指揮官の休日 No.257 もう、うんざり
2021/10/29 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
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専門コラム「指揮官の決断」は、第265回 二分法の誤謬 を掲載いたしました。
正論の陰にはおそろしい論理上の問題が隠されていることがあります。
詳しくはこちらをお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/2535
No.257 もう、うんざり
何にうんざりしているのでしょうか。
筆者をよく知る人たちはご存じです。
衆議院や参議院の選挙が告示されると、NHKで政見放送が始まります。
民法の各局でも党首を呼んでその政策などについての番組が組まれます。
街に出るとあちらこちらに選挙のための車が走り回り、駅やその周辺ではビラ配りの運動員に取り囲まれます。
政治と政治家が大嫌いな筆者にとってこれほど苦痛な季節はありません。
政見放送はどれを観ても嘘くさいし、各党首の話など聞いているうちに胸が悪くなってきます。船酔いの吐き気はいかにも海に戻ってきたという感じがするので、通過儀礼として甘んじて受けるのですが、政党の党首の発言を聞いた胸糞の悪さは耐えがたいものがあります。
そもそも、NHKの政見放送は、公認を得た候補者しか登場しないので、無所属候補者の公約などを聞くことが出来ません。
公認を得た候補者は党の支援を受けているので、当選しても思い切りものが言えるかと言えばそうはいかないでしょう。
重要案件に関しては党議拘束などをかけられると自由にものを言えないでしょうし、結局、いくら選挙の時に自分の想いを有権者に伝えてもそれを実現させるのは難しくなるはずです。
一方の無所属候補者は、そもそも政見放送に載らないので、どういう人物なのかもよく分かりませんし、たとえ当選しても国会の代表質問などができず、採決に加わるだけでしかないという虚しさがあります。
いずれにせよ、それらの声がテレビにも街にも溢れかえるこの時期が筆者は大嫌いです。
筆者は長く海上自衛隊にいたため政治嫌いの傾向が一層強くなりました。海上自衛隊は海軍の伝統を色濃く受け継いでいるので、サイレント・ネイビーたることを自負しており、政治的な発言は慎み、政治と距離を置く習性が強いため、そこで育てられた筆者としては政治に関わること自体がおぞましいものと思っていました。
ただ、今回の選挙だけは筆者としては180度方向転換をして、ある候補者の応援をかなり一生懸命にやっています。私の住む選挙区から立候補しているその候補者は30数年前に野党の党首として国会で質問に立ち、当時海上幕僚監部防衛課員であった筆者の度肝を抜く質問をしたので、それ以来注目してきた政治家でした。前回の選挙で対立する政党の候補に敗れ、今回再起を図ろうとしており、また、その対立候補が当選するとろくでもないことになりかねないので、今回だけ宗旨替えをして応援活動をしています。
しかし政治や政治家が嫌いであることに変わりはなく、朝食時に流れてくる政見放送にうんざりしている毎日です。
筆者の政治と政治家嫌いは筋金入りで、現在応援している候補者の後援会のパーティーなどに出席しても、その候補者とは話をするのですが、その候補者を取り巻く地方議員とは一切口をききません。
彼らは市議会議員選挙などでの支援を得たいので必死になって名刺を押し付けてくるので、受け取るだけは受け取るのですが、筆者の名刺を渡すことはありませんし、彼らがカクテルグラスなどをもって目の前に迫ってくると、サッとタイミングを外してほかの場所に移ったり、あるいは中座して帰ってきてしまいます。
私が応援している候補者の紹介と言って訪ねてくることもありますが、筆者が会うことはまずなく、街で声をかけられても大抵は無視です。
それらの取り巻きの地方議員は若い市議会議員が多いのですが、筆者にすれば、若くして政治家を志す奴なんか最も忌まわしい連中です。
選挙に関しては、投票をすることは国民の義務ですので、棄権することはまずありません。ただし、投票所に行って、白紙の投票をしてくることは時々あります。
棄権してしまうということは国民の義務を果たさないので、権利もなくなるはずです。つまり、選挙に棄権しておいて政治に不満を述べるということは許されません。
しかし、白紙投票は意味があります。信任できる候補者が一人もいないという明確な不信任の意思表示です。なので、選挙には必ず行くのですが、必ずしも誰かに投票してくるとは限らないのです。
最近は期日前投票をよく行います。投票日当日に何か予期せぬことが起こって投票できなくなると困るからです。危機管理を専門としているとそういうことまで考えます。
期日前投票の制度は周知されてきてよく利用されるようになってきているのは結構なことだと思います。
昭和の時代、筆者が住んでいた街で市長選挙が行われました。この頃新婚でしたが艦隊勤務に就いていた筆者は、船がドック入りしているなど特別の事情がない限り緊急出港に応じなければならず、休暇を取ってどこかへ旅行などはできませんでした。
たまたま貴重な休暇が取れることが分かって、綿密な計画を立て、相当前からホテルやJRの予約などをしていたのですが、それがもろに市長選挙と重なりました。
