指揮官の休日 No.187 英語でジョーク
2020/06/26 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加2をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第195回 何故私たちは正しい情報を得られないのか を掲載いたしました。
政府の発表を理解できずにいい加減な解釈で番組を作り上げるテレビの問題点について考えています。
https://aegis-cms.co.jp/2081
No.187 英語でジョーク
先週、当メールマガジンでは船乗りが使う英語のフレーズをご紹介しました。これは時々配信していたのですが、先週のは久しぶりでした。全寮制の中学で同じ寮にいて、現在は米国で暮らしている同窓生がこれを読んで連絡をしてきてくれたので、びっくりするやらうれしいやらで、メールマガジンを書き続けてきて良かったなと思いました。
そもそもの話ですが、コンサルタントのメールマガジンというものは名刺交換させていただいた方々に迷惑を顧みずに配信し、そこでコラムで読んでもらいたい記事の冒頭の部分だけ紹介し、続きはこちらで読んでね、と言って自分のウェブサイトに掲載しているコラムのURLをクリックさせるという悪質な手法の一つですので、そのようなメールマガジンが配信され始めたら情け容赦なく配信停止のボタンを押してください。配信停止のボタンがついていないようなメールマガジンは特定電子メール法に抵触する恐れがありますので通報して頂いて結構です。
私のところにも同じコンサルティンググループに所属するいろいろなコンサルタントが名刺交換をすると情け容赦なく送ってくるメールマガジンがたくさんあります。
なかにはラーメン店開業専門コンサルタントなどから送られてくるメールマガジンなどもあり、何の関心もないので迷惑メールフォルダーに直行することになります。
逆に、毎週読んでいるのは私が自分で登録して配信してもらっているメールマガジンで、そのようなメールマガジンを書いているコンサルタントはほんの数名です。私がこのメールマガジンでご紹介しているコンサルタントのメールマガジンなどはその希少な例です。
コンサルタントの書くメールメールマガジンなんて大抵は面白くないですし、そこから誘導されるコラムにしても、肝心なところはそのコンサルタントのコンサルティングを受けないと分からないようになっているものばかりで、まず読むに値するようなものはありません。つまり、コンサルタントの書きものなんか読むだけ時間の無駄です。特にこのメールマガジンなんかは、常日頃からどうでもいいことばかり書くよと宣言しているぐらいですので、本当に暇な方だけ読んでいただければ結構だと思っています。
したがって、このメールマガジンもご本人の了解なしに配信するとご迷惑になるだけだと分かっていますので、名刺を頂いたからと言ってむやみに送ることはありません。少なくともご本人の了解を頂きます。
ただ、「メールマガジンを送っていいですか?」と尋ねて、「イラナイ」とはっきりおっしゃる方もそういないと思いますので、声をかけるのはこの方には読んでほしいなと思う方に限定しています。
しかも、せっかく読んで頂くのに無味乾燥な自分のコラムの冒頭だけというのも失礼だと考え、と言って、とても皆様にお役にたつ情報など毎回お届けするなどという能力は持っていませんので、基本的に知っていても知らなくてもいいどうでもいい内容で、ちょっと息抜きになればという内容に絞ってお送りすることにしています。
その中で、時々英語の話題をお伝えしていますが、これは私が英語が得意だと言っているわけではありません。実はその真逆なのです。
このメールマガジンは私の中学や高校の同級生も読んでおり、彼らは私が英語の劣等生だったことをよく知っています。
ただ、幼いころから海に親しんできたため、海を題材にする本を読んだりすることが好きだったのですが、日本にはまともな海洋文学がほとんどなく、したがって原書を読まざるを得なかったという事情があり、また、父が船乗りだったため参考書がたくさんあったこともあり、船乗り特有の英語を少し知っているというだけのことです。
特に海運関連の英語ではあまり目立ちませんが、船の歴史や船乗りの文化などに根差す言葉では翻訳に誤訳が多く、しかもほとんどが訳者自身が変だなと思いつつ訳しているのが分かるような誤訳なのに、そのまま出版されていることがあるので、それらをテーマに取り上げることもあります。かつては新潮文庫のヘミングウェイ原作の『老人と海』の誤訳を指摘したこともあります。
大学時代には英文学の教授に教えて差しあげたこともあります。
なので、皆さまは私が英語について語り始めたら、それが海に関わる言葉であれば我慢して聞かなければなりません。
また、海に関する英語など皆様の日常生活にはほとんど何の影響も与えないので、知っていても知らなくてもかまわず、その点からもこのメールマガジンにふさわしいものとなっています。
なにせ、このメールマガジンは別のサイトに掲載している専門コラムの更新をお知らせするのが目的なのですから、さっさと読み飛ばして頂ければ結構ですので気軽にお読みください。
ということで、英語に関しては海の英語以外には大きなことを言えないのですが、海上自衛隊の連絡官として東海岸に、商社の現地法人のCEOとして西海岸に駐在した経験を持ちますので、英語に関してもいろいろな経験をしてきました。
若い頃よくいろいろな人から聞いていたのが、電話で喧嘩できるようになれば英語も一人前ということでした。
二回の駐在経験から申し上げればそれは嘘です。
電話で喧嘩するのは別に難しくありません。
喧嘩では相手の言い分を聞く必要はありませんので、自分の言いたいことだけ言えばいいからです。
本当に難しいのは英語でコメディやジョークを聞いて笑えるかどうかということです。
これは単に英語を聴きとれるかどうかという問題以前に、その文化に対する理解がなければなりません。
ジョークで笑うのも難しいですが、笑いを取るのはもっと難しいものです。
私もこれまでいろいろなところで英語のスピーチをしてきましたが、いつも準備をするのに精一杯で、なかなか笑いを取るところまでいくのは困難でした。
ところが、実は最初に米国に連絡官として駐在した時、何かのレセプションで自己紹介をするように言われ、それがいきなりだったので何の準備もなく、仕方なくステージに上がってしゃべり始めた時に、思わず笑いを取ってしまったことがあります。
この時に私が何をしゃべったのかをはっきりと覚えています。びっくりしたので印象に残るスピーチでした。
それをご紹介します。
実は連絡官に着任するに際して、あらかじめ履歴や家族関係など比較的細かいバイオグラフィーの提出を要求されており、司会者が私を紹介するときに、得意技はネコに握手をさせること(お手のことです。)で、得意でないのはものを覚えることだと言われたのを逆手に取ろうと思いました。そこで私が簡単に自己紹介した最後に述べたのが次のフレーズでした。
“Talking of memory, I am proud of having an excellent memory. There are only three matters that I can’t remember. First, I can’t remember names. So please forgive me for not addressing each of you by your name.
