指揮官の休日 No.005 「美味しい記憶」
2016/12/30 (Fri) 08:20
XXXX 様
**********************************
指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
**********************************
No.005 美味しい記憶
正月を迎える準備で皆さまご多忙な日々をお過ごしのことと思います。
年末の忘年会や正月、そして新年会等、この時期はいろいろと美味しいものを食べる機会が多
く、体重の管理は大切です。
テレビや雑誌などにはグルメ情報が溢れています。必ずしも高級なレストランや料亭などばか
りが取り上げられるのではなく、いわゆるB級グルメといわれる地方にユニークな料理も紹介さ
れていますし、男の料理教室なるものも全国で人気です。
巷には素人のグルメ評論家も溢れていて、みなさんそれぞれラーメンやカレーライスなどのお
いしい店の情報を持っており、いったい年に何食それらを食べているのかと驚かされてしまいま
す。
私は母方の祖父が禅宗の僧侶だった影響だと思いますが、食べるものについていちいちコメン
トすることを厳しく禁じられて育ちましたので、その手の議論が好きではなく、料理に関する評
論めいたことを語るつもりもありません。
特に何かにこだわっているということもなく、強いて言えば、手の込んだ料理より、単純な料
理を好む傾向があります。素材の味そのものを楽しむような料理であまり飾らないものがどちら
かといえば好きです。京懐石よりも握り寿司や蕎麦、フレンチよりもドイツの家庭料理と言えば
おわかりいただけるかもしれません。レストランで食べる料理よりも野外のBBQの方が好きと
いえばもっとわかりやすいかもしれません。
そんな私には忘れられない味がいくつかあります。
そのトップは、私が艇長として出場したヨットの外洋レースであるクルーが出してきたもので
す。
その日、晩秋の低気圧のクシ団子のような天気を見て、あらかじめ荒天下のレースになること
を予想し、料理ができないことも考慮して準備しておくようにクルーに伝えておきました。
スタート後、案の定、大時化になり、とても料理どころではありません。昼食はあらかじめ作
っておいたサンドイッチで済ませましたが、夕食は缶詰を切って、ビスケットをかじる程度しか
出すことができない状況でした。
真夜中、絶えずデッキ上を波が洗い、びしょ濡れで体の芯まで冷え切ってガタガタ震えながら
船を走らせていると、最年少のクルーが意を決してキャビンに入り、何かを始めました。ビスケ
ットくらいしかお腹に入っていないクルーたちは寒さと空腹できつい思いをしていましたが、し
ばらくするとその最年少クルーがキャビンから首を出し、カップを一つずつ出してきました。そ
れはインスタントラーメンのスープだけをお湯で溶いた熱いスープでした。
十数時間ぶりに喉を通った熱いスープ。歯の根が合わないくらいガタガタ震えていた冷え切っ
た体にしみこんでいくその味をいまだに忘れることができません。船酔いで吐きながらも必死で
作ってくれた一番若いクルーが、みんなの「うまいっ!」の声にニッコリしたのも印象的でした。
もう一つの強烈な思い出もヨットがかかわっています。
クルーのトレーニングで伊豆七島の島を回って帰ってくるクルージングをしていた真夏のある
日のことです。
朝早くから三宅島の近くでベタ凪につかまり、まったく動けないでいました。近くを数隻の漁
船が通り過ぎて漁に出ていきました。
昼過ぎ、まだ凪で動けず、エンジンをかけてしまってはトレーニングにならないので漂うまま
の状態でした。朝、傍を通り抜けていった漁船が帰ってきて、そのうちの一隻が近寄ってきて、
「故障か?」と聞いてきました。故障ではないが、海の厳しさを新人クルーに教えるためにエン
ジンをかけずに風待ちをしている旨を告げると、その漁船の漁師がニッコリ笑って、それはいい
ことだと言い、獲りたての魚があるけど食べるかと聞いてきました。
断る理由もないので「頂く」と答えると、うまいものを作ってやるということでその漁船と横
抱きの形になりました。
彼が作るのを見ていると、トビウオを徹底的に包丁で叩き、ショウガやニンニク、ネギなどを
混ぜ、味噌で和えています。いわゆる「なめろう」のような料理です。そのドロドロとした液体
を大量に作ると、今度は氷を徹底的に砕いてクラッシュアイスを作り始めました。そしてそのド
ロドロの液体にクラッシュしたアイスを放り込み、炊いた米の上に大量にかけてくれました。
新鮮なトビウオとショウガ、ニンニクの香り、味噌の絶妙な味加減、口の中でガリガリという
氷の食感、真夏のカンカン照りの三宅島を遥か西方に望むベタ凪の海で、これまで食べてきた料
理はいったい何だったんだと思わせる、息を飲むほどうまい漁師料理でした。
