指揮官の休日 No.321 あぁ誤訳・・・ その2
2023/01/20 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第329回 コロナ禍の実相 を掲載いたしました。
年頭にお伝えしたとおり、今後当コラムは新たな編集方針のもとに掲載しております。
前回は新しく始める危機管理論の入門的な内容についてのイントロダクションでした。
今回は、危機管理の視点で社会を見るとどう見えるかという、もう一方の編纂方針の柱に基づくコラムです。
現在、私たちのもっとも身近にある危機としてのコロナ禍とは何だったのかを考えています。
https://aegis-cms.co.jp/2901
No.321 ああ誤訳・・・ その2
さて、知らなくてもどうでもいいことなどを書き綴り、サッサとコラムに跳んで頂こうという企みの第2弾です。
前回に引き続き英語の翻訳がテーマです。
前回、ハリソン・フォードが主演したトム・クランシー原作の『今、そこにある危機』が本当の意味を伝えていないとお伝えしました。この映画の原題である“Clear and Present Danger”が「明白かつ現在の危険」という法律上の概念で、法令が違憲かどうかを審査する際に用いられる基準であり、特に表現の自由の内容規制に関する違憲審査基準として有名であると申し上げました。
ただ、この法律用語をそのまま訳すと、映画のテーマの雰囲気が伝わらないと翻訳者が考えたのだろうと思われます。
同様の配慮は別の映画にも見られます。
リチャード・ギアが主演した『愛と青春の旅立ち』という映画がそれです。
この映画の原題は”An officer and a gentleman “となっています。
実はこれも法律上の概念です。
米国軍法典において「将校または陸空軍士官候補生、海軍士官候補生で、将校及び紳士にふさわしくない行為で有罪となった者は、軍法会議が指示するところに従い処罰されるものとする。」と規定され、そこには古く英国海軍の伝統であるところの「将校たるもの紳士でなければならない。」という考え方が反映されています。
しかし、『士官と紳士』というタイトルでは何のことか分からないので、『愛と青春の旅立ち』という、これもよく考えると何を言っているのかよく分からない情緒だけのタイトルが選ばれたようです。『士官と紳士』では日本ではヒットしなかったかと思われ、マーケティング的には成功した意訳でしょう。
この映画が日本で封切られた年、偶然にも筆者は海上自衛隊の幹部候補生でした。
当時、筆者は後に我が家の司令長官として君臨することになる小学校の同級生と婚約しており、彼女と一緒にこの映画を観た覚えがあります。
司令長官の感想は聞いたことがありませんが、当時の筆者は帝国海軍の伝統を継承している江田島の猛訓練を受けている真っ最中でしたので、「米軍の士官って簡単になれるんだなぁ。」という印象を持ちました。
映画に描かれた士官候補生の訓練など、筆者達のクラスが受けていた躾や訓練に比べれば何と言うこともないものですし、期間も3か月であり、筆者達が一年間であったのに比べると四分の一でしかないからです。
この映画のタイトルは誤訳ではなくマーケティング戦略上の考慮による意訳ですが、明らかに誤ったタイトルもあります。
1955年に封切られたジェームズ・スチュアートとジューン・アリスン主演の『戦略空軍命令』です。原題は“Strategic Air Command ”です。
映画は、第二次世界大戦中に爆撃機のパイロットであった主人公が戦後に予備役となりプロの野球選手となっていたところ、予備役招集の命令に応じて空軍に復帰し、戦略爆撃機による部隊を作るという使命を与えられて、空軍への忠誠心と野球への未練に悩みながらも、核抑止力の構築に貢献していくという内容です。
つまり、原題は『戦略航空団』という意味なのですが、“command”に「部隊」という意味があることを知らなかった翻訳者が「命令」と誤訳してしまったということなのでしょう。この言葉などは、高校生用の辞書を引けば間違わずに済んだはずの誤訳です。
一方、軍事用語や海事用語では辞書には載らないものもあり、さらには辞書ですら誤っていることがあります。
例えば、before the mast というフレーズは普通の受験生が使う辞書には出てきません。
リチャード・ヘンリー・ダナの有名なエッセイに”Two years before the mast “という作品がありますが、この翻訳のタイトルは『マストの前の2年間』となっています。直訳としては間違いではありませんが、英語でbefore the mast というのは水夫という意味です。
つまり商船士官ではなく平水夫として2年間船に乗っていたということなのですが、その翻訳家は海事用語を知らなかったものとみえます。
さらに、最近ある映画を観ていて、字幕が間違っているのに気が付きました。
仕事をしながら書斎のテレビに録画しておいた映画を流していたのですが、ちょっと顔を上げたところに「青い上着の連中」という字幕が眼に入りました。
「はあーん やっちゃったね」と思い、すぐにその映画を巻き戻して確認してみました。案の定、セリフでは”blue jacket”と言っていました。
ブルージャケットというのは米語で「水兵」のことを指します。
海軍水兵の制服は冬はネイビーブルーと呼ばれるかなり暗い青で、夏は白なのですが、彼らが艦上で着用している作業服が青なのです。特に冬はちょっと色の濃い青い上着を付けているので、一般に水兵が「ブルージャケット」と呼ばれるようになりました。
一方で士官はカーキ色の作業服を着用していたので海軍士官を「カーキー」と呼ぶことも一般的でした。ただ、このカーキーも水兵のブルージャケットも現在は廃止され、デジタル迷彩の戦闘服装になりましたので、そのうちに別の呼び名が定着していくものと思われます。
ちょっとした専門用語の誤訳の例でした。知っていても知らなくても実生活には何の影響もありませんが、どこかで知ったかぶりをする際にいい材料になるかもしれませんよ。
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専門コラム「指揮官の決断」第329回 コロナ禍の実相 掲載のお知らせ
今年から新しく当コラムの編纂方針を定め、前回は危機管理論入門のイントロダクションをアップいたしました。
今回は理論の実践面であるところの、危機管理論の立場から世の中を見るとどう見えるかという、新編纂方針の二本柱のもう一方についての議論を展開いたします。
現在、私たちの社会が取り組まなければならない危機管理上の問題は数多くあるのですが、第一回としては一番身近なコロナ禍を取り上げます。
当コラムでは2020年の早い時期からコロナ禍を巡る報道の在り方について疑問を呈してきました。また、公衆衛生学や感染症専門家のコメントについて、社会科学の側面から見ると理論的にいかがなものかという議論を繰り返してきました。
それらの記事はバックナンバーでお読みいただけますが、何を問題視してきたかを手短にまとめると以下のようになります。
続きはこちらでお読みください。
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『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
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多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
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映画は、第二次世界大戦中に爆撃機のパイロットであった主人公が戦後に予備役となりプロの野球選手となっていたところ、予備役招集の命令に応じて空軍に復帰し、戦略爆撃機による部隊を作るという使命を与えられて、空軍への忠誠心と野球への未練に悩みながらも、核抑止力の構築に貢献していくという内容です。
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