指揮官の休日 No.238 流行語大賞
2021/06/18 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第246回 図上演習はどのように使うことができるのか を掲載いたしました。
図上演習は極めて便利なツールですが、何のために使うことができるのかをご理解されている方は多くはありません。
図上演習はどのような局面で使うことができるのか、その応用法などを含めて説明しています。
詳しくはこちらをお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/2416
No.238 流行語大賞
毎年年末になるとその年の流行語大賞の話題やその年の世相を表す漢字などの話題がマスコミを賑わせます。
筆者は世間の流行などには何の関心もないのでテレビなどもまともには観ませんし、週刊誌はまず買うことがありません。月刊誌も昔は毎月読んでいた『舵』というヨット関係の雑誌を置いている本屋があまりなくなったのと、記事がつまらなくなったのでほとんど読まなくなりました。昔は敬愛する経営者であり、ダイバーであり、何よりもヨット乗りであった田邊英蔵さんが長く「キャビン夜話」というエッセイを掲載されていたので、それを読むために購読していたようなものでした。
つまり、世の中のトレンドにはほとんど関心がないのです。この傾向は若い頃から顕著であり、大学時代に当時アイドルであったピンクレディと女子プロレス界のアイドルであったビューティーペアを知らず、ゼミの合宿でたまたま部屋にあったテレビにピンクレディが出演しているのを見て、「レスラーにしては可愛いね。」と言って一同をしらけさせてしまったことがあるほどです。
そんな筆者ですが、この1年に限って言えば、一日に何回も発する流行語があります。
それは「この勢いでいったら・・・」というフレーズです。
このフレーズは東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏が参議院で参考人として述べた意見に出てきたものです。
児玉教授は昨年の7月16日に参議院の予算委員会の閉会中審査において「新宿区に新型コロナウイルスのエピセンター(感染集積地)が形成されつつある。」、「感染拡大防止に国の総力を挙げないとニューヨークの二の舞になる」と述べて政府の施策を批判されました。
この教授はことあるごとに東京はそのうちニューヨークやミラノのようになると警鐘を鳴らしてこられています。
そしてこの時に最後に述べられたのが「今日の勢いでいくと、東京は来週は大変なことになる、今日の勢いで行ったら来月は目を覆うようなことになる。」というフレーズで、児玉教授はほぼ涙声で訴えられました。新聞は一斉に「児玉教授、魂の訴え」と紹介しました。
しかし、その7月16日に286人であった東京のPCR陽性判定者は7月31日に462人にまで増加したものの、それ以後減少を続け、1か月後の8月16日には260人まで減っていきました。目を覆うような事態にならなかったどころか減少したのです。
このコロナ禍においてテレビに出演する専門家の多くが予測を外しています。コロナの女王とさえ言われる某大学の女性教授なども今のニューヨークは2週間後の東京何ですなどと人を脅かしていましたが、そのようなことには全くなりませんでした。
児玉教授も参議院での意見が見事にまったく外れているのみならず、YouTubeでマルクス経済学者の金子勝氏といかに酷いことになるのかについて散々意見を述べていますが、ほとんど外れています。
新型コロナウイルスについてはウイルス学上まだ分からないことが多々あるそうですので、予測が外れるのは仕方ないのですが、コロナの女王にしても児玉教授にしても、何故外れたのかという説明をしません。それどころか自分の予測が外れたことを認めもしません。
これは筆者のように社会科学を専門にする者にとっては許しがたい態度です。予測が外れた場合、その予測に至った根拠を示し、何故外れたのかを分析しなければ進歩はありません。お二人とも自分の予測が外れたことすら認めないので、進歩がまったく無く、いつまでたってもその予測は外れ続けます。
評論家やジャーナリストなどであれば、彼らの発言に何も期待していないのでその場の思い付きで発言しても何とも思いませんが、学者・研究者と言われる人々のそのような態度は許容できません。
ということで、我が家ではこの児玉教授の発言を揶揄して「今日の勢いで行ったら・・・」というフレーズを筆者が乱発することになりました。
どういうところでこのフレーズが使われるかということですが、6月から真剣に健康管理のために減量の対策を取っており、毎日計量を行っているのですが、そのたびにこのフレーズで大騒ぎになるんです。例えば前日比で体重が0.1kg減っていたとすると、「この勢いで行くと来年には36キロも減ってしまってほぼミイラみたいになる!」逆に外食してきた翌日など0.5キロくらい増えていることもありますので、「この勢いで行くと1年後には体重が180キロも増えて、部屋から出られなくなる!」と大騒ぎになります。
つまり児玉教授の「今日の勢いで行ったら・・・」という参考意見がいかに馬鹿馬鹿しいものであったのかを揶揄しているだけなのですが、実際に彼をはじめとするテレビで様々コメントをする専門家たちの発言を聞いていると呆れかえるような発言が目につきます。
彼らは専門家であるにも関わらず、グラフの見方を知らないようです。ほとんどの専門家が棒グラフが一番高くなって下がり始めたところをピークアウトとしていますが、少しでも統計学をかじり、あるいは数理社会学の入門書を読んだことのある方ならこれが極めて基本的な間違いであることを知っています。
陽性判定者数の棒グラフなどを見るときには、増加率を見なければ趨勢を判断することができません。増加率が伸びの一途から減少傾向を見せたところがピークです。そのような基本中の基本を知らないので緊急事態宣言の結果自粛が進んで陽性判定者が減少してきたと考えてしまうのですが、実はその遥か前にピークアウトしていたのであり、宣言など出さなくとも同じ結果になったはずなのです。つまり、今陽性判定者数が減少しているのは緊急事態宣言の効果ではないのを専門家たちが理解できていないのです。
この議論はまともに統計学や数理社会学を学んだ方ならもっと分かりやすく端的に解説できるはずです。筆者はそれぞれ齧っただけなので、人様に教えるほどの見識を持ち合わせませんが、しかしその世界では常識なのに、なぜ専門家が理解しないのかが理解できません。
ということで、拙宅では当分の間「この勢いで行くと・・・」という騒ぎが続くものと思っています。
ねっ、前回お約束したとおり、どうでもいい話だったでしょ?
