指揮官の休日 No.376 海を巡る3大ポップス
2024/02/09 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第384回 勉強してからものを言え! 4その2 を掲載いたしました。
政治家の常識のなさにうんざりします。本当はコメントもしたくないのですが・・・・
https://aegis-cms.co.jp/3247
No.376 海を巡る三大ポップス
今年の当メールマガジンは、やたらと海に拘っています。
元々このメールマガジンは、弊社のコラムの更新をお知らせするために発行しているものですが、多くのコンサルタントの発行するメールマガジンのつまらなさに対するアンチテーゼでもありました。
多くのコンサルタントのメールマガジンの典型的なパターンは、自分のウェブサイトに掲載しているコラムの一部分を紹介し、続きはウェブサイトでどうぞとしてURLをクリックさせるものです。
そのウェブサイトに跳ぶと、コラムが書かれているのですが、そのコラムで提起された問題を解決するためには、自分の開催しているセミナーを受講して下さい、というものがほとんどです。
これは、SNS等を使って契約を取っていくための王道となっています。
しかも、その多くが、『「〇×先生、§±¶ΘΔ♯♭?■αθ🎼・・・なのですが、どうしたらいいでしょうか?」 これは、先日お目にかかったある社長様から頂いた質問です。』という書き出しで始まります。
よく毎週都合よくコラムに書けるような質問を受けることができるな、と感心するのですが、いずれにせよそのように始まって、メールマガジンでは最初の数行しか読めず、ウェブサイトのコラムを読んでいると、結局そのコンサルタントのセミナーを受けなければならず、さらにそのセミナーでも彼らは肝心なことはしゃべらず、コンサルティング契約をしなければならなくなるというのがほとんどです。
したがって、メールマガジンそのものは読むのが苦痛なくらい味気ないものが多く、筆者もかなりの数のコンサルタントの知り合いがいますが、彼らが筆者に送りつけてくるメールマガジンでまともに毎回読んでいるのは三人だけです。
筆者は、契約に誘うコラムを書いてはおらず、自社開催セミナーへの誘導も行っておりません。
コラムが辛口なので、お口直しになればという思いから、知っていても知らなくてもどうでもいい話を書き綴ることを主旨として書いてきました。
コラムの一節を引用するだけのメールマガジンなら簡単に書けるのですが、上述の主旨で書いていますので、全く異なった内容で書かねばならないのがきついところです。
さらに、コラムを毎週更新すると、メールマガジンも毎週出さねばならず、一週間に二通のまったく性格の異なる文書を書くという作業をしなければならず、これも大変な負担になります。
自殺行為だからやめろと言われたにも関わらず始め、20通くらいでネタが尽きて途方に暮れたのですが、何とか頑張ってコラム、メールマガジン共に400通に迫るところまで漕ぎつけました。
メールマガジンの執筆に当たっては、コラムと異なり肩のこらない内容を心がけていますので、どうでもいい話が多いのですが、今年は元旦に能登半島を激震が襲い、翌日には羽田で大型旅客機が燃え崩れ、海上保安庁機の搭乗員が殉職するという衝撃的な事故が起きており、あまり無責任な与太話を書く気にもならず、肩のこらない範囲でちょっと真面目な話をしています。
海に拘っているのは、筆者の生まれと育ちが影響しているかもしれません。
船乗りの息子として生まれ、少年時代を常に海辺の街で過ごし、学生時代にはヨットの外洋レースで奴隷生活を送り、船乗りになろうとして海上自衛隊に入隊したら、意に反して船にあまり載せてもらえず、逆に長く東京での役人暮しをさせられ、その反動で今も自分の海洋調査船を造ってやろうともがいています。