作りながらその漁師が語ったところによると、彼が小さいころ、漁師だった彼の父親の船が行
方不明になり、ちょうどレース中で近くにいた外洋レース艇の何隻かが漁協と海上保安庁の無線
のやり取りを傍受して捜索に参加したのだそうです。
幸い、父親の船は機関故障で漂流していたところを発見されました。彼の母親が、捜索に参加
していたヨットにお礼をしようとしたのですが、彼らは発見の無線を聞いてそのままレースに戻
ってしまい、お礼ができないままだったのだそうです。
それ以来、彼の父親はヨットが困っていると必ず声をかけており、彼もそれを見て育ったのだ
そうです。
ガツガツ食べる我々をニコニコしながら見ていた漁師に、お礼として艇内に積んでいたウィス
キーを渡しました。ジャックダニエルは名前は知っているが飲むのは初めてと相好を崩す彼と見
えなくなるまで手を振りあって別れました。多分、私と同い年くらいの漁師でした。
こういう食べ物体験を持っている私には、ミシュランのレストランガイドも巷のグルメ評論家
の解説も何かピンくるものがありません。料理の味の良し悪しというのは、所詮相対的なもので
しかなく絶対的な評価を下せるようなものではないというのが私の持論です。
今年最後のメールマガジン配信となりました。
このメールは、弊社のウェブサイトに掲載中の専門コラム「指揮官の決断」を読んで頂きたい
方々に配信しています。コラムがどうしても固く、辛口の内容が多くなりますので、そのコラム
の更新をお知らせするメールマガジンくらいは肩の凝らないものにしたいということ、そして何
より、重責を担い、一人で孤独に耐えている経営トップの方々には、ささやかであっても心豊か
に過ごせるOFFが必要だという私個人の経験に基づく思いから、このようなメールマガジンを
綴っています。ちょっとした暇つぶし、お口直しになれば幸いです。
新しい年が、皆様にとって実り多く、健康に恵まれた年でありますようお祈り申し上げます。
良いお年をお迎えください。
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当社Webサイトに、専門コラム「指揮官の決断」をアップしております。是非、ご覧ください
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専門コラム「指揮官の決断」掲載のご案内
No.013 「国旗の扱いを誤ると・・・・」 を掲載しています。
元旦やその他の祝日に日章旗を掲げるお宅は少なくなりつつありますが、昭和の時代には多く
の家で掲げられていました。
私は米国での駐在勤務を2回経験していますが、米国では祝日に限らず、玄関先に星条旗を掲
げている家がたくさんあります。特に私たちが最初の駐在勤務で住んでいたペンシルヴァニア州
の田舎は保守的な街だったので、もともと国旗を掲げる家が多かったのですが、赴任後しばらく
して湾岸戦争が始まり、町中が星条旗に埋め尽くされるくらいに掲げられていくのをある種の驚
きをもって見守っていたことがありました。
続きはこちらでご覧ください。
http://aegis-cms.co.jp/384
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お薦めの書籍
『思考のトラップ』 ディビッド・マクレイニー 二見書房
様々な認知バイアスの事例をわかりやすく解説しています。著者は心理学者であり、昨今進展が
著しい脳科学の成果を豊富な事例をもとに説明し、ヒトが事実を見誤る状況について紹介していま
す。
危機管理にとって、意思決定を誤ることは致命的な結果をもたらしますが、脳が自分をいかに騙
すのかというメカニズムを知っておくことは、その致命的な過ちを回避するために極めて重要なこ
とです。
肩の凝らない専門書ですので、是非ご一読ください。
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Facebookページを公開しています。
「指揮官の決断/休日」
https://www.facebook.com/aegis.cm
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開催予定セミナーのご案内
セミナーのご案内
当社は次の二つのタイプのセミナーを開催いたしております。
スペシャルセミナー
――危機管理が人を育て、事業を伸ばす!――
「危機を機会に変えるクライシスマネジメントの5大戦略」
どうすれば危機に陥りにくい組織を作ることができるのか、危機的な状況に陥った場合に、毅然
として対応できるようになるためにはどのような組織を作っておけばいいのかを、イージスクライ
シスマネジメントシステムを体系化した講師が語ります。
