指揮官の休日 No.209 ライダー気質
2020/11/27 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第217回 危機をどう管理するのか? を掲載いたしました。
管理できないから危機になるのに、それを管理しようという危機管理とは一体何なんだ?という禅問答のような話です。
詳しくはこちらをお読み下さい。
https://aegis-cms.co.jp/2216
No.209 ライダー気質
勤労感謝の日の連休に伊豆に行ってきました。別にGoToトラベルキャンペーンを利用したものでもなく、往復自分で運転し、山の中に泊まって、そこでスーパーで買ってきた夕食を食べたり、珈琲を淹れたりしていました。幸いなことに温泉が引いてあるので、これは入り放題です。我が家の司令長官が一緒だと、どこかへ夕食を食べに出たりするのですが、一人だとその気にもなれません。ただ、最近は休日を過ごしに行っているのではなくちょっとした事情があって一人でよく出かけています。
母校で非常勤講師として講義を行っているのですが、教室での講義ではなくオンラインで行うことになりました。やり方は二つあり、Zoomなどを使ってリアルタイムオンラインで講義を行う方法と、あらかじめ動画をアップしておいて学生が適宜それを観るというオンデマンドの二つです。学生の便宜を考え、オンデマンドを選びました。
この動画を収録するのが問題なのです。専用のスタジオを使うといいのですが、それも経費がかかります。私は単なる非常勤講師です。そのような経費が認められるはずはありません。
リモートの授業を行うことによって通信費がかかっているはずだということで大学から非常勤講師に対して1万5千円の補助が出るということにはなりましたが、それで14回分の講義の収録をするスタジオを借りることはできません。
ところが普通のオフィスや書斎は、実際に収録をやってみると分かりますが、雑音だらけです。電話や宅配便、その他の訪問者、救急車のサイレンなど信じられないほどの雑音に満たされています。
そこで私は山の中に籠って収録することを思いつきました。ここには電話はかかってきませんし、宅配便の業者も来ません。救急車などが走るような道路も周りにはありません。聞こえるのは鳥の鳴き声くらいです。
このような事情で伊豆通いを続けています。
通常は渋滞を避けるために連休などを避けているのですが、この三連休は収録を急がなければならない事情があって、渋滞を覚悟で出かけました。
ルートは我が家を出発し、江の島の近くで134号線に入り、鵠沼、茅ヶ崎、平塚を通って西湘バイパスにのります。そのまま小田原まで通り抜け、135号線で湯河原から熱海へ抜けるのですが、この三連休は天気も良かったせいかオートバイがたくさん出ていました。
私は若い頃から車の運転が嫌いでしたがオートバイは好きでした。学生時代にホンダが初めてプロリンクサスペンションを採用したXL250Rというオフロードに乗っていたこともあります。
私の学生時代は空前の二輪ブームで、同時に暴走族が暴れまわっていた時期でもありました。
しかし私たち二輪ライダーには特別な意識がありました。
自分たちはライダーであり、「族」ではない、まして「原チャリ」ユーザーでもない。
それが私たちのプライドだったかと思います。
つまり、暴走族のような空ぶかしで馬鹿げた騒音を出したり、両ひざを開いた無様なライディングフォームで一般車両に迷惑をかけるような走りをするのではなく、しっかりと両膝を締めて流れに沿って走り、道路交通法をほとんど知らずに乗っている原動機付自転車乗りのようなチョロチョロした迷惑運転もしないということです。
当時私たちはそのような意識を共有していたので、バイク乗り同士が出会うと片手を挙げてサインを送り合ったものです。とくにオフロードバイク乗り同士は、その傾向が強く、群れて走る者がほとんどいなかったこともあり、いつも一台で走っていて、対向車線から同じオフロードバイクが来ると挨拶をよく交わしたものでした。
そして原付とは違うというプライドがあったため、走行車線の左端の路側帯の上を走って自動車の左をすり抜けるような真似はしませんでした。渋滞にあっても、堂々とその渋滞の真ん中にいるのが正しいバイク乗りであって、路側帯の上をすり抜けていくような姑息な真似はしないというのが見栄でした。
そしてトロトロ走っている自動車には右側で追い越しをかけるのが常で、左側を追い抜くようなことはまずしませんでした。
したがって、学生時代、自分が車を運転している時に後ろからバイクが近付いてきた時には車線の左側に寄せて走り、彼らが追い越しやすいように右側を空けてやっていました。
それが私がライダーであった時代の感覚でした。
ところがある時気が付いたのですが、バイク同士で挨拶を交わしている光景を見なくなったのです。箱根や伊豆スカイラインなどのバイク乗りが好んで走る道路でもそうです。
見ていてバイク同士がすれ違いざまに挨拶を交わす光景には会わなくなりました。
そしてこの三連休です。ビックリするのは、原付ではないまともなオートバイが集団で左側をすり抜けていくことです。
私が右側を空けようとして左に寄せると、それは彼らの走行を邪魔していることになるらしく、後ろをイライラと車間距離を詰めてきます。追い抜きざまににらみつけていくライダーすらいる始末です。
数百台のバイクを見ましたが、行き交う時に挨拶を交わしているライダーをついにみかけることもなく終始しました。
たしかにライダーとしての服装はしっかりしています。グローブをつけ、ブーツを履いています。ライディングフォームもきれいです。しかし、何故か右を追い越すライダーよりも圧倒的に左をすり抜けていくライダーが多いのです。
彼らは道路交通法が特別の場合を除いて左側から追い越してはならないことを規定していることを知らないのでしょう。
それでもオートバイが好きな若い人たちが多いのは私には好ましく見えます。
私はかつて自動車でアメリカ大陸往復横断のドライブなども経験しましたが、車の運転はいつも退屈極まりなく、これを面白いなどと思ったことは一度もありません。船や飛行機のように自分が考えたとおりの操縦できたときの達成感もありません。しかしバイクの爽快感は全く別物です。
新婚時代に米国留学を命じられた同期生がしばらく預かってくれと言ってもってきた400ccのバイクに我が家の司令長官を乗せて箱根辺りへ行ったことはありましたが、それ以後、バイクに乗る機会はありません。しかし、ライディングの面白さは忘れることができません。