東京の大学・大学院で6年間暮らしてうんざりし、海に憧れて海上自衛隊に入ったら、そのうんざりした東京での役人生活を強いられたことが海に拘る大きな理由かもしれません。
これまで、海を巡るエッセイ、航海記、古典音楽などを紹介してきましたが、今回はポピュラー音楽の紹介です。
エッセイや古典音楽では、海のダイナミズムやいろいろな表情を伝える作品が多いので三つを選ぶのが大変なのですが、逆にポピュラー音楽では、そのような作品が目につきません。
多分、ヨーロッパの民族色の強い音楽の中にはそのようなものもあり、筆者が知らないだけなのかもしれません。
ということで、今回は海をテーマにした曲で、筆者が好きな曲を選びました。音楽的な、あるいは文学的な内容は意識していません。
例によって、筆者の独断と偏見だけで選んでおりますので、順位にもそれほど意味はありません。
できれば皆様にも聴いて頂きたく、Youtubeでお聴きいただけるものを選んでいます。
第一位は、皆様ご存じのアメリカのヒット曲で、ビーチボーイズがヒットさせた“Sloop John B “です。スループというのは、1本マストに縦帆を展張する帆船です。
この曲は、トラディショナルなフォークソング「The John B. Sails」を元に、ビーチ・ボーイズが独自のアレンジと歌詞で作り直したものです。
歌の中では、若者たちが船での航海を楽しむ様子や、その途中で生じるトラブルについて語られており、酒を飲みながら楽しいひとときを過ごす中で、次第に船のクルーが不協和音や衝突を引き起こす様子を描いています。その結果、主人公は帰りの船旅が苦痛となり、故郷への帰還を望む気持ちが強調されています。
ビーチボーイズの曲として有名になりましたが、今回ご紹介するのはビーチボーイズではありません。
ビーチボーイズの粗削りな歌い方もいいのですが、今回ご紹介するブラザーズ・フォアの洗練されたコーラスも捨てがたいものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=G-QTrsZUJjw
第二位は”Home from the Sea “という歌です。
ケルティック・サンダーというアイルランドのボーカルグループがヒットさせた曲で、アイルランド民謡のトーンが色濃く、アイルランドの海の歴史と船乗りたちの物語を描いた力強いバラードです。
歌詞は、アイルランドの曲にしては分かりやすく、過酷な海の旅を経て故郷に戻る船乗りの視点から書かれています。海での困難な状況に直面しながらも、故郷への想いと帰還への願いを胸に抱きながら航海を続ける様子が描かれ、風や波、遠くの灯台の光など、海と結びついた自然の要素が織り交ぜられた歌詞は船乗りなら共感できる世界です。
https://www.youtube.com/watch?v=XfKKMTHeqOs
第三位は、”Orinoco Flow “です。
アイルランドのシンガーソングライターEnyaのヒット曲であり、彼女のスタイルを決定的なものにした曲です。
船が様々な土地を訪れながら冒険の旅を続けるというテーマなのですが、極めて幻想的で、“Sail away, sail away, sail away “と繰り返されるフレーズが特に印象的です。
Enyaの曲は皆さまご承知かと思いますので、今回は変化球でいきます。
冒頭でケルティック・サンダーをご紹介しましたので、ここではケルティック・ウーマンを紹介させていただきます。
筆者の好きなコーラスグループで、筆者が南カリフォルニアに駐在していた頃に、彼女たちがサンディエゴで公演をしたのを聴き逃したのを未だに悔やんでいます。
https://www.youtube.com/watch?v=SRDHxikluMo
ねっ、無味乾燥なメールマガジンよりも面白いでしょ?
