指揮官の休日 No.219 人権意識の芽生え
2021/02/05 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第227回 悪の陳腐さについての報告の現代的意味 を掲載いたしました。
コロナ禍で起こる様々な問題の原因は何か、何も考えずに受動的に事態を眺めている私たちではないのかという疑問提示です。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://aegis-cms.co.jp/2270
No.219 人権意識の芽生え
お正月に小学生の頃の悪戯の話を綴りました。夏休みに近所の山の中腹にある神社の入り口にあった祠の扉を開け、中にあった石をその辺に転がっていた石と取り換えて、その後何が起きるかを経過観察して夏休みの宿題にして怒られた話です。
大学でオーギュスト・コントの実証主義に触れ、デカルトの方法論を学ぶ前のことであり、小学生ながら経験的事実に基づいて仮説や命題を検証し、超越的なものの存在を否定しようとする立場に立っていたのかもしれないのですが、そのメールマガジンを読み返していて、もう一つのことを思い出しました。
祠の御神体の石を入れ替えたのは小学校3年生の時ですが、翌年、私は父の転勤により別の小学校に転校しました。
この小学校では日直の生徒がその日一日の記録を学級日誌に記帳しなければならないのですが、私はその翌日に必ず担任の先生に呼ばれ、書き方の指導を受けることになりました。
私の提出する日誌には事実が淡々と記録されているのですが、自分がどう思ったかを書かなければならないというのです。
他の生徒の書いたものを見ると、確かに「とてもきれいだと思いました。」とか「とても悲しかったです。」とか書いてあるのです。
今なら、日誌と日記は違うと反論するところですが、小学校4年生の私にはそのような議論の構成はできませんでした。
そして夏休みが始まりました。
恐ろしいことに、夏休みに毎日絵日記を書かなければならないという宿題が出されました。そして、夏休みが始まる前の日に絵日記の書き方の授業があり、例によってその時々に自分が何を感じたのかを記述すべきことが要求されました。
私は自分の感情をストレートに書かなければならないというのが気に入りませんでした。
子供心にも書いていいことと悪いことがあることを感じていたからです。
気に入らない子が転んでひざを擦りむいたのを見て、「いい気味だと思いました。」と書いてはいけなくて、「かわいそうだと思いました。」と書かなければならないことが嫌だったのです。
どこかへ旅行に連れて行ってもらって、とてつもない景色を見た時の感動も、今ならいろいろと書けるのかもしれませんが、小学校4年生の語彙では「とてもきれいだと思いました。」程度しか表現できず、それはその時の想いと随分違うのです。
一方、事実だけ淡々と記載しても、自分はその記載を見るだけでその時の想いをありありと思い出せるので、その事実が端的に記載されていれば十分だったのです。
ところが、夏休みの課題が毎日書かなければならない絵日記で、絵を描くだけでも面倒なのに、そこに自分の感情の起伏なども記述していかなければならないというのがうんざりでした。
でも、それが夏休みの宿題なのでやらなければならないということは理解していました。
そこで、仕方なく本意ではなかったのですが、自分がどう感じていたのかも含めて日記を書いていきました。
夏休みが終わり、私の作った絵日記はクラスメイトのそれと比べると倍くらいのボリュームがありました。自分の想いを小学生の語彙で綴るためにはたくさんの言葉が必要だったのでしょう。
私の日記帳を見た担任の女の先生はニッコリしてくれました。「林君、頑張ったね。」という言葉もかけてくれました。
そのあとに大問題が発生しました。
私は担任に夏休みの最初の日から最後の日まで日記を書いたことを確認してもらって、そのまま持ち帰ろうとしたのです。
担任は、それを他の生徒のものと一緒のところに置いて提出するように言ったのです。
しかし、私は提出はしないと頑張ったのです。
夏休みの宿題は絵日記を書くということであったので、毎日書いた。それでいいだろうということだったのです。
毎日書いたけれど、何を書いたかを先生には読まれたくないというのが私の言い分でした。つまり、それは私の内心に関することであり、いくら担任でも、内心を開示することを強制される覚えはないと私は思っていました。
指導を守って自分の想いを綴った私にとっては、当たり障りのない適当なことを綴った日記ではないので、いくら担任でも見せるわけにはいかなかったのです。
