メールマガジン「指揮官の休日」 No.454 バイク乗りの堕落
2026/09/18 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」第477回 階級呼称の変更 を掲載いたしました。
先に閣議で決定された自衛隊の階級呼称の変更について意見を述べています。
https://aegis-cms.co.jp/3787
No.454 バイク乗りの堕落
筆者はよく134号線、西湘バイパス、135号線を使って東伊豆に出かけます。
湘南の、若い人たちに人気の道路ですので、オートバイもたくさん走っています。
先日、湯河原で給油をした際に、ガスステーションから道路に出てくる際、珍しい光景を見ました。
対向車線で、後に小さな女の子を乗せたバイクの親子が一生懸命手を振っているのです。
よく見ると、筆者の後ろにトレールバイクが走っていて、親子は、そのトレールバイクに向かって手を振っていたのです。
どうするのか、と思って見ていると、トレールバイクの乗り手も片手を上げて挨拶を返していました。
筆者が若い頃、このシーンはよく見たものです。
暴走族ではない、単独で走っているバイク同士がすれ違うとき、当時はよく手を振って挨拶をしたものです。特に、トレールバイクやマウンテン・バイク同士は必ず挨拶をしていました。
ただし、当時も原付から挨拶を受けたこともありませんし、原付に手を振ったこともありません。
バイク乗りには、「俺たちは原付じゃない」というプライドがあったのです。
当時、筆者は車も運転していましたので、後ろにバイクが付くと、車を左に寄せて右側を空けて走りました。
バイクは、筆者が右を空けたのを確認すると、すぐに加速して追い越していき、軽く左手を振って走り去っていきました。
多分、小さな女の子を乗せて走っていたお父さんは、その時代をギリギリ知っているバイク乗りなのでしょう。
最近のバイク乗りは目も当てられません。
左側を追い越して行くのが正しい走り方だと勘違いしています。
道路交通法上、追い越しは右側からしなければなりませんが、追い抜きを左側からしてはならないという規定はありません。しかし、多くのバイクは、すぐ側を追い抜いていきます。これは違法ですし、ひどいバイクは路側帯上を抜いていきます。
原付は、歩行者用の通路がある場合の路側帯走行は合法ですが、自動二輪は違法です。
しかも、原付で追い抜きをするのは、ほとんど速度制限違反です。
筆者がバイクに乗っていた頃、筆者たちは車線の中央を、それなりの車間距離を取って走っていました。当時のタクシーはこれが嫌いだったようで、車間距離をほとんど取らず、今なら、煽り運転のような追い上げ方をしていました。
その頃、バイク乗りは、原付乗りとは違うというプライドがあり、渋滞中も前の車の前に出るような真似はしませんでした。そんな走り方は恥ずかしいと思っていました。
ところが、最近のバイク乗りは、そのようなプライドはないのでしょう。左側を抜いていくのが普通だと思っているようで、筆者のように、右側を空ける運転をしていると、嫌がらせをしていると思うようです。抜いていく時に思い切り睨みつけていきます。
特にひどいのが原付です。
多分、原付の免許を取得する人がほとんどいないのでしょう、自動車の免許を持っていると原付に乗れてしまうので、原付の走らせ方を知らないのでしょう。最近のドライバーは原付講習を受けているそうですが、筆者にしても、自動二輪の免許は取得しましたが、原付の走らせ方は習ったことがありません。
筆者がよく自動車を走らせる134号線には片側三車線の交差点があります。
ここを右折する際、原付は二段階右折をしなければなりません。しかし、そんなことをしている原付を見たことがありません。
また、原付が路側帯上を走行していいのには条件があります。そんなことを原付乗りは知らないのでしょう。
自動二輪に乗っている連中は、しっかりと教育を受けているのでしょうが、中型までのバイク乗りは、乗り方が原付のような乗り方をしている連中が多いのです。
中には結構な年配のバイク乗りもいます。
この世代は、バイク乗りがプライドを持っていた頃を知っているはずなのですが、その時代からのバイク乗りではなく、近年に免許を取得したグループでしょう。
若い頃乗れなかったバイクに、ある年齢になった時に乗れるようになった人たちなのでしょう。乗っているバイクもお金のかかった立派なバイクです。
この連中は、自分が自動車を運転しているときに、いかに原付が邪魔なのかをよく知っているくせに、自動二輪になると、まるで原付のような運転をします。
つまり、バイク乗りとしてのプライドを持っていないのです。
このことは、極めて重要な示唆を含んでいます。
精神性が失われると堕落が始まり、その社会が崩壊していくということです。
令和の現在、バイク乗りのコミュニティはありません。たまに、人に迷惑をかけることに目立ちたがりの自意識を満たしている連中が首都高や、岸壁、倉庫街などで深夜に大騒ぎしているだけです。
バイク乗り同士の挨拶も行われず、へたくそで、原付乗りのようなバイク乗りが連休などを利用して群れを作って西湘バイパスや伊豆スカイラインを走り回っている程度です。
社会が精神性を失うと、混乱と堕落が始まります。
この国のバイク乗りの世界は、社会と言う存在がないので、混乱は起きていないようです。しかし、筆者のような古いバイク乗りは堕落が始まっていることに気付きます。
バイク乗りの世界を知らない方々は、「そんなものだろう」と思っておられるかもしれませんが、筆者に言わせれば、許しがたい堕落です。
社会を持たない世界には矯正力が働きません。「こうあるべきだよな」という意見が出て来ないのです。先輩に後輩が教わることが無いのです。
現在のバイク乗りの社会では、大人が見本を示したり、指導したりすることがありません。
多分、この社会現象は、バイク乗りの世界にのみ起きていることではないだろうと思っています。
日本人としての精神性を失うと国が滅んでいく怖れもあります。
日本人の精神性としては、新渡戸稲造博士の『武士道』に描かれた7つの徳目があります。
この本を国民全員が読むべきだと主張しているのではありません。
