指揮官の休日 No.280 名誉とは
2022/04/08 (Fri) 07:11
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第288回 数字は嘘をつかないが、読み方を知らないと騙される を掲載いたしました。
コロナ禍を巡って、様々な数字が公表されており、しっかりと読めばいろいろなことが分かるのですが、その読み方を知らないと騙されてしまいます。
そんな事例を考えてみました。
詳しくはこちらをお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/2667
No.280 名誉とは
最近、ある人の話を聞いて腹を立てたことがあります。
曰く「兵隊は戦場で手柄を立てて名誉を得たいから人を殺す。」のだそうです。
この人は軍隊に身を置くものの心情をまったく理解していません。
軍隊にはいろいろな人間がいます。徴兵制の軍隊と志願制の軍隊では意識も異なりますが、例えば自衛隊は志願制ですので、志願制の軍隊のメンバーの意識について述べると、例え戦争が始まっても、手柄を立てたくて戦場に出る隊員はいないと思われます。
喜んで出ていく隊員も多分いないでしょう。
しかし、逃げ出す隊員もあまりいないはずです。
それでは何故戦いに行くのか。
突き詰めるとそれは「名誉」です。
ほら見ろ、やはりそうだろう、とおっしゃるかもしれません。
筆者が制服を着ていた頃、自分たちが出動を命ぜられたとき、粛々と準備して出ていくことができるか、また、幹部自衛官として淡々と指揮を執ることができるか、部下の前で臆病になって卑怯なふるまいをせずに済むかということで悩んだこともありました。
それは若い頃の話です。
ある程度経験を重ね、年齢が加わってくると肝が据わってきます。そして、多分、自分はそのような場合でも、少なくとも部下の前で卑怯な振る舞いはしないだろうという確信が生まれてきます。
それは名誉の観念を大切にしているからです。
多くの方は、「やはり名誉が欲しいんだよな。」と思われたかと存じます。
ところが筆者の言う「名誉」と皆様方が思った「名誉」はそのとらえ方が若干異なるかもしれません。
1970年代、当時流行していたフォークソングの1曲に「翼をください」という曲がありました。この曲をコーラスグループの「赤い鳥」が歌ったレコードには入っていないのですが、合唱曲として歌われたバージョンには「今、富とか名誉ならばいらないけど翼が欲しい」という歌詞が入っていて、このバージョンが多くの合唱コンクールなどで課題曲とされたため、多くの中学生や高校生によって歌われました。
その結果、名誉を求めるということは、若い人たちは何か汚いことであるかのように思ってしまったようです。冒頭のスピーチをした人も同様でしょう。
若い人たちの多くが勘違いしているのは、名誉なんかいらないということが正しいことだと考えていることです。
しかし、あえて申し上げますが、名誉を大切にするということは重要です。
この際、注意しなければならないのは、「名誉」と「名声」は違うということです。
「名声」は人から与えられるものであり、いわば他人の評価です。
一方で「名誉」で重要なことは、自分に恥じないということです。
アメリカ海兵隊は「名誉、勇気、献身」を徹底的に教育します。そこで語られる「名誉」は軍人として恥ずかしいような行為はしないということです。
臆病・卑怯な振る舞いや義務を果たさず敵前で逃亡を図るような行為を徹底的に戒めています。
しかし、自分に恥ずかしいと思うような行為をしないよう努力するということは悪いことでも汚いことでも、社会的に忌むべきことでもありません。
むしろ、卑怯な振る舞いをして、自分に恥じないというという性格こそ問題です。
「恥」という概念を理解しない人々の行動はひたすら見苦しいものになります。筆者が政治家を忌み嫌うのはそのためです。
選挙の公約において綺麗ごとだけを並べ、当選するや否や汚職に走る、権力をかさに圧力をかけるなど恥知らずな政治家が多すぎるからです。
筆者の見るところ、多くの自衛官が基本的に持っている価値観は、この「恥を知る」ということであり、それは「名誉を重んじる」ということに他なりません。
筆者は実戦を経験したことはありませんが、米海兵隊において第二次世界大戦以降の様々な戦場における兵隊の心理を研究した論文等をたくさん読んできました。
戦場において勇敢に戦った兵士たちへのインタビューで興味深いのは、勇敢な行動に彼らを駆り立てたのは「戦友のため」であるという言葉が多いということでした。
極限状態の戦場では、戦友の存在というものがいかに大きいかを物語っています。
筆者が冒頭に申し上げたスピーチで腹を立てたのは、そのような戦士たちの心情をまったく理解しない素人が何も考えずに、勝手な想像だけで語っているからです。
今、ウクライナの人々は必死でロシア軍の侵略に抵抗を続けています。
彼らを駆り立てているのは、祖国や同胞への思いであり、名声を求めているわけではないことは誰の目にも明らかでしょう。
世界は、毅然とした態度で戦っている大統領以下のウクライナ国民の態度を見て何とか支援しようとしています。
自分たちが命がけで戦わない国を支援しようとは誰も思わないでしょう。
ウクライナがあれほど血を流して戦っていても米国をはじめとする諸国は、第三次大戦に拡大することを防ぐという名目で直接の支援は行っていません。
もし日本が侵略を受けた場合、私たちがまず必死に戦わなければ、誰も日本を支援しようとしてくれないでしょう。
日米安全保障条約は絶対ではありません。それは国家間の約束にすぎず、しかも、日本有事の際に米国が自動参戦するような条約ではありません。この度、米国は核戦争に拡大する恐れがある場合には参戦しないという立場を取りました。
私たち日本人が多くの血を流して、必死の抵抗を続けることが諸外国の支援を得る必要不可欠な大前提です。その結果として、安全保障条約が発動され、米国の兵士がやってくることになります。しかし、米国の現政権では第三次世界大戦に発展する恐れがあるとして来援が無いかもしれません。
この場合、ウクライナが現在やっているように、独力で敵を押し戻さなければなりません。
世界からウクライナに義勇兵が2万名も集まっています。彼らは報奨金や名声などが欲しくて集まっているのではありません。自分の祖国を守ろうということですらないのです。ウクライナが必死に戦っているからこそ集まっているのです。
兵士が戦うというのは、そういうことであり、名誉が欲しくて戦っているのではありません。
そのような心情すら理解できないものが、「所詮兵隊は・・・」などと公言するのは傲慢であり、国防の任に当たる人々に対して失礼なことであることを知るべきです。
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専門コラム「指揮官の決断」第288回 数字は嘘をつかないが、読み方を知らないと騙される 掲載のお知らせ
世界はこの1か月以上にわたりロシアのウクライナ侵攻に翻弄されています。
当コラムは執筆担当が元自衛官ではありますが軍事評論をするつもりもなく、安全保障論、国際関係論の専門家でもないので、あくまでも危機管理論の観点からこの問題を観察しています。
コロナ禍と同様、メディアは様々な専門家と称する人々をほぼレギュラーとして起用して報道を続けていますが、コロナ禍と異なるのは、それらの専門家たちが、筆者のような素人が聞いても「エーッ?嘘つけ!」と思うような出鱈目を並べるエセ専門家ではなさそうなことです。
続きはこちらでお読みください。
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『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
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筆者の見るところ、多くの自衛官が基本的に持っている価値観は、この「恥を知る」ということであり、それは「名誉を重んじる」ということに他なりません。
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極限状態の戦場では、戦友の存在というものがいかに大きいかを物語っています。
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