指揮官の休日 No.323 Gear Up !
2023/02/03 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第331回 コロナ禍の実相 その2 を掲載いたしました。
危機管理の眼で社会を見るとどう見えるかという議論の第2弾です。
前回に引き続きコロナ禍を取り上げました。
https://aegis-cms.co.jp/2911
No.323 Gear Up !
知っていても知らなくてもどうでもいい話をするのが当メールマガジンの趣旨であり、今回もその理念に忠実な話題を選びました。
英語のタイトルとなりましたが、これが何を意味するかという話です。
当コラムでは時々英語の話が出てきますが、これは筆者が英語を得意としているということを意味していません。むしろ逆で、当メールマガジンを読んでくれている中学・高校の同級生たちは「あいつが何を偉そうに英語で知ったかぶりをしているんだ?」と思っているはずです。
高校を卒業して入学した大学が、当時英語がかなりの成績でなければ合格できず、卒業生は外国語で即戦力となるという都市伝説のあった大学でした。
この話はある特定の学部卒業生についてはそうでしょうが、筆者が卒業した経済学部の話ではありません。
しかし、その都市伝説は巷ではよく知られ、お陰で卒業後に入隊した海上自衛隊では酷い目にあいました。どこの部隊に行っても、「お前は上智大の卒業だからな。」と言われて、語学が必要な場面になると駆り出されるのです。
海上自衛隊は日常的に英語で無線交話を行いますし、訓練が始まると部隊内で交わされる作戦上の通信は英文が使われています。
ソマリア沖の海賊対処などは各国が協力して行うオペレーションなので、参加国が輪番で司令部となって調整をしていますが、海上自衛官がその司令官を務めていることもあります。現在の海上自衛官たちは、入隊時からこれらの洗礼を浴びていますから淡々とこなしていますが、筆者が入隊した昭和50年代は、まだ英語は特殊技能でした。
いろいろな場面で駆り出され、挙句の果ては米国に連絡官として「2年間、帰って来るな。」と言われて送り出されたり、海幕防衛課在勤時は、担当者が何かの理由で不在になった外国高官の海上幕僚長表敬に通訳をさせられたりしました。
退官後は商社マンとなりましたが、自衛隊時代に連絡官勤務の経験があることに目を付けられて、カリフォルニアにある関連会社のCEOとして送り込まれる羽目になりました。
ここでも筆者の語学力が誤解されたのですが、しかし、ここも酷いものでした。
商社なのでTOEICの検定を受けることが社員の義務でしたが、最低限の能力として要求されている450点を取れるのが300人いた社員の2割程度と言うレベルでした。
筆者は入社直後に社長秘書から受験日を一方的に告げられて受験し、その結果が社内に掲示されている得点表に書き出されたのですが、何と社内で2位だったのでびっくりでした。トップの社員は大学まで米国で卒業した帰国子女で、日本語検定を受けた方がいいような青年でした。
ということで、決して英語が得意だと思っているわけではないのですが、ちょっと特殊な世界で30年ほど過ごしていたということと、それ以前から海に関心をもっていろいろな本を読んだりしていたので、ある分野の英語にちょっと触れた経験があるので、その知識をちょっとずつメールマガジンで配信しているに過ぎません。(ちなみに、メールマガジンという言葉も英語国民には通じません。彼らに話す時にはemail newspaper あるいは e-mail magazine と言わなければなりません。)
さて、前置きはこのくらいにして、今日のお題に戻ります。
まともに高校で英語を勉強されていた方なら、gear up という言葉が「~の準備をする」という意味だと理解されているはずです。会社が事業拡大のため増資をするのもgear upですし、宮崎や沖縄で始まったプロ野球各球団のキャンプも来るシーズンに向けたgear upです。
しかし、筆者たちがgear up と言う時にはちょっと違います。
筆者は航空機の操縦免許を持っていますが、飛行機乗りは離陸するとすぐに“gear up“と言って、ある動作を行います。
速度を制御するレバーやフラップの角度を変えるためのレバーのすぐ近くにあるレバーを前方に戻すのですが、この結果何が起きるかと言えば、滑走路を離れて不要になった車輪を格納するのです。つまり、「降着装置を格納せよ」というのが、この”gear up”なのです。
飛行機乗りたちは、日常でもこの言葉をよく使います。
学校で習う時には「~の準備をする。」という意味なのですが、飛行機乗りがこの言葉を日常で使う場合には「行くぞ!」というニュアンスを含みます。
筆者は幼い時から海に親しんできましたので、飛行機乗りとしては後発で、当初この言葉に若干の違和感がありました。
何故なら、飛行機が降着装置を格納するのは、すでに離陸してからだからです。
滑走路の端に位置し、離陸のための滑走を始める時が、最も緊張する時です。
この時、操縦士たちは全ての準備を終え、手続きも終わり、管制塔から離陸の許可を待ちながら、その後のフライトについて思いを巡らせています。
やがて管制塔から” Cleared for take off “と離陸許可が出され、その時が「行くぞ!」という瞬間なのですが、その時にはまだ”Gear up”は宣言できません。そこで格納してしまうと、滑走路端でうずくまってしまうからです。
それではその時に飛行機乗りたちは何と言うのでしょうか、
人によって違うとは思いますが、筆者が飛行訓練を受けた時のインストラクターは”Take off, Max Power”と言っていました。筆者が資格試験を受けた時の試験官は” Here we go ! “と叫びました。
ただ、日常会話ではこの言葉は「行くぞ!」というニュアンスで使われているようです。
米国では相手が飛行機乗りではなくても通じるようです。筆者がカリフォルニアでCEOをしていた時、時々社員たちと昼食を一緒にすることがありました。
近くにゴルフ場がたくさんあり、とても雰囲気がよく、しかも平日の昼間だといつでも予約が取れて空いているのでそれらのクラブハウスのレストランやゴルフ場が経営しているホテルのレストランでの食事が多く、直後は珈琲を楽しみながら雑談を長々としていました。
一応就業規則に昼食の時間などは定まっているのですが、社員たちもCEOが一緒なのでくつろいでいました。ということで、筆者が「そろそろ戻ろうか」と言わない限り終わらないので、閉会を宣言する必要がありました。
最初の時に試しに”Gear up “と言ったら皆一斉に席を立ったところを見ると、筆者の言いたいことは分かったようでした。
英国人はどう反応するのか分かりませんが、多分、類推はしてくれるでしょう。
ということで、何かを始める時に皆さんに声をかける際に使えるフレーズとしてご利用頂ければ幸いです。
ねっ、知っていても知らなくてもどうということない話でしょ?
