指揮官の休日 No.227 物言えば唇寒し・・・
2021/04/02 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第235回 危機管理とリスクマネジメントの基本的な相違は? を掲載いたしました。
当コラムで度々解説しているリスクマネジメントと危機管理の相違についての議論です。危機管理は危機を対象とするのに対して、リスクマネジメントは危険性を対象としているということは何度も解説してきましたが、実はそれだけではありません。ちょっと専門的になるため、これまで控えてきた説明だったのですが、いよいよこの説明をしなければならない時期が来たと考え、あえて解説に踏み切りました。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://aegis-cms.co.jp/2331
No.227 物言えば唇寒し・・・
「物言えば唇寒し・・・」というのは秋の話なのですが、この言葉が心にしみてきます。
何とも生きていきにくい世の中になったものです。
私がまだ若い頃、テレビのコマーシャルで「私作る人、貴方食べる人」というカレーのキャッチコピーが女性蔑視だとして大問題になったことがあります。中ピ連などという連中がヘルメットをかぶって跋扈していたのをご記憶の方も多いかと存じます。
最近のメデイアにはその時の悪夢の再来を感じさせます。
LINEで仲間内でフリートークでいろいろなアイデアについてしゃべっていたのがリークされて人を豚扱いしたと大騒ぎになったりということがありました。たしかに電通でキャッチコピーを作っていた人のアイデアとしては最低だとは思いますが、しかし、かつて電通のコピーライターの話を聞いたことがありますが、「キャッチコピー1000本ノック」と言われ、一つのキャッチコピーを作るに際して999のキャッチコピーが切り捨てられているのだそうです。それらの中には私たち素人が見ても駄作だと思われるようなものも当然あるんでしょう。まして、3年も前の仲間内のLINE上の会話を取られるようでは、何も言えなくなります。
私は常に「差別」と「区別」は別物だと考えてきましたが、しかし、テレビなどでは発言の前後を切り取るだけではなく、切り取った部分の前と後を繋いで一つの動画を作るくらいのことを平気でやりますから、発言の意図が正確に伝わらないことが多々あるようです。
そこで当メールマガジンでも一つ決断をしたことがあります。
今後、ジェンダーに関わる発言はしないということです。
たとえば、ペンキをやたら塗りたくった船を「年増の厚化粧」とか、ちょっと叱るとすぐに泣くやつを「女々しい」とか、ご主人がなくなってもノウノウと余生を楽しんでいる女性を「未だ亡くなっていない人」とか、還暦を過ぎても病気一つしない元気な女性に向かって「美人薄命と言いますよね。」とか、頭がそこそこ良くて、見た目も派手な女性を褒めて「才色兼備」とか、同じ悪い奴でも女性だけ「悪女」とか、まして、どうしようもない男を指して「女の腐ったような奴」とか、「女は、褒めればつけあがる、叱ればすねる、殺せば化けるから始末が悪い。」とか、などと言うことは今後一切しないということです。
かつて、当メールマガジンでは「船は何故sheと呼ばれるか」という記事を配信したことがありますが、ここに女性の皆様方に対し、非礼であったことを深く反省し、お詫び申し上げます。どうかご寛容を賜りますよう伏してお願い申し上げます
(メールマガジン指揮官の休日 No.049 なぜ船は「彼女」とよばれるのか https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all&m=75 )
そのうえで、さらに女性が本当に男性と同様の対応をして欲しいとお考えであるのなら、そのことが実現するよう、当メールマガジンにおいてもそのようなムーブメントを作るような内容を目指すことも考えなければならないかと思っています。
具体的には、自衛隊における体力・運動能力検定の基準に男女差を失くし、統一基準における検定2級を取ることのできない女性幹部候補生は任官させない、朝のラッシュにおけるJR等の女性専用車両は廃止する、宝塚歌劇団への男性の採用を労働基準監督局長から命令を発せさせる、歌舞伎の女形の演技は禁止し、女性の演者をもって出演させなければならないこととする、全国の女子大を廃止し、すべて共学とすることを訴える、「ミスコンテスト」は「ミスターコンテスト」同時開催でなければ認めない立法を要求する(わが母校上智大学はすでに上智大学生らしい学生を選ぶというソフィアンコンテストに模様替えしています。)。
あるいは、旅客機のCAは半数は男性でなければならないという規則を制定させる、憲法を改正し首相は男性と女性が交代で就任しなければならないことを定める、陸上自衛隊のレンジャー隊員の半数は女性隊員としなければならないことを自衛隊法に明記する、大規模小売店法を改正し、化粧品売り場の50%では男性用化粧品を売らなければならないことを規定させる、(もういいか・・・・)などについて積極的に協力を惜しみません。
私が存じ上げているある女性経営者は「ダイバーシティ」とは「女性活用」のことだと思い込んでいますが、これは読売新聞が「コンプライアンス」を「法令順守」と思い込んでいるのと同様に滑稽なのですが、そのような誤りについても徹底的に糾弾してまいります。
そもそも多様性を認めるということであれば、性差や年齢など意識してはならないはずで、大会組織委員会会長が女性蔑視発言をしたから後任は女性だとか、80代ではなく若い人をという議論は性差や年齢を前提とした旧態然たる議論の裏側でしかないように思うのですが。
この度のオリンピックは実は私も関係者の一人です。江の島に一人乗りのディンギーを置いているのですが、セーリング競技の会場が江の島になったため移動を要求されました。しかし、世界中のトップセーラーが江の島に集まり、それを子供たちや大学生が身近に見ることができる貴重な機会なので喜んで協力しています。したがって五輪の行方については重大な関心を持っていたのですが、女性の活用にはやたら熱心な議論はするがスポーツにはど素人の論客が組織委員会理事に任用されるに至って関心を一挙に失ってしまいました。
