている今こそ、この潮流を逃さず、自由な働き方発展の足掛かりになってほしいと切に願います。
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■4. ジャーナリスティック・アプローチのコンテンツ制作
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米国のコンテンツマーケティング業界では、ジャーナリズム業界のノウハウを学び、それをコンテンツ制作に取り入れる動きが活発化しています。本連載では、新聞記者がどのように取材し、それを記事にしているのか、長きにわたって新聞業界に身を置いてた元記者が解説します。
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原稿というものは、書いた本人にとって、言ってみれば「作品」です。長い短いに関係ありません。それが苦労して取材したあげくに書いたものであれば、その原稿への思い入れは相当なものがあります。当然です。
もし、その原稿が紙面になったとき、短くカットされていたり、思いのほか小さな扱いだったらどうでしょうか。おもしろくないに違いありません。腹がたつかもしれません。これも当然です。
でもこのとき、決して文句を言うべきではありません。編集サイドには編集サイドなりの考えや事情があるからです。
いい原稿で、それなりの扱いを考えていても、あとからもっと重要なニュースが入ってきたら、それを優先せざるをえません。あるいは、何人かが書いた原稿を合わせて一つの原稿に仕上げる場合、出てきた原稿のいい部分をつないでつくります。これまた当然のことです。
こんなときに、「どうして私の原稿がこんな扱いなのか」と言ったところで、編集サイドは困るだけです。こんなことがたびたびあると敬遠されるようになるのがオチです。
ただ、自分の意図したことと著しく異なる方向に書き換えられていたような場合は話が別です。これは一言言ってしかるべきです。
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■5. Q&A
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クマベイスメルマガ読者のみなさまの悩みや相談に、メルマガ編集部が総力を上げて答えるコーナーです。コンテンツマーケティングから人間関係まで、どしどしご質問をお寄せください。ご質問はこちらから→kumabase@kumabase.com
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Q:職業・フリーライターの男です。新型コロナウイルスが猛威を振るっており、その影響で私の仕事もだいぶ飛びました(涙) こんな時、我々フリーランスはどのように立ち振る舞えばよいのでしょうか。アドバイスをお願いいたします。
A:こんな時だからこそ、淡々と仕事をこなしましょう。もし時間に余裕ができているのであれば、いつもは100%の力で取り組んでいる仕事に、120%で取り組めば、きっとクライアントは評価してくれます(いろいろ分かってくれます)。ブログやたまった原稿など、このタイミングで一気に片づけるのもいいですね。
逆に絶対にやってはいけないことは、生活リズムを崩すこと。いつも通り、淡々とプロフェッショナルな仕事を続けましょう。冒頭にも書きましたが「上手にやりすごす」ことがポイントです。(田中)
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■6. メディア情報
Forbes JAPAN「世界を歩いて見つけたマーケティングのヒント」
https://forbesjapan.com/articles/detail/25024
・Yahoo!ニュース個人「田中森士 熊本の論点」
http://person.news.yahoo.co.jp/tanakashinji/
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・クマベイスHP : https://kumabase.com/
・編集・発行元:株式会社クマベイス : https://kumabase.com/
・発行責任者:株式会社クマベイス 代表取締役CEO 田中森士
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週刊クマベイス「地方企業の戦い方」
2020年3月11日発行(Vol.173)
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【2020年3月11日】
国内のパイが縮小する中、地方企業が生き抜いていくための「武器」が手に入るメールマガジンです。
コンテンツマーケティング、デジタルマーケティング、ジャーナリズム、テクノロジーなどの最新動向やテクニックを、元新聞記者でコンテンツマーケティングの専門家・田中森士(株式会社クマベイス)と豪華執筆陣がお伝えします。
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週刊クマベイス「地方企業の戦い方」
2020年3月11日発行(Vol.173)
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<目次>
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… 1. マーケティング & IT 最前線
… 2. ストーリーテリング実践講座
… 3. インサイドセールスの魔力
… 4. ジャーナリスティック・アプローチのコンテンツ制作
… 5. Q&A
… 6. メディア情報