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当社Webサイトに、専門コラム「指揮官の決断」をアップしております。是非、ご覧ください
専門コラム「指揮官の決断」第246回 図上演習はどのように使うことができるのか 掲載のご案内
前回、当コラムでは図上演習の概要と流れについて説明しました。
今回は、そもそも図上演習は何を目的として行わるのかについて解説します。
前回の開設の中では「演習」と「訓練」という言葉を使っています。この二つの言葉は全く異なった意味を持っています。
一般には演習とは組織が行う比較的大規模なもの、訓練とは比較的小規模なもの、あるいは個人が行うものというような使い分けがされていますが、本来の意味は全く異なります。
訓練は個人または組織の練度の向上を目的として行われます。したがって、訓練の場合は正解が準備されています。
https://aegis-cms.co.jp/2416
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Twitterでも時々、折に触れて気が付いたことを呟いています。
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
お求めの方は、こちらからどうぞ。
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://aegis-cms.co.jp/cpx
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代表取締役 林 祐
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No.238 流行語大賞
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それは「この勢いでいったら・・・」というフレーズです。
このフレーズは東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏が参議院で参考人として述べた意見に出てきたものです。
児玉教授は昨年の7月16日に参議院の予算委員会の閉会中審査において「新宿区に新型コロナウイルスのエピセンター(感染集積地)が形成されつつある。」、「感染拡大防止に国の総力を挙げないとニューヨークの二の舞になる」と述べて政府の施策を批判されました。
この教授はことあるごとに東京はそのうちニューヨークやミラノのようになると警鐘を鳴らしてこられています。
そしてこの時に最後に述べられたのが「今日の勢いでいくと、東京は来週は大変なことになる、今日の勢いで行ったら来月は目を覆うようなことになる。」というフレーズで、児玉教授はほぼ涙声で訴えられました。新聞は一斉に「児玉教授、魂の訴え」と紹介しました。
しかし、その7月16日に286人であった東京のPCR陽性判定者は7月31日に462人にまで増加したものの、それ以後減少を続け、1か月後の8月16日には260人まで減っていきました。目を覆うような事態にならなかったどころか減少したのです。
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児玉教授も参議院での意見が見事にまったく外れているのみならず、YouTubeでマルクス経済学者の金子勝氏といかに酷いことになるのかについて散々意見を述べていますが、ほとんど外れています。
新型コロナウイルスについてはウイルス学上まだ分からないことが多々あるそうですので、予測が外れるのは仕方ないのですが、コロナの女王にしても児玉教授にしても、何故外れたのかという説明をしません。それどころか自分の予測が外れたことを認めもしません。
これは筆者のように社会科学を専門にする者にとっては許しがたい態度です。予測が外れた場合、その予測に至った根拠を示し、何故外れたのかを分析しなければ進歩はありません。お二人とも自分の予測が外れたことすら認めないので、進歩がまったく無く、いつまでたってもその予測は外れ続けます。
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ということで、我が家ではこの児玉教授の発言を揶揄して「今日の勢いで行ったら・・・」というフレーズを筆者が乱発することになりました。
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つまり児玉教授の「今日の勢いで行ったら・・・」という参考意見がいかに馬鹿馬鹿しいものであったのかを揶揄しているだけなのですが、実際に彼をはじめとするテレビで様々コメントをする専門家たちの発言を聞いていると呆れかえるような発言が目につきます。
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陽性判定者数の棒グラフなどを見るときには、増加率を見なければ趨勢を判断することができません。増加率が伸びの一途から減少傾向を見せたところがピークです。そのような基本中の基本を知らないので緊急事態宣言の結果自粛が進んで陽性判定者が減少してきたと考えてしまうのですが、実はその遥か前にピークアウトしていたのであり、宣言など出さなくとも同じ結果になったはずなのです。つまり、今陽性判定者数が減少しているのは緊急事態宣言の効果ではないのを専門家たちが理解できていないのです。
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一般には演習とは組織が行う比較的大規模なもの、訓練とは比較的小規模なもの、あるいは個人が行うものというような使い分けがされていますが、本来の意味は全く異なります。
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