でも、こんなメールマガジンでも、毎週配信するのは結構大変なんですよ。
筆者も寄る年波でそろそろ体力的にきつく、いずれ筆を折るか、あるいは少なくともコラムを掲載する週とメールマガジンを配信する週を交互にするなどの措置を取る必要に迫られるかもしれません。
それでも、海上自衛隊の先輩方に読んで頂いている方がいて、ありがたく思っています。
ただ、「何だ、お前コラムも書いてるのか?」と言われることがあり、がっかりします。
その方はメールマガジンしか読んでいないのだそうです。
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専門コラム「指揮官の決断」第384回 勉強してからものを言え! その2 掲載のお知らせ
前回、当コラムでは、能登半島の地震災害に対する救援活動に関し、立憲民主党の杉尾秀哉議員が、「「明らかに自衛隊の出動が遅すぎる。人数も少なすぎる。被害を過小評価したのではないか。」と批判したことについて紹介しました。
確かに災害派遣に投入された陸上自衛隊員数は、1月1日に1000名、3日に約2000名、4日に5000名、7日には6000名と段階的に増えていきました。
杉尾議員は、このことを被害を過小評価して、逐次投入となったと考えておられるようです。
前回、当コラムで、初日に6000名の投入を行っていたら、現場は大混乱を起こし、地元では救急車も走れなくなったかもしれないことを指摘し、兵力の逐次投入ではなく、段階的投入であると説明しています。
https://aegis-cms.co.jp/3247
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メールマガジンのバックナンバーは弊社Facebookページからもお読みいただけます。
Facebookページ 「指揮官の決断/休日」 https://www.facebook.com/aegis.cm
Facebookページでは、当メールマガジンでは見ることのできない写真もご覧頂くこ
とが出来ます。
是非Facebookページをご訪問ください。
Twitterでも時々、折に触れて気が付いたことを呟いています。
https://twitter.com/CaptainHayashi です。
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
お求めの方は、こちらからどうぞ。
https://aegis-cms.co.jp/book1
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メールマガジン及び専門コラムのバックナンバーをお読みいただけます。
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
https://aegis-cms.co.jp
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://aegis-cms.co.jp/cpx
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こちらからご覧ください。https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
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http://aetis-cms.co.jp/mailmag
メールマガジンがご不要の場合はこちらから解除をして頂くことができます。
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メールマガジン「指揮官の休日」
発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
email: yhayashi@aegis-cms.co.jp
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したがって、メールマガジンそのものは読むのが苦痛なくらい味気ないものが多く、筆者もかなりの数のコンサルタントの知り合いがいますが、彼らが筆者に送りつけてくるメールマガジンでまともに毎回読んでいるのは三人だけです。
筆者は、契約に誘うコラムを書いてはおらず、自社開催セミナーへの誘導も行っておりません。
コラムが辛口なので、お口直しになればという思いから、知っていても知らなくてもどうでもいい話を書き綴ることを主旨として書いてきました。
コラムの一節を引用するだけのメールマガジンなら簡単に書けるのですが、上述の主旨で書いていますので、全く異なった内容で書かねばならないのがきついところです。
さらに、コラムを毎週更新すると、メールマガジンも毎週出さねばならず、一週間に二通のまったく性格の異なる文書を書くという作業をしなければならず、これも大変な負担になります。
自殺行為だからやめろと言われたにも関わらず始め、20通くらいでネタが尽きて途方に暮れたのですが、何とか頑張ってコラム、メールマガジン共に400通に迫るところまで漕ぎつけました。
