指揮官の休日 No.285 またも出ました検討使
2022/05/13 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第293回 責任は運航会社だけか? を掲載いたしました。
知床半島で起きた海難事故について、問題の本質に目が向いていないのではないかと思われるので一筆申し上げることにいたしました。
興味をお持ちの方はこちらからお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/2693
No.285 またも出ました検討使
岸田首相がしばらく封印してきた言葉を再び使いました。
オンラインによるG7首脳会議を終えた岸田首相が待ち構えていた記者団に対してコメントを行った時のことです。
コメントの中でロシアに対する経済制裁に触れ、「石油についても、原油の大半を輸入に頼っている我が国としては苦しい決断ではあったが、G7の結束が何よりも重要であるので、ロシア産石油の原則禁輸と言う措置を取ることとした。」と述べました。
これに対して記者から「原則とはどういう意味か、段階的に行うのかどうか、」と問われ、「石油の輸入の削減あるいは停止の時期などについては今後実態を踏まえ、検討してまいります。つまり時間をかけてフェーズアウトのステップを取っていくということであります。」と答えています。
この首相の発言を分かりやすく翻訳すると何を彼が言っているのかが今回のテーマです。
この首相が公務員の間で「検討使キッシー」と陰口をたたかれているということはすでに弊社のコラムでご紹介しています。(専門コラム「指揮官の決断」第285回 検討使500歩後退 https://aegis-cms.co.jp/2648 )
これまで彼は多くの場において「検討する」と述べてきました。しかし、そのほとんどは検討された結果やらないことになったのかどうかは分かりませんが、実施に移されていません。
公務員や政治家のものの言い方に慣れている方なら、彼らが「検討する」と言ったら「やらない」と理解するのが正解であることをご存じです。特に、この岸田首相の場合、やっている風を装うためにのみ「検討する」という言葉を乱発するので、さすがの省庁役人も呆れて「検討使キッシー」という名前を献上したようです。
首相は昨年12月にこの冬のコロナ対策をどうするのかと記者から質問を受け、「年末年始の状況を見て検討することが適当である。」と述べています。
総裁選において彼は「危機管理の要諦は、最悪の事態を想定してそれに備えること。」と述べており、そのこと自体は危機管理を理解していない証左であると弊社コラムでは批判しています。
想定できるのであれば危機ではなく、危険性の問題であり、その危険性を承知して対応策を検討するのがリスクマネジメントだからです。
危機管理は想定の及ばない危機に襲われた際に、いかに対応するか、そして如何に被害を局限するか、さらにはその危機的な状況の中に如何にチャンスを見出していくかが問われるマネジメントです。
しかし、彼にとっての危機管理はそうなのかもしれません。そして、最悪の状態を想定するというのなら、想定してしっかり備えてもらいたいものです。
しかし、年末年始の状況を見てから判断するというのは自ら信ずる危機管理の要諦にも反しています。最悪の事態を想定もせず、年末年始の状況を見てから判断するというのですから。
その結果何が起きたかは皆様の記憶に新しいかと存じますが、検査キットが十分に準備されず、検査を受けたくても受けられない人があふれたという事態を招きました。
彼の検討というのはその程度のものです。
さすがに記者会見の草案を作っているのは役人ですので、「検討使」と呼ばれることを知っているためか、しばらく「検討する。」という言葉が使われずにいました。
その代わりに頻繁に使われるようになったのが「キドウテキニ」という言葉でした。
これがどのような意味なのかが当メールマガジンの筆者には理解できませんでした。
筆者の理解では通常は「機動的に」という言葉が充てられるはずです。しかし、いかにもやっている風を装うだけの首相ですから、筆者として「詭道」という言葉が相応しいものと思っています。遠い昔、孫武がその著書『孫子』の中で「兵は詭道なり」と述べた「詭道」です。要するに人を騙すことです。
そもそも岸田首相が5月5日にロンドンで経済界の重鎮に対して行った講演で”invest in Kishida”と述べていますが、どれだけの投資家が応ずるのでしょうか。
この20年間、G7で最も経済成長していない日本です。それでもこれまでは日本の経済は信頼を置かれていました。大きな惨事や政治的な不安が起こるとドル安円高になってきたのがその証拠です。
しかし、この度、ロシアによるウクライナ侵略でひょっとする第三次世界大戦が起こるかもしれないという未曽有の危機に際し、円安が続いています。
これは日本の経済がいよいよ信頼を失ったということです。この二十年、日本の経済が弱体化を続けているにも関わらず、世界が不安になるような事態では円高になってきたのに、この度、円安が続いている理由は、岸田首相の「新しい資本主義」を誰も信じていないからでしょう。
弊社のコラムではこの「新しい資本主義」が何も新しいことがないことをすでに指摘していますが、どこを見てもかつての政権が標榜してきた経済政策を言葉を変えているだけであり、希望が持てる内容ではありません。
さらに金融所得課税の見直し(税率引き上げの検討)や自社株買いに関する制限措置の検討などどう考えても投資をしたいと思う気持ちに冷や水をかけるだけの発言が目につきます。
これを要するに首相は経済政策と言うものを理解していないと言わざるを得ません。
そのような首相からいくら日本経済はこれから成長するから投資してくれと言われても投資する気になる投資家がどれだけいるでしょうか。
