指揮官の休日 No.242 戦闘旗を掲げる
2021/07/16 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
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https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第250回 正気に返れ を掲載いたしました。
4回目の緊急事態宣言という馬鹿げた措置はメディアの振りまく「コロナ怖いウイルス」に脳を侵されてしまった私たちの責任です。私たちさえ正気に返れば、このコロナ禍はたちどころに収束するはずです。
毎日鬱陶しい思いをしなければならず、飲食業や観光業は凄まじい打撃を受けていますが、すべて私たちの無関心が根底にあり、政権や医師会の無策と相まってコロナ禍を人災としています。
詳しくはこちらをお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/2435
No.242 戦闘旗を掲げる
今回はちょっと物騒なタイトルですね。
別に我が家の司令長官の指揮の下、誰かと喧嘩を始めようというのではありません。
元々我が家の司令長官は争いごとがとてもお嫌いで、荒っぽいことがお気に召しません。よく自衛官などと結婚しようという気になったなと今でも思います。
なので、私が新聞記者や政治家、警察官を見ると片っ端から喧嘩を売りに出るのを苦々しく思っておられ、いつも呆れたような顔をして見ています。(なぜ、筆者がこの三者を見ると喧嘩を売るのかはいずれお話しすることもあるかもしれませんが。)
さて本題に戻ります。
よく「戦闘旗を揚げる。」という言い方がされますが、実際の戦争ではどのような旗が掲げられるのかご存じの方はあまりいらっしゃらないと思います。
当メールマガジンではかつて「白旗を揚げる」ということの意味についてお伝えしたことがあります。(指揮官の休日 No.062 白旗を揚げる
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all&m=88 )
多くの方が勘違いされているのですが、「白旗を揚げる」ということは「降伏」を意味しているのではありません。
日本では源氏の旗印が白旗であり、彼らが戦う時にはこの白旗を掲げていました。欧米においても、例えばフランス海軍は軍艦旗として白旗を使っていた時代があり、オーギュスト・セルシーが描くフランス海軍の帆船は大きな白旗を艦尾に掲げていますし、フランス革命に際しては王党派が白旗を軍旗として掲げて戦っています。
白旗の用い方が変わったのは1899年のハーグ陸戦協定以来です。
この国際法上の戦闘法規では、交戦者の定義、宣戦の布告、戦闘員と非戦闘員の区別、捕虜の扱いなどが規定されましたが、その中で交戦者の一方が他方との交渉を行うために白旗を掲げてきたものを「軍使」と規定し、その軍使及び従属する旗手、通訳、ラッパ手などに対する不可侵権が認められました。この協定以降、白旗が掲げられると「話をしようじゃないか」という意味になるので、即「降伏」ということでもないのです。
それでは、一見すると白旗と反対の意味を持ちそうな「戦闘旗」というのはどういう旗なのでしょうか。
海賊船であれば髑髏が描かれた旗を連想されるかと思います。
小学生時代以来、私の夢は海賊になることでした。まだ「ワンピース」などというアニメの無い頃の話です。私が夢見たのはルフィのような海賊ではなく、どちらかと言うと「カリブの海賊」のジャック・スパロウのような存在でした。
そのため、当然私もこの髑髏の旗を持っています。いずれ自分の海賊船を造ったら掲げるつもりです。
しかし、まともな軍隊では別の旗が使われます。
それではどのような旗を掲げるのか、この答えを聞かれると皆さんがっかりされるかもしれませんが、軍艦が掲げる戦闘旗とは、その軍艦が普段艦尾に掲げている軍艦旗です。
米海軍は軍艦旗に星条旗を使っていますし、英海軍はホワイトエンスンという白地に赤い線で十字を書き、左上に英国国旗をあしらったものを掲げています。
海上自衛隊は旭日旗を掲げており、これに韓国が文句を付けたので、それ以後、海上自衛隊艦艇の韓国寄港は無くなりました。
通常の航海においては軍艦は国籍を示す旗を艦尾に掲げていますが、戦闘航海になるとこの軍艦旗を一番高いメインマストに移すのです。
これが軍艦が掲げる戦闘旗です。
海上自衛隊の艦艇も、見学者を乗せる体験航海などでは自衛艦旗を艦尾に掲げていますが、通常の訓練航海などではメインマストに掲げています。これは訓練航海では艦内の当直体制が「哨戒配備」という本格的な戦闘配備に移行しやすい警戒態勢を取っているからであり、平時である現在も、いきなり不審な船舶、潜水艦、航空機などが現れても対応できるようにレーダーやソーナーに配員し、即応の武器にも当直員を充てて警戒を続けています。