東日本大震災で世界が驚いた被災者が見せた秩序、自分が困難な立場に追い込まれたのに他社を思い、救難物資を分け合い、暴動を起こさなかった民度の高さは、私たちの精神性に遺伝的に書き込まれたものです。
難しいことではありません。思いやりの心を、ちょっとでも持ち続けることです。
現在のバイク乗りに最も欠けているのが、他のドライバーに自分たちがどう思われているだろうかという配慮です。
自分さえ、先に行ければいい、そのために他のドライバーがヒヤッとしたり、ブレーキをかけさせたりすることに何の思いもないという心しかありません。
その証拠に、バイクや原付に道を譲られたことはありません。
この連中こそ堕落の極致にまっしぐらに落ちています。
連中を見ては、この国の将来を憂いています。
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専門コラム「指揮官の決断」更新のご案内
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今回のテーマは、コラムに書くべきか、メールマガジンに書くべきかを悩んだテーマです。
悩んだ挙句、やはり危機管理の問題として捉えることにしました。
何故危機管理の問題とするのかは次回に申し上げます。
以下は本文をお読みください。
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『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
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No.454 バイク乗りの堕落
筆者はよく134号線、西湘バイパス、135号線を使って東伊豆に出かけます。
湘南の、若い人たちに人気の道路ですので、オートバイもたくさん走っています。
先日、湯河原で給油をした際に、ガスステーションから道路に出てくる際、珍しい光景を見ました。
対向車線で、後に小さな女の子を乗せたバイクの親子が一生懸命手を振っているのです。
よく見ると、筆者の後ろにトレールバイクが走っていて、親子は、そのトレールバイクに向かって手を振っていたのです。
どうするのか、と思って見ていると、トレールバイクの乗り手も片手を上げて挨拶を返していました。
筆者が若い頃、このシーンはよく見たものです。
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ただし、当時も原付から挨拶を受けたこともありませんし、原付に手を振ったこともありません。
バイク乗りには、「俺たちは原付じゃない」というプライドがあったのです。
当時、筆者は車も運転していましたので、後ろにバイクが付くと、車を左に寄せて右側を空けて走りました。
バイクは、筆者が右を空けたのを確認すると、すぐに加速して追い越していき、軽く左手を振って走り去っていきました。
多分、小さな女の子を乗せて走っていたお父さんは、その時代をギリギリ知っているバイク乗りなのでしょう。
最近のバイク乗りは目も当てられません。
左側を追い越して行くのが正しい走り方だと勘違いしています。
道路交通法上、追い越しは右側からしなければなりませんが、追い抜きを左側からしてはならないという規定はありません。しかし、多くのバイクは、すぐ側を追い抜いていきます。これは違法ですし、ひどいバイクは路側帯上を抜いていきます。
原付は、歩行者用の通路がある場合の路側帯走行は合法ですが、自動二輪は違法です。
しかも、原付で追い抜きをするのは、ほとんど速度制限違反です。
筆者がバイクに乗っていた頃、筆者たちは車線の中央を、それなりの車間距離を取って走っていました。当時のタクシーはこれが嫌いだったようで、車間距離をほとんど取らず、今なら、煽り運転のような追い上げ方をしていました。
その頃、バイク乗りは、原付乗りとは違うというプライドがあり、渋滞中も前の車の前に出るような真似はしませんでした。そんな走り方は恥ずかしいと思っていました。
ところが、最近のバイク乗りは、そのようなプライドはないのでしょう。左側を抜いていくのが普通だと思っているようで、筆者のように、右側を空ける運転をしていると、嫌がらせをしていると思うようです。抜いていく時に思い切り睨みつけていきます。
特にひどいのが原付です。
多分、原付の免許を取得する人がほとんどいないのでしょう、自動車の免許を持っていると原付に乗れてしまうので、原付の走らせ方を知らないのでしょう。最近のドライバーは原付講習を受けているそうですが、筆者にしても、自動二輪の免許は取得しましたが、原付の走らせ方は習ったことがありません。
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また、原付が路側帯上を走行していいのには条件があります。そんなことを原付乗りは知らないのでしょう。
自動二輪に乗っている連中は、しっかりと教育を受けているのでしょうが、中型までのバイク乗りは、乗り方が原付のような乗り方をしている連中が多いのです。
中には結構な年配のバイク乗りもいます。
この世代は、バイク乗りがプライドを持っていた頃を知っているはずなのですが、その時代からのバイク乗りではなく、近年に免許を取得したグループでしょう。
若い頃乗れなかったバイクに、ある年齢になった時に乗れるようになった人たちなのでしょう。乗っているバイクもお金のかかった立派なバイクです。
この連中は、自分が自動車を運転しているときに、いかに原付が邪魔なのかをよく知っているくせに、自動二輪になると、まるで原付のような運転をします。
つまり、バイク乗りとしてのプライドを持っていないのです。
このことは、極めて重要な示唆を含んでいます。
精神性が失われると堕落が始まり、その社会が崩壊していくということです。
令和の現在、バイク乗りのコミュニティはありません。たまに、人に迷惑をかけることに目立ちたがりの自意識を満たしている連中が首都高や、岸壁、倉庫街などで深夜に大騒ぎしているだけです。
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