当時は期日前投票制度が無く、不在者投票制度しかありませんでした。仕方なく不在者投票をしに夫婦で選挙管理委員会に出向くと、当日投票できない理由を書けということでしたので、旅行のためと書いたところ、選管の担当者から「出張ですか?」と尋ねられました。
そうではなかったので、個人的に休暇を取って旅行に行くんです、と答えると、それは理由にならないと言われました。国民の義務を果たすのだから、仕事ならいいですが休暇はダメですと言うのです。
しかし、その船では土日もなく三か月ほど休みが無い状態でやっと取った休暇だったので、市長選ごときであきらめるつもりはありませんでした。担当者は理由に出張と書いてくださいと言うので、「公文書に嘘を書けというのか」と食って掛かったところ、上司と相談したらしく「休暇と書かず、ただ旅行のためと書いてください。」と言ってきたので、それはウソではないので妥協してそのように書いて不在者投票をしてきました。昭和の時代の役所はそんなものでした。
現在は期日前投票制度がありますので、そんなくだらない指摘をする役人もいなくなり事前投票が容易になりました。今回も期日前投票を済ましています。
先日、ある地方議員と話をしていたら、「林さんは政治と政治家が嫌いだそうですね。何故ですか?」と訊いてきました。
私はその議員に「貴方はマムシが好きですか?」と尋ねました。
彼は「嫌いですよ。」と答えてきました。
私は「何故です?」と尋ねました。
彼は「理由なんかありません。生理的なものです。あんなの好きな人はそういないでしょう?」ということでした。
私はニッコリして「私も同じです。理由なんかありません。生理的に嫌いなだけです。」と言って別れてきました。
ね、常識のない無礼な奴でしょ?
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逆に申し上げれば、一定の方法論から逸脱した議論はあっさりと切り捨てて顧みることをしませんし、学者や評論家でそのような態度を取る言論人の主張については厳しく批判をしてきました。
要するに、ファクトに基づかない議論や論理的な誤りのある議論を相手にしないという態度が当コラムの基本にあります。科学的な議論には事実による検証または論理的な一貫性が必要です。どちらもない議論を当コラムでは相手にしません。
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ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
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危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
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毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
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一方の無所属候補者は、そもそも政見放送に載らないので、どういう人物なのかもよく分かりませんし、たとえ当選しても国会の代表質問などができず、採決に加わるだけでしかないという虚しさがあります。
いずれにせよ、それらの声がテレビにも街にも溢れかえるこの時期が筆者は大嫌いです。
筆者は長く海上自衛隊にいたため政治嫌いの傾向が一層強くなりました。海上自衛隊は海軍の伝統を色濃く受け継いでいるので、サイレント・ネイビーたることを自負しており、政治的な発言は慎み、政治と距離を置く習性が強いため、そこで育てられた筆者としては政治に関わること自体がおぞましいものと思っていました。
ただ、今回の選挙だけは筆者としては180度方向転換をして、ある候補者の応援をかなり一生懸命にやっています。私の住む選挙区から立候補しているその候補者は30数年前に野党の党首として国会で質問に立ち、当時海上幕僚監部防衛課員であった筆者の度肝を抜く質問をしたので、それ以来注目してきた政治家でした。前回の選挙で対立する政党の候補に敗れ、今回再起を図ろうとしており、また、その対立候補が当選するとろくでもないことになりかねないので、今回だけ宗旨替えをして応援活動をしています。
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彼らは市議会議員選挙などでの支援を得たいので必死になって名刺を押し付けてくるので、受け取るだけは受け取るのですが、筆者の名刺を渡すことはありませんし、彼らがカクテルグラスなどをもって目の前に迫ってくると、サッとタイミングを外してほかの場所に移ったり、あるいは中座して帰ってきてしまいます。
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選挙に関しては、投票をすることは国民の義務ですので、棄権することはまずありません。ただし、投票所に行って、白紙の投票をしてくることは時々あります。
棄権してしまうということは国民の義務を果たさないので、権利もなくなるはずです。つまり、選挙に棄権しておいて政治に不満を述べるということは許されません。
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