経営トップの皆様、役員、各部門の長の方々のご参加をお勧めします。
開催場所:ホテルグランドヒル市ヶ谷
東京都新宿区市ヶ谷本村町4-1
開催時期:平成29年1月25日(水)
13:00~17:00
セミナー料金: ¥38,000 (返金保証)
内容にご不満の場合は、理由の如何を問わず全額を返金させていただきます。
エクゼクティブセミナー
――危機管理が人を育て、事業を伸ばす!――
「危機を機会に変える経営トップのための5大戦略」
どうすれば危機に陥りにくい組織を作ることができるのか、危機的な状況に陥った場合に、毅然
として対応できるようになるためにはどのような組織を作っておけばいいのかを、イージスクライ
シスマネジメントシステムを体系化した講師が語ります。
スペシャルセミナーの内容を踏襲しつつ、特に経営トップのために企画されたセミナーです。部
隊指揮官、企業の役員、経営者を経験している講師が、経営トップの皆様に特に伝えたい思いを語
ります。
経営トップ、役員等の方々限定のセミナーです。
開催場所: 当社鎌倉極楽寺セミナーハウス
リゾート感覚溢れる湘南鎌倉の隠れ家的セミナーハウスにおいて、限定少人数で
開催いたします。(住所は公開しておりません。参加の方に個別にお知らせします。)
開催時期: 平成29年1月27日(金) 13:00~17:00
平成29年3月10日(金) 13:00~17:00
セミナー料金: ¥38,000 (返金保証)
内容にご不満の場合は、理由の如何を問わず全額を返金させていただきます。
その他
特別開催: 経営トップの皆様が役員や担当者をお連れになり、チームで受講したいとお考えの
場合は、この上記の当社鎌倉極楽寺セミナーハウスのエクゼクティブセミナーをご利
用ください。当社開催日以外であっても、日程の調整を承ります。
セミナーについて、詳しくはこちらをご覧ください。
http://aegis-cms.co.jp/
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コンサルティングのご案内 当社では4種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行い
ます。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くこ
とが前提となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入
できるのかどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入
をしたいと考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な
準備作業等について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易にな
ります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサル
ティング料金は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層
に活気がないので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるよ
うになりたい、などのご要望には、個別に対応させて頂きます。
お気軽にご相談ください。
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バックナンバーを公開しています。
こちらからご覧ください。https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
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メールマガジン「指揮官の休日」
発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
email: yhayashi@aegis-cms.co.jp
Web : http://aegis-cms.co.jp
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く、体重の管理は大切です。
テレビや雑誌などにはグルメ情報が溢れています。必ずしも高級なレストランや料亭などばか
りが取り上げられるのではなく、いわゆるB級グルメといわれる地方にユニークな料理も紹介さ
れていますし、男の料理教室なるものも全国で人気です。
巷には素人のグルメ評論家も溢れていて、みなさんそれぞれラーメンやカレーライスなどのお
いしい店の情報を持っており、いったい年に何食それらを食べているのかと驚かされてしまいま
