指揮官の休日 No.191 101
2020/07/24 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第199回 ほたえなっ を掲載いたしました。
南国土佐の血が流れていることを思い出しています。
https://aegis-cms.co.jp/2106
No.191 101
さて、本日のタイトル「101」は何を示しているでしょうか。
私を個人的に良くご存じの方はディズニー映画の『101匹ワンちゃん大行進』を思い浮かべるかもしれません。ディズニー映画の大ファンで、往年のディズニー映画はすべて観たという自負があります。
残念でした! そのタイトルは” One Hundred and One Dalmatians “であり、”101”ではありません。
後年発表された実写版の方は『101』で、現タイトルは“101 Dalmatians”ですが。残念ながらまだ私は観ていません。そのうちに暇を見つけて観てやろうと思いますが、まだ実現していません。
今回私が取り上げる「101」は道路の話です。
数年前まで私は南カリフォルニアにある小さな会社のCEOとしてカールスバッドという街に住んでいました。
この街は全米の人々が老後を過ごしたいと思う街として常にベスト5入りしていると言われています。
住んでみるとたしかに静かなとてもいい街です。
南カリフォルニアは常夏の地で、真冬でも早朝はジャケットを着ていても暑くはありませんが、日中は半そで短パンでまったく問題なく、日陰に入ると涼しいのですが、陽に当たる場所に出るとヒリヒリするほど暑いことがあります。ただ、湿度が低いので苦になりませんし、汗もそれほどかきません。
驚くことに空調が必要ありません。この街の不動産には空調の付いていない家やアパートも珍しくありません。
私たちの住んでいたアパートも、夜に寝室の天井にあるシーリングファンを回していると肌寒いくらいでした。笑ってしまうのは、このアパートのリビングルームには大きな暖炉があることです。薪が積んであり、壁のスイッチを入れると炎が上がるのですが、これが実に巧みなイルミネーションでまったく熱くありません。クリスマスなどを家族で楽しむための設備でしょう。夕方、リビングの外にある屋根のついたデッキで、遠くに見えるローカル空港を眺めながらビールを飲むのは悪くありませんでした。たしかに老後を過ごすにはいい街です。
ゴルフの石川遼さんもこの街に家を持って住んでいると聞きましたが会ったことはありません。
なぜ私がその街に住んでいたかというと、私がCEOとして赴任した米国法人の本社がその街にあったからです。この会社は元々米国の自動車産業に対して精密部品を供給する仕事をしており、シカゴに本社がありました。それを私の前任のCEOの時に日本の親会社の方針変更でゴルフのシャフトをゴルフクラブメーカーに売る事業も始め、そちらに軸足を移すことになりました。
米国のゴルフクラブメーカーの90%はカールスバッドかフロリダのどちらかに所在しています。あるいは両方に拠点を持っています。
1年中安定的な気象条件にあるので、常にゴルフができるため、テスターが1年中仕事ができるからです。
そこで会社はフロリダではなくカリフォルニアに本拠を移したのです。
ところが、その事業が思ったほどうまくいかず、それまでシャフトメーカーとして米国市場のNo.2であったのが台湾の攻勢に敗れてNo.3に転落してしまいました。どう検討しても台湾製品の価格競争に勝てないと判断した親会社は、とりあえず自動車産業への精密部品供給にも注力して当座の経営危機を乗り切ろうとしたのですがどうにもなりませんでした。そこで急遽起用されたのが私で、それまでその親会社に入社して2年ちょっとしかたっていない営業のど素人でしたので、冗談ではないとお断りしたのですが、どうしてもと言われて仕方なくの赴任でした。
若い頃にペンシルバニアに海上自衛隊の連絡官として家族で赴任したことはありましたが、退官してまた海外赴任をさせられるとは夢にも思っておらず、しかも会社再建という任務に気が重かったのですが、その歳で単身赴任は可愛そうと言って我が家の司令長官が付いてきてくれることになったので夫婦で南カリフォルニアに赴任した次第です。
その私たちが住みついた街がカールスバッドでした。
カリフォルニアには南北にインターステーツ5という道路が走っています。ちなみに米国のインターステーツは奇数が南北で偶数が東西に走っています。
