指揮官の休日 No.188 日本には海の文化がないだぁ?
2020/07/03 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加2をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第196回 敵基地攻撃? を掲載いたしました。
いつものごとく悪質なメディアの印象操作がまた始まっています。あるいはそれほど深読みする必要もなく、単にメディアが理解できていないだけかもしれません。特に始末が悪いのがテレビです。
https://aegis-cms.co.jp/2084
No.188 日本には海の文化がないだぁ?
先週のメールマガジンに「日本には海の文化がない」と書いたところ、海上自衛隊の先輩からお叱りを受けました。極端なことを言うなということです。
この種のお叱りは私がこのメールマガジンに日本には海の文化が無いと書くたびに頂きます。
曰く、遠くは倭寇として朝鮮半島沿岸で暴れまわった人々もいるし、村上水軍などが日本の歴史において果たした役割は小さくない。宗像大社や沖ノ島を見ても分かるとおり信仰の対象にすらなっている。古来から漁民たちは積極果敢に日本各地を航海しているし、古くは遣隋使や遣唐使も船で東シナ海を航海していた。その当時、満足な航海機器を持たず東シナ海を渡ることがどれほどの困難を克服しなければならなかったかはお前にも分かるだろう、ということです。
それらの積み重ねの結果、世界に冠たる大海軍を建設し、バルチック艦隊に圧勝した。戦後は日本の商船隊が世界中から原材料を運び、そして世界に日本の製品を運んだ結果、日本の経済発展があるのだというのです。
このような指摘はよく頂くのですが、私の日本には海の文化が無いという主張を変えるつもりは毛頭ありません。
村上水軍は瀬戸内海の話です。その他の船乗りや漁民も沿岸の話です。遣隋使船や遣唐使船はたしかに凄まじい苦労だったと考えますが、逆に言えばそれは漂流に近い航海です。
沖ノ島は海によって隔絶された世界を作って信仰の対象としたものであり、海で繋がっているという発想ではありません。
それよりも何より、この先輩方と私が異なるのは文化というものの認識です。
私は日本が大海軍国であったり大海運国であったことを否定するつもりはありません。しかし、それらがこの国に海の文化を作ったでしょうか。
私が最も敬愛する経営者でありヨット乗りであり、卓越したユーモアのセンスを持つエッセイストである田辺英蔵氏の言によれば、船には四種類あるとのことです。
軍艦、漁船、商船、そしてプレジャーボートがその四種です。
しかし日本には歴史的に最初の三種類しかありません。
生きていくために必要があって運航されていた船ばかりです。余暇を海で楽しむという発想は微塵もありません。つまり日本人は海が嫌いなのです。
この巧みな分析をされた田辺英蔵さんは昨年最期の航海に出航されたので、今度お目にかかっていろいろなお話を伺うのは少し先のことになりそうですが、田辺さんの文化論はそのエッセイのいたるところに窺うことができます。
文化と文明は違います。食べていくのに必要な技術や考え方は文明として発展していきます。
一方の文化はいくら発展しても食べていくことはできません。音楽や文学、演劇などがそれらの典型ですが、この度のコロナ禍でもまず最初に切り離されてしまったのがこの芸術関連分野でした。芸術作品は食べることができないからです。
基本的に海が嫌いな日本人の社会に海の文化が生まれるはずはありません。海は無情であり、そこを渡る船の航海は厳しく、辛いことばかりなので、嫌われて当然なのです。特に日本近海の海は平穏な航海ができる条件が整うことが極めて少ない難所です。
ヨットで太平洋を渡る時、発航地が日本ならきついのは最初の3日で、あとは退屈なのを我慢するだけです。発航地が米国であれば、もっとも遭難のおそれの高いのが最後の3日です。
私だって、海や船には楽しい想い出よりもつらかった想い出の方が圧倒的に多く、ヨットの外洋レース艇などに何故乗ったんだろうと後悔ばかりしていた記憶があります。
私の地元に江ノ電というローカル電車が走っています。
鎌倉から江の島のすぐ近くを経由して藤沢までを結んでいる鉄道ですが、鎌倉駅を出てしばらくして極楽寺駅から稲村ケ崎へ向かう時に海岸に出ます。
この時に車内に悲鳴が上がることがあります。
若い女性のグループが乗っている時なのですが、「キャーッ! 海だ!!」と大騒ぎになります。その先の鎌倉高校前という駅の踏切が台湾と韓国の方の超人気観光スポットで、電車に乗っているのは中国人と韓国人と私だけというような時もあるのですが、日本の若い女性が乗っているとそうなります。
彼女たちが「私って海が好きなんです。」という海が何を指しているのか分かりませんが、多分「海」が好きなのではなく、「海を見ている自分」が好きなんだと思います。
同じことは「ゆりかもめ」に乗っていても起こり、夢の島あたりで「海だ!」という騒ぎを見ることがあります。まぁ、海が好きとおっしゃる日本人の海というのはそういうものなのかもしれません。