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■1. マーケティング & IT 最前線
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クマベイスCEOの田中森士が、地方企業にとって役立つ、コンテンツマーケティングやITの最新ニュースやトレンドについて解説します。
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新型コロナウイルスの感染拡大とともに、クマベイス社に寄せられる相談は、業績の悪化にともなう切羽詰まったものが増えてきました。観光業、飲食業、サービス業のみならず、世界の工場・中国の動きがストップしていることから製造業にも影響が波及しています。世界中でいま、経済がストップしているのです。
世の中を支配しているのは、新型コロナウイルスではなく、「社会不安」「恐怖」です。つまり、新型コロナウイルスがもたらしたのは、「不安感」による経済の麻痺。この状況はしばらく続きそうです。
こうした状況において、私たちができることは何でしょうか。まず第一に、信頼できる情報源を確保しておくことです。もちろん、公的機関の発表は信頼に値するでしょう。そして、ニューヨークタイムズなどの質の高い海外のメディアも確保しておきたいところ。日本のテレビは、不安感を増長する情報発信に余念がなく、心理的にもあまりよい内容だとは思えません。正しい情報を得て、ファクトに基づく行動を心がけることが肝要です。
続いて、こうした状況を「しのぐ」ための態勢を構築することです。今の状況が永久に続くわけではありません。「上手にやりすごす」ことが、経営者やビジネスマンには求められます。
本メルマガでかねてからお伝えしてきたように、あらゆる可能性を想定し、リスクを減らし、分散する。これが現代の企業に不可欠な視点です。小さなチームの方が、小回りがきくため、こうした状況下においては圧倒的に有利でしょう。また、リスクを分散したビジネスを行っている企業の多くも、こうした事態をどうにかこうにかしのぐことができるはずです。
何かが起きてから行動しても、もはや手遅れであることが多いでしょう(今の状況を逆手に取ったビジネスに取り組む企業も見られますが、難易度とリスクが高すぎるのであまりおすすめしない)。とにかく今はなんとかしのいで、景気が上向いたときにしっかりとリスク分散に取り組む。このことをどうぞお忘れなく。
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■2. ストーリーテリング実践講座
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米国のコンテンツマーケティング業界で注目を集めるストーリーテリング。滞在時間が延びたり、エンゲージメントを高めたりと、その効果の数々が報告されています。しかしながら、どのようなステップを踏めばよいのか、日本ではまだ認知されていないのが現状です。本連載は、ストーリーテリングの研究に取り組むクマベイスCEOの田中森士が、ストーリーテリングの導入方法について、やさしく解説します。
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インドネシアで昨年11月、津波を経験したインドネシアと日本の2地域が舞台の書籍「手を取り合って(Te o Toriatte~Genggam Cinta)」が発表されました。2地域とは、2004年のスマトラ島沖地震による津波の被災地・インドネシア国アチェ州と2011年の東日本大震災による津波の被災地・福島県を指します。
小説はアチェと福島を舞台に進みます。主人公は、アチェの漁村で育ち、スマトラ島沖地震による津波で家族を失った女性・ムティア。孤児となったムティアの存在をニュースで知った福島在住の日本人夫婦が、亡くした子供と顔が似ていることに気づきます。夫婦はアチェまで出向き、学費の支援を申し出。ムティアは支援を受けてジャカルタの高校に進学することになります。
日本人夫婦の養子となり、コンピュータ・サイエンスを学ぶため福島県内の大学に進学したムティアですが、東日本大震災によって養父母を亡くします。両親を二度失うという悲劇に見舞われたムティアは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しみ続けます。
ある時、ムティアは2018年にインドネシアで発生した津波の調査のため、ジャカルタへ赴きました。偶然、元恋人と再会。感情が激しく揺さぶられるムティア。人生が、再び大きく動きだします――。
あらすじはおおむね以上の通りです。津波がアチェを襲う場面は、読者から「ページをめくるのをためらうこともあった」との声も聞かれます。しかし、実はこの作品は創作された小説。つまり「フィクション」なのです。しかし、読む人を引き込む描写とストーリーは、「フィクションとは思えない」(ジャカルタ在住の編集者)という評価を受けています。
秘密はどこにあるのか。この話は次回に続きます。
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■3. インサイドセールスの魔力
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BtoBコンテンツマーケティングと切っても切れない関係にあるのが、インサイドセールスです。マーケティングファネルに上手くハマったとて、クロージングは営業担当がやるしかない。しかしながら、人員にも限りがある。そうした状況を背景に、インサイドセールスの重要性が高まっています。本連載では、インサイドセールスの鬼・YUHOが、インサイドセールスの独自のノウハウを、皆さんに伝授します。