今なら憲法第19条により保障された思想・良心の自由により沈黙の自由が認められ、内心の思想を強制的に告白させられることはないと主張できるのでしょうが、小学校の4年生にはちょっと無理でした。
しかし私は小4ですでに日本国憲法が保障する人権意識に芽生えていたことになります。
この事件の顛末がどのようになったのか、不思議なことに覚えていません。ただ、私はその絵日記をついに提出しなかったことは間違いありません。私は担任が毎日の絵を見ることは問題ないと思っていたので、それを見て毎日書いたことを確認してもらっておしまいにしたのだろうと思います。
今になってみると、かなり面倒なチビだったんだろうなと思います。
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当社Webサイトに、専門コラム「指揮官の決断」をアップしております。是非、ご覧ください
専門コラム「指揮官の決断」第227回 悪の陳腐さについての報告の現代的意味 掲載のご案内
第2次世界大戦中のドイツにアドルフ・アイヒマンという親衛隊中佐がいました。
ゲシュタポのユダヤ人移送計画の推進者で600万人を強制収容所に送り、戦後アルゼンチンで逃亡生活を送りましたが、1960年にイスラエルの情報組織モサドによりイスラエルに連行され戦争犯罪人として処刑されました。
この裁判を傍聴した哲学者アンナ・アーレントによって著された本が『イスラエルのアイヒマン』であり、その副題が「悪の陳腐さについての報告」でした。
アンナ・アーレントは被告に冷徹で屈強なゲルマン戦士をイメージしていたところ、小柄で気弱なごく普通の男が現れてショックを受けて、この書物を著したようです。
つまり善と悪は正規分布の最大値と最小値のように対極に現れるのではなく、最頻値に現れるようなものなのかもしれないと彼女は考えたのです。だから「陳腐」という言葉を使ったのでしょう。
続きはこちらからお読みください。
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お勧めのコラム
株式会社ココティアコンサルティング
「成長する企業が行っている社内コミュニケーションの実態」
https://cocotia.co.jp/column/communication/activemental190
当メールマガジンで時々ご紹介している(株)ココティアコンサルティング代表の高橋雅美さんのコラムです。
弊社のコンサルティングで繰り返し繰り返しお伝えしているのは、「常に使命を見つめ続けよ。」ということです。
コロナ禍により生活様式が変化し、どこで働くかよりも、何のために働くのかということが考えられなければならなくなっています。
今回ご紹介するコラムで筆者は、経営者は「自社の存在意義」を事あるごとに口に出して語るべきと主張されています。
この際、社長がそれをどれだけの熱量をもって語れるかが重要と指摘されています。
この視点は、人と人の関係性が希薄になっていくテレワーク下では非常に重要です。
是非このコラムをご一読ください。
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『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
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No.219 人権意識の芽生え
お正月に小学生の頃の悪戯の話を綴りました。夏休みに近所の山の中腹にある神社の入り口にあった祠の扉を開け、中にあった石をその辺に転がっていた石と取り換えて、その後何が起きるかを経過観察して夏休みの宿題にして怒られた話です。
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私の提出する日誌には事実が淡々と記録されているのですが、自分がどう思ったかを書かなければならないというのです。
他の生徒の書いたものを見ると、確かに「とてもきれいだと思いました。」とか「とても悲しかったです。」とか書いてあるのです。
今なら、日誌と日記は違うと反論するところですが、小学校4年生の私にはそのような議論の構成はできませんでした。
そして夏休みが始まりました。
恐ろしいことに、夏休みに毎日絵日記を書かなければならないという宿題が出されました。そして、夏休みが始まる前の日に絵日記の書き方の授業があり、例によってその時々に自分が何を感じたのかを記述すべきことが要求されました。
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