つまり、フルスペックの戦闘部署ではないものの、対水上・対空・対潜脅威に対応できる態勢が取られているので、それを示すために戦闘機を掲げているということです。
それでは陸軍の戦闘旗はどのようなものでしょうか。
陸軍もまた戦闘時に掲げる特別な旗を持っているわけではありません。
通常は連隊旗を前に出します。
かつて、舞鶴の教育部隊に司令として着任した際、近くにいる陸上自衛隊第7連隊に着任の挨拶に行ったことがあります。いかにもエリートという感じの若い1等陸佐の連隊長が現れて、第7連隊についてブリーフィングをしてくれました。かつて海幕のスタッフであった頃、陸・海・空の協同プロジェクトで顔を合わせたことのある連隊長でした。
そこで陸上自衛隊の連隊の一般的な戦い方について説明があったのですが、連隊が守備をしている際には連隊長は各中隊の動きが把握でき、かつ師団本部と連絡が取りやすい後方に連隊本部を設置して指揮を執るのですが、連隊が攻撃に回る際には連隊長は連隊旗とともに最前線に出て部隊の先頭に立って指揮を執るのだそうです。
「最初に敵弾で倒れるのは君か?」と尋ねると、「まぁ、それが私の任務です。」とニコニコして答えてくれました。エリートではあるけど肝の座った男でした。
ということで、「戦闘旗」という特別な旗はないということでした。
がっかりされた方が多いかと拝察いたしますが、現実はそうなのです。
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当コラムは危機管理の専門コラムとして様々なレベルにおける意思決定に関心を持っています。この度のコロナ騒動についても同様で、社会の反応とそれに対する政府、自治体その他の対応を意思決定の面から注目してきました。
この観点から見て、この度の事態の本質はテレビが振りまいた「コロナ怖いウイルス」に私たちが感染して正常な判断が出来なくなったことが原因であるという点は繰り返し述べてきました。
4度目の緊急事態宣言が出されるに及びこの国の政府と私たち自身の正気を疑わざるを得ない事態だと認識しています。
https://aegis-cms.co.jp/2435
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お薦めの書籍
『1300社が導入した日本型ジョブディスクリプション』 松本順市 著 日経BP
目標による管理がまともに機能している企業が極めて数少ない現在、その矛盾点を見事に突いた本です。
著者の松本氏が人事コンサルタントとして1300社の指導をした実績から炙り出した日本企業への目標管理の適用の矛盾を解決する方法を見事に教えてくれます。
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『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
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白旗の用い方が変わったのは1899年のハーグ陸戦協定以来です。
この国際法上の戦闘法規では、交戦者の定義、宣戦の布告、戦闘員と非戦闘員の区別、捕虜の扱いなどが規定されましたが、その中で交戦者の一方が他方との交渉を行うために白旗を掲げてきたものを「軍使」と規定し、その軍使及び従属する旗手、通訳、ラッパ手などに対する不可侵権が認められました。この協定以降、白旗が掲げられると「話をしようじゃないか」という意味になるので、即「降伏」ということでもないのです。
それでは、一見すると白旗と反対の意味を持ちそうな「戦闘旗」というのはどういう旗なのでしょうか。
海賊船であれば髑髏が描かれた旗を連想されるかと思います。
小学生時代以来、私の夢は海賊になることでした。まだ「ワンピース」などというアニメの無い頃の話です。私が夢見たのはルフィのような海賊ではなく、どちらかと言うと「カリブの海賊」のジャック・スパロウのような存在でした。
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それではどのような旗を掲げるのか、この答えを聞かれると皆さんがっかりされるかもしれませんが、軍艦が掲げる戦闘旗とは、その軍艦が普段艦尾に掲げている軍艦旗です。
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海上自衛隊は旭日旗を掲げており、これに韓国が文句を付けたので、それ以後、海上自衛隊艦艇の韓国寄港は無くなりました。
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