す。
私は母方の祖父が禅宗の僧侶だった影響だと思いますが、食べるものについていちいちコメン
トすることを厳しく禁じられて育ちましたので、その手の議論が好きではなく、料理に関する評
論めいたことを語るつもりもありません。
特に何かにこだわっているということもなく、強いて言えば、手の込んだ料理より、単純な料
理を好む傾向があります。素材の味そのものを楽しむような料理であまり飾らないものがどちら
かといえば好きです。京懐石よりも握り寿司や蕎麦、フレンチよりもドイツの家庭料理と言えば
おわかりいただけるかもしれません。レストランで食べる料理よりも野外のBBQの方が好きと
いえばもっとわかりやすいかもしれません。
そんな私には忘れられない味がいくつかあります。
そのトップは、私が艇長として出場したヨットの外洋レースであるクルーが出してきたもので
す。
その日、晩秋の低気圧のクシ団子のような天気を見て、あらかじめ荒天下のレースになること
を予想し、料理ができないことも考慮して準備しておくようにクルーに伝えておきました。
スタート後、案の定、大時化になり、とても料理どころではありません。昼食はあらかじめ作
っておいたサンドイッチで済ませましたが、夕食は缶詰を切って、ビスケットをかじる程度しか
出すことができない状況でした。
真夜中、絶えずデッキ上を波が洗い、びしょ濡れで体の芯まで冷え切ってガタガタ震えながら
船を走らせていると、最年少のクルーが意を決してキャビンに入り、何かを始めました。ビスケ
ットくらいしかお腹に入っていないクルーたちは寒さと空腹できつい思いをしていましたが、し
ばらくするとその最年少クルーがキャビンから首を出し、カップを一つずつ出してきました。そ
れはインスタントラーメンのスープだけをお湯で溶いた熱いスープでした。
十数時間ぶりに喉を通った熱いスープ。歯の根が合わないくらいガタガタ震えていた冷え切っ
た体にしみこんでいくその味をいまだに忘れることができません。船酔いで吐きながらも必死で
作ってくれた一番若いクルーが、みんなの「うまいっ!」の声にニッコリしたのも印象的でした。
もう一つの強烈な思い出もヨットがかかわっています。
クルーのトレーニングで伊豆七島の島を回って帰ってくるクルージングをしていた真夏のある
日のことです。
朝早くから三宅島の近くでベタ凪につかまり、まったく動けないでいました。近くを数隻の漁
船が通り過ぎて漁に出ていきました。
昼過ぎ、まだ凪で動けず、エンジンをかけてしまってはトレーニングにならないので漂うまま
の状態でした。朝、傍を通り抜けていった漁船が帰ってきて、そのうちの一隻が近寄ってきて、
「故障か?」と聞いてきました。故障ではないが、海の厳しさを新人クルーに教えるためにエン
ジンをかけずに風待ちをしている旨を告げると、その漁船の漁師がニッコリ笑って、それはいい
ことだと言い、獲りたての魚があるけど食べるかと聞いてきました。
断る理由もないので「頂く」と答えると、うまいものを作ってやるということでその漁船と横
抱きの形になりました。
彼が作るのを見ていると、トビウオを徹底的に包丁で叩き、ショウガやニンニク、ネギなどを
混ぜ、味噌で和えています。いわゆる「なめろう」のような料理です。そのドロドロとした液体
を大量に作ると、今度は氷を徹底的に砕いてクラッシュアイスを作り始めました。そしてそのド
ロドロの液体にクラッシュしたアイスを放り込み、炊いた米の上に大量にかけてくれました。
新鮮なトビウオとショウガ、ニンニクの香り、味噌の絶妙な味加減、口の中でガリガリという
氷の食感、真夏のカンカン照りの三宅島を遥か西方に望むベタ凪の海で、これまで食べてきた料
理はいったい何だったんだと思わせる、息を飲むほどうまい漁師料理でした。
作りながらその漁師が語ったところによると、彼が小さいころ、漁師だった彼の父親の船が行
方不明になり、ちょうどレース中で近くにいた外洋レース艇の何隻かが漁協と海上保安庁の無線
のやり取りを傍受して捜索に参加したのだそうです。
幸い、父親の船は機関故障で漂流していたところを発見されました。彼の母親が、捜索に参加
していたヨットにお礼をしようとしたのですが、彼らは発見の無線を聞いてそのままレースに戻
ってしまい、お礼ができないままだったのだそうです。
それ以来、彼の父親はヨットが困っていると必ず声をかけており、彼もそれを見て育ったのだ
そうです。
ガツガツ食べる我々をニコニコしながら見ていた漁師に、お礼として艇内に積んでいたウィス
キーを渡しました。ジャックダニエルは名前は知っているが飲むのは初めてと相好を崩す彼と見
えなくなるまで手を振りあって別れました。多分、私と同い年くらいの漁師でした。
こういう食べ物体験を持っている私には、ミシュランのレストランガイドも巷のグルメ評論家