巷でよく言われる役員の何割かを女性にしなければならないという議論は、逆差別になるのではないかと素朴に思っています。実力がなくとも女性であれば役員に昇格できる機会が増えるということですからね。
女性の国会議員が少ないのは、そもそも女性の立候補者が圧倒的に少数だからであり、差別の問題ではないかもしれません。女性の立候補者が少ないのは、女性の現職議員を見て、あのような人になりたくないと思う女性が多いからではないでしょうか。だとすれば自業自得ですね。
一方で、私たちコンサルタントの中で、これは凄いなと思うコンサルタントは気が付くと女性が圧倒的多数です。私が当メールマガジンで紹介してきたコンサルタントに男性はいません。私が専門とする分野のコンサルタントは圧倒的に男性が多いのですが、それでも見るべき業績を上げているのは女性のようです。まして、私の専門外で、当メールマガジンで紹介することのない分野のコンサルティングにおいては優秀な女性のコンサルタントが多数いらっしゃいます。
つまり、女性を特別視せずとも、実力のある女性はすぐに分かるのです。
ちなみに、我が家に司令長官が君臨されていることについて、その考え方を改めるつもりは毛頭ございません。
司令官の女房が司令長官と呼ばれるのは、世界中の海軍において「公理」とも言うべきものであり、私はこの件について社会学的な見地からリサーチを行ったことがあり、科学的な根拠をもっております。何人と言えども、科学的知見に対して異論をさしはさむことは許容しません。異論があるなら根拠を示していただきたいと考えます。
(メールマガジン 指揮官の休日 No.008 「司令官の女房は・・・」 https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all&m=26 )
いずれにせよ、世界中の海軍士官の家庭においては、司令官の上位に司令長官が存在することにより権力の上に権威が分立するというバランスが取られています。
このことだけは、いくら声高に叫んでも非難されないので安心です。
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お薦めのコラム
株式会社ココティアコンサルティング代表の高橋雅美さん執筆のコラムです。
弊社のコンサルティングにおいても、トップが理念を掲げ、あらゆる意思決定はその理念に従って行われるべきであり、その理念はメンバーに徹底されなければならないことはまず最初の段階でお話しさせて頂いています。
高橋さんはそのことが社員のモチベーションの維持に非常に大切であると主張されています。
詳しくは同社のコラムをお読みください。
第198話: 社員のモチベーション管理で会社が絶対にやるべきこと
https://cocotia.co.jp/column/motivation/activemental198
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当社Webサイトに、専門コラム「指揮官の決断」をアップしております。是非、ご覧ください
専門コラム「指揮官の決断」第235回 危機管理とリスクマネジメントの基本的な相違は? 掲載のご案内
当コラムは危機管理の専門コラムであり、これまでにも何回か危機管理とは何かという議論をしてきました。(専門コラム「指揮官の決断」第216回 そもそも危機管理とは何だろうか https://aegis-cms.co.jp/2209 その他)
また、筆者は昨年から母校上智大学で危機管理の入門的講座を開講して半年間の講義を行ってきましたが、その冒頭でも危機管理とは何かという議論を展開しました。
やはり、学生のほとんどは危機管理がどういうマネジメントなのかをほとんど理解せずに受講してきていました。
続きはこちらからお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/2331
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Facebookページ 「指揮官の決断/休日」 https://www.facebook.com/aegis.cm
Facebookページでは、当メールマガジンでは見ることのできない写真もご覧頂くこ
とが出来ます。
是非Facebookページをご訪問ください。
Twitterでも時々、折に触れて気が付いたことを呟いています。
https://twitter.com/CaptainHayashi です。
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
お求めの方は、こちらからどうぞ。
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://aegis-cms.co.jp/cpx
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こちらからご覧ください。https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
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発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
email: yhayashi@aegis-cms.co.jp
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No.227 物言えば唇寒し・・・
「物言えば唇寒し・・・」というのは秋の話なのですが、この言葉が心にしみてきます。
何とも生きていきにくい世の中になったものです。
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最近のメデイアにはその時の悪夢の再来を感じさせます。