メールマガジンの執筆に当たっては、コラムと異なり肩のこらない内容を心がけていますので、どうでもいい話が多いのですが、今年は元旦に能登半島を激震が襲い、翌日には羽田で大型旅客機が燃え崩れ、海上保安庁機の搭乗員が殉職するという衝撃的な事故が起きており、あまり無責任な与太話を書く気にもならず、肩のこらない範囲でちょっと真面目な話をしています。
海に拘っているのは、筆者の生まれと育ちが影響しているかもしれません。
船乗りの息子として生まれ、少年時代を常に海辺の街で過ごし、学生時代にはヨットの外洋レースで奴隷生活を送り、船乗りになろうとして海上自衛隊に入隊したら、意に反して船にあまり載せてもらえず、逆に長く東京での役人暮しをさせられ、その反動で今も自分の海洋調査船を造ってやろうともがいています。
東京の大学・大学院で6年間暮らしてうんざりし、海に憧れて海上自衛隊に入ったら、そのうんざりした東京での役人生活を強いられたことが海に拘る大きな理由かもしれません。
これまで、海を巡るエッセイ、航海記、古典音楽などを紹介してきましたが、今回はポピュラー音楽の紹介です。
エッセイや古典音楽では、海のダイナミズムやいろいろな表情を伝える作品が多いので三つを選ぶのが大変なのですが、逆にポピュラー音楽では、そのような作品が目につきません。
多分、ヨーロッパの民族色の強い音楽の中にはそのようなものもあり、筆者が知らないだけなのかもしれません。
ということで、今回は海をテーマにした曲で、筆者が好きな曲を選びました。音楽的な、あるいは文学的な内容は意識していません。
例によって、筆者の独断と偏見だけで選んでおりますので、順位にもそれほど意味はありません。
できれば皆様にも聴いて頂きたく、Youtubeでお聴きいただけるものを選んでいます。
第一位は、皆様ご存じのアメリカのヒット曲で、ビーチボーイズがヒットさせた“Sloop John B “です。スループというのは、1本マストに縦帆を展張する帆船です。
この曲は、トラディショナルなフォークソング「The John B. Sails」を元に、ビーチ・ボーイズが独自のアレンジと歌詞で作り直したものです。
歌の中では、若者たちが船での航海を楽しむ様子や、その途中で生じるトラブルについて語られており、酒を飲みながら楽しいひとときを過ごす中で、次第に船のクルーが不協和音や衝突を引き起こす様子を描いています。その結果、主人公は帰りの船旅が苦痛となり、故郷への帰還を望む気持ちが強調されています。
ビーチボーイズの曲として有名になりましたが、今回ご紹介するのはビーチボーイズではありません。
ビーチボーイズの粗削りな歌い方もいいのですが、今回ご紹介するブラザーズ・フォアの洗練されたコーラスも捨てがたいものがあります。
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ケルティック・サンダーというアイルランドのボーカルグループがヒットさせた曲で、アイルランド民謡のトーンが色濃く、アイルランドの海の歴史と船乗りたちの物語を描いた力強いバラードです。
歌詞は、アイルランドの曲にしては分かりやすく、過酷な海の旅を経て故郷に戻る船乗りの視点から書かれています。海での困難な状況に直面しながらも、故郷への想いと帰還への願いを胸に抱きながら航海を続ける様子が描かれ、風や波、遠くの灯台の光など、海と結びついた自然の要素が織り交ぜられた歌詞は船乗りなら共感できる世界です。
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Enyaの曲は皆さまご承知かと思いますので、今回は変化球でいきます。
冒頭でケルティック・サンダーをご紹介しましたので、ここではケルティック・ウーマンを紹介させていただきます。
筆者の好きなコーラスグループで、筆者が南カリフォルニアに駐在していた頃に、彼女たちがサンディエゴで公演をしたのを聴き逃したのを未だに悔やんでいます。
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ただ、「何だ、お前コラムも書いてるのか?」と言われることがあり、がっかりします。
その方はメールマガジンしか読んでいないのだそうです。
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前回、当コラムでは、能登半島の地震災害に対する救援活動に関し、立憲民主党の杉尾秀哉議員が、「「明らかに自衛隊の出動が遅すぎる。人数も少なすぎる。被害を過小評価したのではないか。」と批判したことについて紹介しました。
確かに災害派遣に投入された陸上自衛隊員数は、1月1日に1000名、3日に約2000名、4日に5000名、7日には6000名と段階的に増えていきました。
杉尾議員は、このことを被害を過小評価して、逐次投入となったと考えておられるようです。
前回、当コラムで、初日に6000名の投入を行っていたら、現場は大混乱を起こし、地元では救急車も走れなくなったかもしれないことを指摘し、兵力の逐次投入ではなく、段階的投入であると説明しています。
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