南カリフォルニアのサンディエゴからこの5号線で真っすぐ北を目指すとサンフランシスコに至る道です。
その5号線のさらに外側、太平洋岸に101号線という道路が平行に走っています。
ローカルな道路であるため、街中を走ったり横断歩道があったりしますが、とてもいい道路で私たちのお気に入りでした。
何故かと言うと、この道は別名” Historic One Oh One “ と呼ばれる歴史街道で、沿道にはいろいろな街があったのです。
私のお気に入りはオーシャンサイドという街で、ここには小さなヨットハーバーがあり、ハーバーサイドのレストランでフィッシュアンドチップスを食べるのが楽しみでした。
このオーシャンサイドは極めて南カリフォルニア的な街で、海から沖に向かって大きな桟橋がつき出ていて、その先にレストランがあって全周オーシャンビューの席で食事をすることができます。映画『ビッグ・ウェンズデー』に出てきたような光景です。
ここを通り抜けて北へ向かうと、全米最大の海兵隊基地「キャンプ・ペンデルトン」があり、通り抜けるのに何十分もかかってびっくりしたりします。
この道を逆に南に下って行くとだんだんメキシコの色合いが強くなっていくのですが、15分くらい走るごとにいろいろな街を通り抜けることになります。
沿道は片方が太平洋、反対側がリゾート風の住宅街で、よくカリフォルニア紹介の雑誌やテレビで紹介されています。
多分、日本から来られた方の多くは、この街並みと沿道の風景に魅了されてしまうと思います。
ただ、私たち夫婦の感想はちょっと違いました。
たしかに沿道の街などはカリフォルニアならではの街で、私たちのお気に入りの朝食を出してくれるレストランなどがあったり、司令長官お気に入りのお土産屋があったりしたのですが、道路そのものはどこかで見覚えがあったのです。
何度かドライブして気が付いたのですが、私たちの地元である国道134号線をドライブしているのと感じがあまり変わらないのです。葉山、逗子、鎌倉、鵠沼、辻堂、茅ヶ崎、平塚と湘南の海沿いを走る国道をドライブしているのとあまり違う感じがしませんでした。
逆に、それゆえに何とも言えない親近感を抱かせる街道でした。
皆様にも是非この道のドライブを楽しんで頂きたいと思っています。
カリフォルニアを堪能することができます。
お勧めはサンディエゴへ飛び、サンディエゴで車を借りて、この101を北上することです。
ロサンゼルスまでなら5時間も走れば到着しますが、そこは是非2日くらいかけて沿道を楽しんでいただきたいと思います。
ロサンゼルスを過ぎても、サンタバーバラ、モントレー、サンノゼなどの景勝地を経てサンフランシスコに至るとても素敵な道路です。アメリカの道路にしては珍しく飽きることがありません。
サンフランシスコで車を乗り捨てるか、そのままシアトルを目指し、国境を超えてバンクーバーへ出て、フェリーでビクトリアに渡るなども楽しいでしょう。米国のレンタカーの乗り捨ては日本のレンタカーに比べて格安ですので、サンディエゴまで戻らず、サンフランシスコかシアトルから帰国すれば問題ありません。
1週間の休暇が取れれば十分に楽しむことができるはずです。
当メールマガジンは、ろくでもないこと、役に立たないことについてお伝えすることを旨としておりますが、たまにはお役に立つ情報もお知らせします。
このツアーは是非お勧めですよ。
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是非Facebookページをご訪問ください。
Twitterでも時々、折に触れて気が付いたことを呟いています。
https://twitter.com/CaptainHayashi です。
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実は私には土佐の血が流れています。父方の祖父が大阪に出てくるまで、代々土佐藩士でした。表題は土佐弁で「騒ぐな!」とか「うろたえるな!」という意味です。
さすがに私もうんざりしているのですが、ここ半年間のメディアをはじめとする社会の騒ぎかたの低俗・低能ぶりにはあきれ果ててしまいます。
一方の一般国民は極めて冷静沈着で、まったく未知のウイルスに襲われ、メディアが出鱈目な報道を繰り返したために不必要に怯えさせられたことは否めませんが、家に閉じこもることを強制されたわけでもなく、単に自粛を要請されただけであるにもかかわらず、見事に自粛してまん延を抑え込んでしまいました。