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専門コラム「指揮官の決断」第331回 コロナ禍の実相 その2 掲載のお知らせ
今回は、危機管理入門の基礎的な理論と同時並行で進めている応用編であり、危機管理の眼から社会の様々な事象を見るとどう見えるかという話です。
皆様に話が見えやすいように前回の応用編に引き続きコロナ禍を取り上げます。
前々回のコラムでこの問題を取り上げた際、当コラムはコロナ禍の本質は無能な感染症専門家たちと視聴率稼ぎのために事態を煽り続けたメディアによる人災であると結論付けました。
事態を煽って視聴率を稼ぎたいメディアが、その意向に沿う発言に終始する専門家と称する連中のみを取り上げた結果、彼らの意図したとおり騒ぎが大きくなり、過剰に反応し、3年間にわたる惨禍を引き起こしたということです。私たちの社会はもっと冷静に事態を観察すべきだったのです。
続きはこちらでお読みください。
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Twitterでも時々、折に触れて気が付いたことを呟いています。
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
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ソマリア沖の海賊対処などは各国が協力して行うオペレーションなので、参加国が輪番で司令部となって調整をしていますが、海上自衛官がその司令官を務めていることもあります。現在の海上自衛官たちは、入隊時からこれらの洗礼を浴びていますから淡々とこなしていますが、筆者が入隊した昭和50年代は、まだ英語は特殊技能でした。
いろいろな場面で駆り出され、挙句の果ては米国に連絡官として「2年間、帰って来るな。」と言われて送り出されたり、海幕防衛課在勤時は、担当者が何かの理由で不在になった外国高官の海上幕僚長表敬に通訳をさせられたりしました。
退官後は商社マンとなりましたが、自衛隊時代に連絡官勤務の経験があることに目を付けられて、カリフォルニアにある関連会社のCEOとして送り込まれる羽目になりました。
ここでも筆者の語学力が誤解されたのですが、しかし、ここも酷いものでした。
商社なのでTOEICの検定を受けることが社員の義務でしたが、最低限の能力として要求されている450点を取れるのが300人いた社員の2割程度と言うレベルでした。
筆者は入社直後に社長秘書から受験日を一方的に告げられて受験し、その結果が社内に掲示されている得点表に書き出されたのですが、何と社内で2位だったのでびっくりでした。トップの社員は大学まで米国で卒業した帰国子女で、日本語検定を受けた方がいいような青年でした。
ということで、決して英語が得意だと思っているわけではないのですが、ちょっと特殊な世界で30年ほど過ごしていたということと、それ以前から海に関心をもっていろいろな本を読んだりしていたので、ある分野の英語にちょっと触れた経験があるので、その知識をちょっとずつメールマガジンで配信しているに過ぎません。(ちなみに、メールマガジンという言葉も英語国民には通じません。彼らに話す時にはemail newspaper あるいは e-mail magazine と言わなければなりません。)
さて、前置きはこのくらいにして、今日のお題に戻ります。
まともに高校で英語を勉強されていた方なら、gear up という言葉が「~の準備をする」という意味だと理解されているはずです。会社が事業拡大のため増資をするのもgear upですし、宮崎や沖縄で始まったプロ野球各球団のキャンプも来るシーズンに向けたgear upです。
しかし、筆者たちがgear up と言う時にはちょっと違います。
筆者は航空機の操縦免許を持っていますが、飛行機乗りは離陸するとすぐに“gear up“と言って、ある動作を行います。
速度を制御するレバーやフラップの角度を変えるためのレバーのすぐ近くにあるレバーを前方に戻すのですが、この結果何が起きるかと言えば、滑走路を離れて不要になった車輪を格納するのです。つまり、「降着装置を格納せよ」というのが、この”gear up”なのです。
飛行機乗りたちは、日常でもこの言葉をよく使います。
学校で習う時には「~の準備をする。」という意味なのですが、飛行機乗りがこの言葉を日常で使う場合には「行くぞ!」というニュアンスを含みます。
筆者は幼い時から海に親しんできましたので、飛行機乗りとしては後発で、当初この言葉に若干の違和感がありました。
何故なら、飛行機が降着装置を格納するのは、すでに離陸してからだからです。
滑走路の端に位置し、離陸のための滑走を始める時が、最も緊張する時です。
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