の解説も何かピンくるものがありません。料理の味の良し悪しというのは、所詮相対的なもので
しかなく絶対的な評価を下せるようなものではないというのが私の持論です。
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の田舎は保守的な街だったので、もともと国旗を掲げる家が多かったのですが、赴任後しばらく
して湾岸戦争が始まり、町中が星条旗に埋め尽くされるくらいに掲げられていくのをある種の驚
きをもって見守っていたことがありました。
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著しい脳科学の成果を豊富な事例をもとに説明し、ヒトが事実を見誤る状況について紹介していま
す。
危機管理にとって、意思決定を誤ることは致命的な結果をもたらしますが、脳が自分をいかに騙
すのかというメカニズムを知っておくことは、その致命的な過ちを回避するために極めて重要なこ
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開催予定セミナーのご案内
セミナーのご案内
当社は次の二つのタイプのセミナーを開催いたしております。
スペシャルセミナー
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どうすれば危機に陥りにくい組織を作ることができるのか、危機的な状況に陥った場合に、毅然
として対応できるようになるためにはどのような組織を作っておけばいいのかを、イージスクライ
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経営トップの皆様、役員、各部門の長の方々のご参加をお勧めします。
開催場所:ホテルグランドヒル市ヶ谷
東京都新宿区市ヶ谷本村町4-1
開催時期:平成29年1月25日(水)
13:00~17:00
セミナー料金: ¥38,000 (返金保証)
内容にご不満の場合は、理由の如何を問わず全額を返金させていただきます。
エクゼクティブセミナー
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どうすれば危機に陥りにくい組織を作ることができるのか、危機的な状況に陥った場合に、毅然
として対応できるようになるためにはどのような組織を作っておけばいいのかを、イージスクライ
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隊指揮官、企業の役員、経営者を経験している講師が、経営トップの皆様に特に伝えたい思いを語
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開催場所: 当社鎌倉極楽寺セミナーハウス
リゾート感覚溢れる湘南鎌倉の隠れ家的セミナーハウスにおいて、限定少人数で
開催いたします。(住所は公開しておりません。参加の方に個別にお知らせします。)
開催時期: 平成29年1月27日(金) 13:00~17:00
平成29年3月10日(金) 13:00~17:00
セミナー料金: ¥38,000 (返金保証)
内容にご不満の場合は、理由の如何を問わず全額を返金させていただきます。
その他
特別開催: 経営トップの皆様が役員や担当者をお連れになり、チームで受講したいとお考えの
場合は、この上記の当社鎌倉極楽寺セミナーハウスのエクゼクティブセミナーをご利
用ください。当社開催日以外であっても、日程の調整を承ります。
セミナーについて、詳しくはこちらをご覧ください。
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1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
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ます。
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3 プレコンサルティング
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をしたいと考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
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準備作業等について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易にな
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