なので、若い人がオートバイに親しむのは好ましいと思っていますが、ただ、追い越す時は堂々と右側を抜いて行って欲しいと思いますね。
若いライダーには言いたいですね。
「オジサンたちが若い頃は、左側をすり抜けていくなんていることは恥ずかしいことだったんだよ。」
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お勧めのコラム
「コミュニケーション不足が招く自社への打撃を理解しているか」
当コラムではおなじみの株式会社ココティアコンサルティングの高橋雅美代表のコラムです。
テレワークの進展とともに現れるであろう新たな問題点を指摘されています。
テレワークによるコミュニケーションによって生ずる問題についてはすでに多くのコンサルタ
ントが指摘していますが、このコラムではコミュニケーションではなく「対話」の重要性に論及
されています。
「報連相」でも「会話」でもなく、「対話」の価値がしっかりと指摘されています。
テレワークを導入されている経営者の方々には是非お読みいただきたい論点です。
https://cocotia.co.jp/column/training/activemental183
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お勧めの本
『挑戦者の流儀』 阿久澤 克之 著 Parade Books 株式会社パレード 刊
の中で、弊社代表の林が30人の経営者の一人として紹介されました。
日常の想いなどについてインタビューを受けたものです。
他にも素晴らしい経営者の方々が紹介されています。
アマゾンでお買い求めいただけます。
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Twitterでも時々、折に触れて気が付いたことを呟いています。
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ください
専門コラム「指揮官の決断」第217回 危機をどう管理するのか? 掲載のご案内
当コラムは危機管理の専門コラムとして掲載を続けています。最近、いろいろな事情があって、
この「専門」という言葉を使うのを止めようかどうしようかと考えているところではありますが、
いずれにせよ危機管理にテーマを絞ったコラムとして執筆を続けています。
ただ、執筆者自身が言うのも変なのですが、「危機管理」という言葉自体がどうも曖昧であるよ
うにも思っています。
「危機管理」という言葉自体が自己撞着に陥っています。
「管理」できれば「危機」的な事態にはなりません。「管理」できないから「危機」になってし
まうのではないでしょうか。
続きはこちらからお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/2216
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
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発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
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このような事情で伊豆通いを続けています。
通常は渋滞を避けるために連休などを避けているのですが、この三連休は収録を急がなければならない事情があって、渋滞を覚悟で出かけました。
ルートは我が家を出発し、江の島の近くで134号線に入り、鵠沼、茅ヶ崎、平塚を通って西湘バイパスにのります。そのまま小田原まで通り抜け、135号線で湯河原から熱海へ抜けるのですが、この三連休は天気も良かったせいかオートバイがたくさん出ていました。
私は若い頃から車の運転が嫌いでしたがオートバイは好きでした。学生時代にホンダが初めてプロリンクサスペンションを採用したXL250Rというオフロードに乗っていたこともあります。
私の学生時代は空前の二輪ブームで、同時に暴走族が暴れまわっていた時期でもありました。
しかし私たち二輪ライダーには特別な意識がありました。
自分たちはライダーであり、「族」ではない、まして「原チャリ」ユーザーでもない。
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つまり、暴走族のような空ぶかしで馬鹿げた騒音を出したり、両ひざを開いた無様なライディングフォームで一般車両に迷惑をかけるような走りをするのではなく、しっかりと両膝を締めて流れに沿って走り、道路交通法をほとんど知らずに乗っている原動機付自転車乗りのようなチョロチョロした迷惑運転もしないということです。
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そして原付とは違うというプライドがあったため、走行車線の左端の路側帯の上を走って自動車の左をすり抜けるような真似はしませんでした。渋滞にあっても、堂々とその渋滞の真ん中にいるのが正しいバイク乗りであって、路側帯の上をすり抜けていくような姑息な真似はしないというのが見栄でした。
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たしかにライダーとしての服装はしっかりしています。グローブをつけ、ブーツを履いています。ライディングフォームもきれいです。しかし、何故か右を追い越すライダーよりも圧倒的に左をすり抜けていくライダーが多いのです。
彼らは道路交通法が特別の場合を除いて左側から追い越してはならないことを規定していることを知らないのでしょう。
それでもオートバイが好きな若い人たちが多いのは私には好ましく見えます。
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新婚時代に米国留学を命じられた同期生がしばらく預かってくれと言ってもってきた400ccのバイクに我が家の司令長官を乗せて箱根辺りへ行ったことはありましたが、それ以後、バイクに乗る機会はありません。しかし、ライディングの面白さは忘れることができません。
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されています。
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