彼は日露戦争に際して戦費調達のためにヨーロッパを駆けずり回って日本の国債を買ってくれと懇願して苦労した高橋是清を気取ったかもしれませんが、ひょっとすると失笑を買っただけかもしれません。
しかし、より純粋に経済学的に考えると、経済学部2年生くらいなら、この日本が世界中から投資を集めることは不可能ではないという答案を書くかもしれません。
この際、通貨としての「円」や円建て国債を買うことにはリスクがあります。どれだけ円安が進むか分かりませんからね。
しかし、この円安とウクライナ情勢による世界経済の分断は投資を呼ぶ大きな契機となるはずと試験で回答されたら担当教員は否定はできないかもしれません。
世界経済はサプライチェーンから中国とロシアを除いた仕組みを再構築する必要に迫られています。その中にあって日本は円安を利用して投資を呼び込むことは可能なのかもしれません。
弊社は経済分析は専門外ですので、このような見方を専門コラムで行うことには慎重ですが、ここは無責任をもって任ずるメールマガジンですので、好き勝手に発言しています。
投資家の皆様は、このメールマガジンを信じて安易な投資などに走らないよう、慎重な御判断をお願いします。
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専門コラム「指揮官の決断」第293回 責任は運航会社だけか? 掲載のお知らせ
北海道知床半島沖で生起した海難事故について、当コラムでは早々に素人の運航会社と素人の船長が起こした無謀な運航による事故にすぎず、危機管理の問題ではないと切り捨てていますが、議論がどうも深層に迫っていかないので敢えて一筆申し上げようと考えました。
今回は、この事故を引き起こした原因の一端に触れます。
続きはこちらでお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/2693
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是非Facebookページをご訪問ください。
Twitterでも時々、折に触れて気が付いたことを呟いています。
https://twitter.com/CaptainHayashi です。
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://aegis-cms.co.jp/cpx
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発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
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首相は昨年12月にこの冬のコロナ対策をどうするのかと記者から質問を受け、「年末年始の状況を見て検討することが適当である。」と述べています。
総裁選において彼は「危機管理の要諦は、最悪の事態を想定してそれに備えること。」と述べており、そのこと自体は危機管理を理解していない証左であると弊社コラムでは批判しています。
想定できるのであれば危機ではなく、危険性の問題であり、その危険性を承知して対応策を検討するのがリスクマネジメントだからです。
危機管理は想定の及ばない危機に襲われた際に、いかに対応するか、そして如何に被害を局限するか、さらにはその危機的な状況の中に如何にチャンスを見出していくかが問われるマネジメントです。
しかし、彼にとっての危機管理はそうなのかもしれません。そして、最悪の状態を想定するというのなら、想定してしっかり備えてもらいたいものです。
しかし、年末年始の状況を見てから判断するというのは自ら信ずる危機管理の要諦にも反しています。最悪の事態を想定もせず、年末年始の状況を見てから判断するというのですから。
その結果何が起きたかは皆様の記憶に新しいかと存じますが、検査キットが十分に準備されず、検査を受けたくても受けられない人があふれたという事態を招きました。
彼の検討というのはその程度のものです。
さすがに記者会見の草案を作っているのは役人ですので、「検討使」と呼ばれることを知っているためか、しばらく「検討する。」という言葉が使われずにいました。
その代わりに頻繁に使われるようになったのが「キドウテキニ」という言葉でした。
これがどのような意味なのかが当メールマガジンの筆者には理解できませんでした。
筆者の理解では通常は「機動的に」という言葉が充てられるはずです。しかし、いかにもやっている風を装うだけの首相ですから、筆者として「詭道」という言葉が相応しいものと思っています。遠い昔、孫武がその著書『孫子』の中で「兵は詭道なり」と述べた「詭道」です。要するに人を騙すことです。
そもそも岸田首相が5月5日にロンドンで経済界の重鎮に対して行った講演で”invest in Kishida”と述べていますが、どれだけの投資家が応ずるのでしょうか。
この20年間、G7で最も経済成長していない日本です。それでもこれまでは日本の経済は信頼を置かれていました。大きな惨事や政治的な不安が起こるとドル安円高になってきたのがその証拠です。
しかし、この度、ロシアによるウクライナ侵略でひょっとする第三次世界大戦が起こるかもしれないという未曽有の危機に際し、円安が続いています。
これは日本の経済がいよいよ信頼を失ったということです。この二十年、日本の経済が弱体化を続けているにも関わらず、世界が不安になるような事態では円高になってきたのに、この度、円安が続いている理由は、岸田首相の「新しい資本主義」を誰も信じていないからでしょう。
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