日本の対応を手遅れだとか中途半端だとか批判したのは米国のメディアですが、その米国はいまだに、どころかだんだんに感染状況を悪化させ、連日5万人の新規感染者が見つかるという始末です。
続きはこちらからお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/2106
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お勧めのコラム
コロナ禍は依然として終息の気配を見せていませんが、多くの企業がその対応のためにテレワークを採用しています。
そのテレワークで問題となるのがコミュニケーションが不足がちになることです。
株式会社ココティアコンサルティングの高橋雅美代表はメンタルヘルスに通暁した臨床心理士の資格を持つコンサルタントですが、
同社のウェブサイトで、その問題を追及し、解決策を提示しています。
テレワークを導入された経営者の方は是非ご一読ください。
「社員が辞めない会社づくりを焦る社長が陥りやすい大間違い https://cocotia.co.jp/column/climate/activemental167 」
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
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お求めの方は、こちらからどうぞ。
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
https://aegis-cms.co.jp
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://aegis-cms.co.jp/cpx
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発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
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No.191 101
さて、本日のタイトル「101」は何を示しているでしょうか。
私を個人的に良くご存じの方はディズニー映画の『101匹ワンちゃん大行進』を思い浮かべるかもしれません。ディズニー映画の大ファンで、往年のディズニー映画はすべて観たという自負があります。
残念でした! そのタイトルは” One Hundred and One Dalmatians “であり、”101”ではありません。
後年発表された実写版の方は『101』で、現タイトルは“101 Dalmatians”ですが。残念ながらまだ私は観ていません。そのうちに暇を見つけて観てやろうと思いますが、まだ実現していません。
今回私が取り上げる「101」は道路の話です。
数年前まで私は南カリフォルニアにある小さな会社のCEOとしてカールスバッドという街に住んでいました。
この街は全米の人々が老後を過ごしたいと思う街として常にベスト5入りしていると言われています。
住んでみるとたしかに静かなとてもいい街です。
南カリフォルニアは常夏の地で、真冬でも早朝はジャケットを着ていても暑くはありませんが、日中は半そで短パンでまったく問題なく、日陰に入ると涼しいのですが、陽に当たる場所に出るとヒリヒリするほど暑いことがあります。ただ、湿度が低いので苦になりませんし、汗もそれほどかきません。
驚くことに空調が必要ありません。この街の不動産には空調の付いていない家やアパートも珍しくありません。
私たちの住んでいたアパートも、夜に寝室の天井にあるシーリングファンを回していると肌寒いくらいでした。笑ってしまうのは、このアパートのリビングルームには大きな暖炉があることです。薪が積んであり、壁のスイッチを入れると炎が上がるのですが、これが実に巧みなイルミネーションでまったく熱くありません。クリスマスなどを家族で楽しむための設備でしょう。夕方、リビングの外にある屋根のついたデッキで、遠くに見えるローカル空港を眺めながらビールを飲むのは悪くありませんでした。たしかに老後を過ごすにはいい街です。
ゴルフの石川遼さんもこの街に家を持って住んでいると聞きましたが会ったことはありません。