LINEで仲間内でフリートークでいろいろなアイデアについてしゃべっていたのがリークされて人を豚扱いしたと大騒ぎになったりということがありました。たしかに電通でキャッチコピーを作っていた人のアイデアとしては最低だとは思いますが、しかし、かつて電通のコピーライターの話を聞いたことがありますが、「キャッチコピー1000本ノック」と言われ、一つのキャッチコピーを作るに際して999のキャッチコピーが切り捨てられているのだそうです。それらの中には私たち素人が見ても駄作だと思われるようなものも当然あるんでしょう。まして、3年も前の仲間内のLINE上の会話を取られるようでは、何も言えなくなります。
私は常に「差別」と「区別」は別物だと考えてきましたが、しかし、テレビなどでは発言の前後を切り取るだけではなく、切り取った部分の前と後を繋いで一つの動画を作るくらいのことを平気でやりますから、発言の意図が正確に伝わらないことが多々あるようです。
そこで当メールマガジンでも一つ決断をしたことがあります。
今後、ジェンダーに関わる発言はしないということです。
たとえば、ペンキをやたら塗りたくった船を「年増の厚化粧」とか、ちょっと叱るとすぐに泣くやつを「女々しい」とか、ご主人がなくなってもノウノウと余生を楽しんでいる女性を「未だ亡くなっていない人」とか、還暦を過ぎても病気一つしない元気な女性に向かって「美人薄命と言いますよね。」とか、頭がそこそこ良くて、見た目も派手な女性を褒めて「才色兼備」とか、同じ悪い奴でも女性だけ「悪女」とか、まして、どうしようもない男を指して「女の腐ったような奴」とか、「女は、褒めればつけあがる、叱ればすねる、殺せば化けるから始末が悪い。」とか、などと言うことは今後一切しないということです。
かつて、当メールマガジンでは「船は何故sheと呼ばれるか」という記事を配信したことがありますが、ここに女性の皆様方に対し、非礼であったことを深く反省し、お詫び申し上げます。どうかご寛容を賜りますよう伏してお願い申し上げます
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具体的には、自衛隊における体力・運動能力検定の基準に男女差を失くし、統一基準における検定2級を取ることのできない女性幹部候補生は任官させない、朝のラッシュにおけるJR等の女性専用車両は廃止する、宝塚歌劇団への男性の採用を労働基準監督局長から命令を発せさせる、歌舞伎の女形の演技は禁止し、女性の演者をもって出演させなければならないこととする、全国の女子大を廃止し、すべて共学とすることを訴える、「ミスコンテスト」は「ミスターコンテスト」同時開催でなければ認めない立法を要求する(わが母校上智大学はすでに上智大学生らしい学生を選ぶというソフィアンコンテストに模様替えしています。)。
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私が存じ上げているある女性経営者は「ダイバーシティ」とは「女性活用」のことだと思い込んでいますが、これは読売新聞が「コンプライアンス」を「法令順守」と思い込んでいるのと同様に滑稽なのですが、そのような誤りについても徹底的に糾弾してまいります。
そもそも多様性を認めるということであれば、性差や年齢など意識してはならないはずで、大会組織委員会会長が女性蔑視発言をしたから後任は女性だとか、80代ではなく若い人をという議論は性差や年齢を前提とした旧態然たる議論の裏側でしかないように思うのですが。
この度のオリンピックは実は私も関係者の一人です。江の島に一人乗りのディンギーを置いているのですが、セーリング競技の会場が江の島になったため移動を要求されました。しかし、世界中のトップセーラーが江の島に集まり、それを子供たちや大学生が身近に見ることができる貴重な機会なので喜んで協力しています。したがって五輪の行方については重大な関心を持っていたのですが、女性の活用にはやたら熱心な議論はするがスポーツにはど素人の論客が組織委員会理事に任用されるに至って関心を一挙に失ってしまいました。
巷でよく言われる役員の何割かを女性にしなければならないという議論は、逆差別になるのではないかと素朴に思っています。実力がなくとも女性であれば役員に昇格できる機会が増えるということですからね。
女性の国会議員が少ないのは、そもそも女性の立候補者が圧倒的に少数だからであり、差別の問題ではないかもしれません。女性の立候補者が少ないのは、女性の現職議員を見て、あのような人になりたくないと思う女性が多いからではないでしょうか。だとすれば自業自得ですね。
一方で、私たちコンサルタントの中で、これは凄いなと思うコンサルタントは気が付くと女性が圧倒的多数です。私が当メールマガジンで紹介してきたコンサルタントに男性はいません。私が専門とする分野のコンサルタントは圧倒的に男性が多いのですが、それでも見るべき業績を上げているのは女性のようです。まして、私の専門外で、当メールマガジンで紹介することのない分野のコンサルティングにおいては優秀な女性のコンサルタントが多数いらっしゃいます。
つまり、女性を特別視せずとも、実力のある女性はすぐに分かるのです。
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司令官の女房が司令長官と呼ばれるのは、世界中の海軍において「公理」とも言うべきものであり、私はこの件について社会学的な見地からリサーチを行ったことがあり、科学的な根拠をもっております。何人と言えども、科学的知見に対して異論をさしはさむことは許容しません。異論があるなら根拠を示していただきたいと考えます。
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第198話: 社員のモチベーション管理で会社が絶対にやるべきこと
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1 ACMS導入コンサルティング
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