指揮官の休日 No.355 時報も聞かなくなった
2023/09/15 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
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https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第363回 性懲りのない〇〇 を掲載いたしました。
性懲りもなく同じ過ちを繰り返して、幼い命を奪っていく無責任な輩が多すぎます。
詳しくはこちらをお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/3096
No.355 時報も聞かなくなった
当メールマガジンは、どうでもいいことをクダクダと並べ、呆れてサッと専門コラムに跳んで頂くことを目的としています。さらに、跳んで頂く先が危機管理の専門コラムで辛口な内容が多いので、そのお口直しの意味も込めて、知っていても知らなくてもどうでもいい内容を選んでお届けしています。
しかし、筆者の想定外のことが起こっており、メールマガジンは読んでいるけど、コラムは読まない、というより、コラムがあることをご存じない方がいらっしゃるようです。海上自衛隊の先輩では「何だ、お前、コラムなんかも書いているのか?」とおっしゃる方がいて、この人の部下でなくてよかった、と思ったこともありました。
いずれにせよ、当メールマガジンで何らかの主張をしたりするつもりは元々ないのですが、しかし専門コラムに馴染まない内容ではあるけど、一言云いたい、ということも時々ありますので、そういう場合は例外的にこのメールマガジンで取り上げております。
今回もそのようなテーマですので、興味のない方は専門コラムに跳んでください。
専門コラムの方は、危機管理の勉強用には他にない内容をお届けしている自信を持っています。
コロナ禍において、筆者は主として専門コラムにおいて、メディアの出鱈目さを何度も指摘してきました。
それ以前から、折に触れてメディアのレベルの低下について何度かテーマとして取り上げてきました。
例えば、トップには独断専行はないことなども何度か指摘しています。これはメディアがトップが周りの意見を聞かずに勝手に決めて行動してしまうことを「独断専行」と表現しているのを、それは単にトップの横暴であり、独断専行ではないということを指摘したものです。(専門コラム「指揮官の決断」第67回 「独断専行」の意味 https://aegis-cms.co.jp/1030 )
また、新聞がコンプライアンスという文字を書くたびに、(法令遵守)と添えるのは過ちであることも指摘してきました。コンプライアンスは法令を意味しておらず、法令遵守と言う場合には、legal compliance と言うべきであり、それを法令用語として「法令遵守」と言っているのは、業界が作った慣習でしかありません。
何故なら、コンプライアンスは単に法律を守ることではなく、社会に向かって堂々と説明できないようなことはするなという意味であり、法の裏をかくような行為はいくら合法であってもコンプライアンス違反だからです。
平成から令和にかけてのメディアは地に堕ちてしまい、その程度のことすら分からなくなっています。
そのためか、コロナ禍での報道は酷いものでした。
コロナ感染者とPCR陽性判定者の違いも理解せず、致死率の計算もできない専門家を担ぎ出して、その連中に不安を煽らせることに終始しました。結局医療のひっ迫など起こっておらず、コロナ専用病棟はもっともPCR陽性判定者が多かった時期ですら60%しか使われていなかったことが会計検査院の指摘で明らかになったにもかかわらず、ほとんどの番組は取り扱いませんでした。
彼らは一部の患者が集中した病院の専用病棟でスタッフが大変な苦労をしているところだけを取り上げ、その動画を繰り返し繰り返し流し、ガランとして入院患者がいない病棟には目を向けなかったのです。
本来であれば、そのような不均衡が生じていることを問題として取り上げるべきなのに、ただ不安を煽ること以外は考えなかったようです。
この間、弊社のウェブサイト上の専門コラムでは、共同通信の記者が英語も数学も分からず、東京大学の研究者チームが陽性判定者数とGoToトラベル参加者数との関係を統計学的に証明したとの誤報を配信して、その配信を各テレビ、新聞がファクトチェックも何もせずにコピー&ペーストしたことなどを繰り返しお伝えしてきました。
ただ、メディアが出鱈目だと言っても、メディアの担当部門によっても程度に差があるのだろうと考えています。
多分、出鱈目なのは社会部なのかもしれません。この連中は芸能人のゴシップを追いかける程度が身の丈の連中ですから、そもそも英語の論文を読んだり、統計学の論文を読んだりしたことがないのでしょう。自分で読まずとも、誰か専門家に解説してもらえばいいのに、その程度ことすらやらないのです。
コロナが終わって、ジャニーズ事務所の性加害事件が明るみに出るとやたら元気になるのがこの連中です。やっと自分たちの身の丈の番組を作れると張り切っているのでしょう。
この事件に関して、芸能界のいろいろな人がコメントをしていますが、そのコメントも出鱈目で聞くに堪えません。筆者はその類の話が大嫌いなので、まずそのような番組は観ないのですが、この事件はよほどメディアがお気に入りなのか、チャンネルを変えても同じ内容で取り上げられているので、嫌でも眼に入ってきます。
ほとんどの芸能人は、昔からあの事務所がそのような事務所であったことを知っていたはずです。それを今頃になってびっくりしたような顔をして批判するのはいかがなものかと思います。
基本的には観ていないのですが、気になったのはNHKのコメントでした。
「NHKは、当時、この問題について認識が薄く、その後も、取材を深めてニュースや番組で取り上げることはありませんでした。多くの未成年者が被害にあう中で、メディアとしての役割を十分に果たしていなかったと自省しています。より深く真実に迫ろうとする姿勢を改めて徹底し、取材や番組制作に取り組んでまいります。」としおらしく反省の弁を述べているのですが、NHKは重々承知していて、しかしその事務所からタレントを派遣してもらえなくなると番組の視聴率に関わるので黙っていたのが真実でしょう。