かつて商社マンだった頃、月一回、社長と一緒に回るゴルフというのがあり、各部長以上が招待されていました。私が新設営業部の部長として着任した際、そのことを知らなかったので、最初の2回は参加しませんでした。私が出ていないのに気が付いた隣の営業部の部長が、「林さんは土曜日はいつも何をされているんですか?」と訊くので、「雨が降っていなければハーバーで船にニスを塗っていますよ。」と答えるとびっくりされ、それが社内で噂になったので、私の方がびっくりしました。
どうもこの国ではまともな社会人は休日にゴルフをするのが普通で、船にニスを塗ると言うというのは特殊なことのようです。
私がゴルフを覚えた米国では、休日に会社の上司とゴルフに行くのは日本からの駐在員だけで、普段はバリッとしたスーツに身を包んだトップエクゼクティブが、ホームレスのオジサンかと見間違わんばかりに汚れたジーンズとTシャツでハーバーをペイント缶を持って歩いている姿は珍しくありませんでした。
海の文化には必ず匂いがあります。潮の香りです。
日本の社会では、およそ潮気というものを感じません。つまり、日本には海が文化として根差していないのです。
反論のある方とは議論を拒みませんので、いつでもどうぞ。
珍しく挑戦的だなぁ。何かあったのかなぁと思っておられる方もいらっしゃるかと思います。御明察です。何があったのかはナイショですが。(我が家の司令長官に叱り飛ばされたとかいうことではありません。もっと内面深い何かですョ・・・・)
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第196回 敵地攻撃?
イージスアショアの配備計画が白紙撤回されました。
もともとこの問題は防衛省の杜撰な計画策定に端を発しています。
計画の策定の仕方そのものに無理があったのです。
防衛省においてイージスシステムを理解しているのは海上自衛隊だけと言っても過ちではありません。
海上自衛隊はイージス一番艦「こんごう」を就役させて以来、四半世紀にわたってイージスシステムを運用してきました。その先頭に立っていたのが、北朝鮮がミサイルを発射するとテレビで解説しているハーバード大学のフェローで元自衛艦隊司令官の香田洋二氏です。彼が現役時代に指導して育てたイージスシステムの専門家たちが運用に当たり、試行錯誤を繰り返すことにより本国である米海軍よりも同システムを使いこなせるようになってきています。
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『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
https://aegis-cms.co.jp
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
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発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
email: yhayashi@aegis-cms.co.jp
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軍艦、漁船、商船、そしてプレジャーボートがその四種です。
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文化と文明は違います。食べていくのに必要な技術や考え方は文明として発展していきます。
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基本的に海が嫌いな日本人の社会に海の文化が生まれるはずはありません。海は無情であり、そこを渡る船の航海は厳しく、辛いことばかりなので、嫌われて当然なのです。特に日本近海の海は平穏な航海ができる条件が整うことが極めて少ない難所です。
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私だって、海や船には楽しい想い出よりもつらかった想い出の方が圧倒的に多く、ヨットの外洋レース艇などに何故乗ったんだろうと後悔ばかりしていた記憶があります。
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若い女性のグループが乗っている時なのですが、「キャーッ! 海だ!!」と大騒ぎになります。その先の鎌倉高校前という駅の踏切が台湾と韓国の方の超人気観光スポットで、電車に乗っているのは中国人と韓国人と私だけというような時もあるのですが、日本の若い女性が乗っているとそうなります。
彼女たちが「私って海が好きなんです。」という海が何を指しているのか分かりませんが、多分「海」が好きなのではなく、「海を見ている自分」が好きなんだと思います。
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