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メルマガ原稿を書いている最中、「政府によって新型コロナウィルスの流行が歴史的緊急事態に指定された」とのニュースが流れてきました。時間をずらして出勤している渋谷のオフィスも、心なしか人がまばら。朝の電車も人が少ないように感じます。
しかし、街を歩くとせわしなく走りながら電話をするスーツ姿の男性や、ビルの入り口にしゃがみこんでパソコン操作をする女性、そしていつもと同じかそれ以上に慌てた様子の営業マンを目にします。年度末で「売り上げの刈り取り」がピークということもあり、政府の推奨する在宅勤務やテレワークはすんなりと浸透するものではないようです。
以前触れましたが、日本の営業マンには「営業行為は訪問し顔をあわせて」という風習や思い込みが根強く残っています。「在宅勤務やテレワーク=書類作成や案件整理」と、営業活動がストップすると捉えられている面があります。
日ごろから在宅勤務やテレワークで、いわゆる遠隔での営業活動ができていた企業はどうでしょうか。先方の都合を少し気にするだけで、いつも通りに営業活動をこなし、予定されていたリードから計画的にコンバージョンを獲得し続けることができているでしょう。
一方、緊急避難的に在宅勤務を強いられた営業マンの場合。Web会議をしようにもまず初期設定から。その前に会社規定のセキュリティチェックをして、契約書はサーバーのどこにしまってあって……あの書類は机のひきだしにあったどうしよう……などと事前準備だけで何日もかかってしまうかもしれません。
年始から急激に感染が拡大しましたが、昨年末にこのような事態になると予想できた企業は少ないのではないでしょうか。災害やそれに伴う交通機関の乱れが多い日本では、もう少しこのような働き方の備えができていてもおかしくないのですが…。古い体制や風習、思い込みに囚われているとしか思えません。在宅勤務やテレワークが「政府から指示」されている今こそ、この潮流を逃さず、自由な働き方発展の足掛かりになってほしいと切に願います。
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■4. ジャーナリスティック・アプローチのコンテンツ制作
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米国のコンテンツマーケティング業界では、ジャーナリズム業界のノウハウを学び、それをコンテンツ制作に取り入れる動きが活発化しています。本連載では、新聞記者がどのように取材し、それを記事にしているのか、長きにわたって新聞業界に身を置いてた元記者が解説します。
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原稿というものは、書いた本人にとって、言ってみれば「作品」です。長い短いに関係ありません。それが苦労して取材したあげくに書いたものであれば、その原稿への思い入れは相当なものがあります。当然です。
もし、その原稿が紙面になったとき、短くカットされていたり、思いのほか小さな扱いだったらどうでしょうか。おもしろくないに違いありません。腹がたつかもしれません。これも当然です。
でもこのとき、決して文句を言うべきではありません。編集サイドには編集サイドなりの考えや事情があるからです。
いい原稿で、それなりの扱いを考えていても、あとからもっと重要なニュースが入ってきたら、それを優先せざるをえません。あるいは、何人かが書いた原稿を合わせて一つの原稿に仕上げる場合、出てきた原稿のいい部分をつないでつくります。これまた当然のことです。
こんなときに、「どうして私の原稿がこんな扱いなのか」と言ったところで、編集サイドは困るだけです。こんなことがたびたびあると敬遠されるようになるのがオチです。
ただ、自分の意図したことと著しく異なる方向に書き換えられていたような場合は話が別です。これは一言言ってしかるべきです。
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Q:職業・フリーライターの男です。新型コロナウイルスが猛威を振るっており、その影響で私の仕事もだいぶ飛びました(涙) こんな時、我々フリーランスはどのように立ち振る舞えばよいのでしょうか。アドバイスをお願いいたします。
A:こんな時だからこそ、淡々と仕事をこなしましょう。もし時間に余裕ができているのであれば、いつもは100%の力で取り組んでいる仕事に、120%で取り組めば、きっとクライアントは評価してくれます(いろいろ分かってくれます)。ブログやたまった原稿など、このタイミングで一気に片づけるのもいいですね。
逆に絶対にやってはいけないことは、生活リズムを崩すこと。いつも通り、淡々とプロフェッショナルな仕事を続けましょう。冒頭にも書きましたが「上手にやりすごす」ことがポイントです。(田中)
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■6. メディア情報
Forbes JAPAN「世界を歩いて見つけたマーケティングのヒント」
https://forbesjapan.com/articles/detail/25024
・Yahoo!ニュース個人「田中森士 熊本の論点」
http://person.news.yahoo.co.jp/tanakashinji/
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・クマベイスHP : https://kumabase.com/
・編集・発行元:株式会社クマベイス : https://kumabase.com/
・発行責任者:株式会社クマベイス 代表取締役CEO 田中森士
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【2020年3月11日】