極めて官僚的な体質のNHKが言い訳するとこういう言い方になるのかとつくづく思った次第です。
社会部以外のメディア担当部門については、よく分かりません。
科学技術を扱っている記事や番組などは、筆者の専門外なので参考にすることも多いですし、新聞の文化欄などはよく読んでいます。
新聞の経済記事はほとんど参考にならず、特に日経新聞の経済記事は株価は大丈夫かとは思いますが、分析的な記事は、ほとんど経済学を学んだことのない記者が書いているとしか思えないので、まず読みません。
株価にしても、今時新聞の株価を見て取引する人がどれだけいるのかが疑問です。ネット上では分単位の推移を確認でき、さらには5日や20日などの移動平均線もかぶせて見ることが出来るときに、新聞の株価欄がどの程度役立つのか理解できません。
かつて、筆者が中学や高校の頃、朝日新聞の天声人語を巡って感想を書かされたりしていました。昭和40年代のメディアはそれなりのジャーナリストがいたのかもしれませんが、令和の時代の新聞に学ぶことなど何もありません。
独断専行やコンプライアンスの意味も知らない連中が書いている記事に学ぶものがあろうとは思えないのです。
テレビで筆者が関心を持って観ることがあるのはNHKの『ダーウィンが来た!』とワールドカップラグビーだけです。
テレビは時報くらいは正しいだろうと、かつてはテレビの時報で時計の遅れ進みをチェックしていましたが、腕時計が電波時計になってから、そのような作業もしなくなりました。
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専門コラム「指揮官の決断」第363回 性懲りのない〇〇 掲載のお知らせ
またまた幼い命が失われました。
9月9日、岡山県津山市で2歳の男の子が長時間車の中に置き去りにされて死亡するという事件が発生しました。
この男の子の祖母が、出勤の際に保育園に預けていくことになっていたのに、保育園に送るのを失念して勤務先の駐車場に車を駐車させ、男の子が乗ったままであることも忘れて勤務に入ってしまい、日中の駐車場の車の中で熱中症により死亡したという痛ましい事件です。
祖母は過失致死の疑いで逮捕されましたが、筆者が許されないと考えているのは、保育園です。
保育園はこの男の子が登園していないことを知っていました。しかし、家にいるのだろうと判断して、家庭に連絡を取っていませんでした。
祖母は、預けるべき責任を負っていながら、そのことを失念するという重大な過失を犯しましたが、失念していたのであって動機に問題があるわけではありません。
一方の保育園は、その子が登園していないことに気付いていたにもかかわらず、家にいるのだろうと判断して、連絡を取っていないのです。故意に連絡を取らなかったのです。
続きはこちらでお読みください。
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『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
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セルバ出版
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
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No.355 時報も聞かなくなった
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コロナ禍において、筆者は主として専門コラムにおいて、メディアの出鱈目さを何度も指摘してきました。
それ以前から、折に触れてメディアのレベルの低下について何度かテーマとして取り上げてきました。
例えば、トップには独断専行はないことなども何度か指摘しています。これはメディアがトップが周りの意見を聞かずに勝手に決めて行動してしまうことを「独断専行」と表現しているのを、それは単にトップの横暴であり、独断専行ではないということを指摘したものです。(専門コラム「指揮官の決断」第67回 「独断専行」の意味 https://aegis-cms.co.jp/1030 )
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何故なら、コンプライアンスは単に法律を守ることではなく、社会に向かって堂々と説明できないようなことはするなという意味であり、法の裏をかくような行為はいくら合法であってもコンプライアンス違反だからです。
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そのためか、コロナ禍での報道は酷いものでした。
コロナ感染者とPCR陽性判定者の違いも理解せず、致死率の計算もできない専門家を担ぎ出して、その連中に不安を煽らせることに終始しました。結局医療のひっ迫など起こっておらず、コロナ専用病棟はもっともPCR陽性判定者が多かった時期ですら60%しか使われていなかったことが会計検査院の指摘で明らかになったにもかかわらず、ほとんどの番組は取り扱いませんでした。
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ただ、メディアが出鱈目だと言っても、メディアの担当部門によっても程度に差があるのだろうと考えています。
多分、出鱈目なのは社会部なのかもしれません。この連中は芸能人のゴシップを追いかける程度が身の丈の連中ですから、そもそも英語の論文を読んだり、統計学の論文を読んだりしたことがないのでしょう。自分で読まずとも、誰か専門家に解説してもらえばいいのに、その程度ことすらやらないのです。
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保育園はこの男の子が登園していないことを知っていました。しかし、家にいるのだろうと判断して、家庭に連絡を取っていませんでした。
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