なぜ私がその街に住んでいたかというと、私がCEOとして赴任した米国法人の本社がその街にあったからです。この会社は元々米国の自動車産業に対して精密部品を供給する仕事をしており、シカゴに本社がありました。それを私の前任のCEOの時に日本の親会社の方針変更でゴルフのシャフトをゴルフクラブメーカーに売る事業も始め、そちらに軸足を移すことになりました。
米国のゴルフクラブメーカーの90%はカールスバッドかフロリダのどちらかに所在しています。あるいは両方に拠点を持っています。
1年中安定的な気象条件にあるので、常にゴルフができるため、テスターが1年中仕事ができるからです。
そこで会社はフロリダではなくカリフォルニアに本拠を移したのです。
ところが、その事業が思ったほどうまくいかず、それまでシャフトメーカーとして米国市場のNo.2であったのが台湾の攻勢に敗れてNo.3に転落してしまいました。どう検討しても台湾製品の価格競争に勝てないと判断した親会社は、とりあえず自動車産業への精密部品供給にも注力して当座の経営危機を乗り切ろうとしたのですがどうにもなりませんでした。そこで急遽起用されたのが私で、それまでその親会社に入社して2年ちょっとしかたっていない営業のど素人でしたので、冗談ではないとお断りしたのですが、どうしてもと言われて仕方なくの赴任でした。
若い頃にペンシルバニアに海上自衛隊の連絡官として家族で赴任したことはありましたが、退官してまた海外赴任をさせられるとは夢にも思っておらず、しかも会社再建という任務に気が重かったのですが、その歳で単身赴任は可愛そうと言って我が家の司令長官が付いてきてくれることになったので夫婦で南カリフォルニアに赴任した次第です。
その私たちが住みついた街がカールスバッドでした。
カリフォルニアには南北にインターステーツ5という道路が走っています。ちなみに米国のインターステーツは奇数が南北で偶数が東西に走っています。
南カリフォルニアのサンディエゴからこの5号線で真っすぐ北を目指すとサンフランシスコに至る道です。
その5号線のさらに外側、太平洋岸に101号線という道路が平行に走っています。
ローカルな道路であるため、街中を走ったり横断歩道があったりしますが、とてもいい道路で私たちのお気に入りでした。
何故かと言うと、この道は別名” Historic One Oh One “ と呼ばれる歴史街道で、沿道にはいろいろな街があったのです。
私のお気に入りはオーシャンサイドという街で、ここには小さなヨットハーバーがあり、ハーバーサイドのレストランでフィッシュアンドチップスを食べるのが楽しみでした。
このオーシャンサイドは極めて南カリフォルニア的な街で、海から沖に向かって大きな桟橋がつき出ていて、その先にレストランがあって全周オーシャンビューの席で食事をすることができます。映画『ビッグ・ウェンズデー』に出てきたような光景です。
ここを通り抜けて北へ向かうと、全米最大の海兵隊基地「キャンプ・ペンデルトン」があり、通り抜けるのに何十分もかかってびっくりしたりします。
この道を逆に南に下って行くとだんだんメキシコの色合いが強くなっていくのですが、15分くらい走るごとにいろいろな街を通り抜けることになります。
沿道は片方が太平洋、反対側がリゾート風の住宅街で、よくカリフォルニア紹介の雑誌やテレビで紹介されています。
多分、日本から来られた方の多くは、この街並みと沿道の風景に魅了されてしまうと思います。
ただ、私たち夫婦の感想はちょっと違いました。
たしかに沿道の街などはカリフォルニアならではの街で、私たちのお気に入りの朝食を出してくれるレストランなどがあったり、司令長官お気に入りのお土産屋があったりしたのですが、道路そのものはどこかで見覚えがあったのです。
何度かドライブして気が付いたのですが、私たちの地元である国道134号線をドライブしているのと感じがあまり変わらないのです。葉山、逗子、鎌倉、鵠沼、辻堂、茅ヶ崎、平塚と湘南の海沿いを走る国道をドライブしているのとあまり違う感じがしませんでした。
逆に、それゆえに何とも言えない親近感を抱かせる街道でした。
皆様にも是非この道のドライブを楽しんで頂きたいと思っています。
カリフォルニアを堪能することができます。
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ロサンゼルスまでなら5時間も走れば到着しますが、そこは是非2日くらいかけて沿道を楽しんでいただきたいと思います。
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