Second, I can’t remember faces. Again, please forgive me for not greeting when you see me.
Third, I can’t remember ・・・・remember ・・・・what the third thing is.”
「記憶力と言えば、私は優れた記憶力を持っていることを誇りに思っています。私が覚えられないのは三つしかありません。第一に、私は名前を覚えることができません。なので、皆さんそれぞれを名前で呼べなくても許してください。第二に顔を覚えることができません。なので、あなたが私を見かけても挨拶をしないかもしれませんが許しください。三番目に、私は・・・・何を覚えられないのか覚えていません。」
なにげなく、司会者の紹介を受けて喋った挨拶でしたが、これがびっくりするくらいの笑いを誘い、何か日本から面白い奴が着任してきたということになってしまい、以後、いろいろなところに引っ張り出されるようになったのには参りました。
そうなると毎回何か気の利いたことを言わなければならず、準備も結構大変です。特に海軍士官の社交には " Dining inn " とか" Dining out "と呼ばれる恐ろしい儀式もあります。(この儀式については以前にメールマガジンのテーマとしたことがあります。バックナンバーでお読みいただけます。(メールマガジン指揮官の休日 No.114 ダイニング・イン/ダイニング・アウト https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all&m=147 )
そのような場合にも機転を効かせたユーモアを発揮しなければならず、一般のビジネスの駐在員にはない苦労をさせられます。
ちなみに、このフレーズの著作権を主張したりはしませんので、皆さんも自己紹介をいきなり振られたら使って頂いて結構です。英国ならどうか分かりませんが米国では受けると思います。
何故そんなに面白がってくれたのか、いまだによく分からないジョークでした。
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お勧めのコラム
事業発展ストーリーコンサルティングというユニークなコンサルティングを行っているコンサルタントの
吉澤由美子さんのコラムです。
吉澤さんは経営者の皆さんが自分の会社をこうやって発展させていきたいと願っている姿を本にしてしまい、
可視化することにより、問題点を発見したり、あるいは自分たちの大切にしている価値をクライアントに伝え
たりというとてもユニークな手法をもってコンサルティングを行っています。
もともとブランディングを専門とするコンサルタントなので、プロトコールをマネジメントの中で重要視し
ている私どものコンサルティングと親和性が高く、いつも参考にさせて頂いています。
今回彼女が取り上げているのは人脈に関する話題であり、どうすればせっかく築き上げた人脈を壊さずに維持
できるかについて論じています。
ぜひ皆様にもご一読して頂きたくご紹介いたします。
https://cocotia.co.jp/column/training/activemental163
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メールマガジンのバックナンバーは弊社Facebookページからもお読みいただけま
す。
Facebookページ 「指揮官の決断/休日」 https://www.facebook.com/aegis.cm
Facebookページでは、当メールマガジンでは見ることのできない写真もご覧頂くこ
とが出来ます。
是非Facebookページをご訪問ください。
Twitterでも時々、折に触れて気が付いたことを呟いています。
https://twitter.com/CaptainHayashi です。
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当社Webサイトに、専門コラム「指揮官の決断」をアップしております。是非、ご
覧ください
専門コラム「指揮官の決断」掲載のご案内
第195回 何故私たちは正しい情報を得られないのか
私たちは世の中で起きていることを理解するためにメディアがもたらす情報に頼らざるを得ないのですが、どうも私たちは正しく世の中を理解できていないことが多いように思います。
当コラムでは過去数回にわたってそのメディアの問題に触れてきました。
ただ、単にメディアがある意図をもって印象操作を行ったり、あるいは登場する識者が基本的なことをご存じなかったりすることにより、その番組自体が妙な番組になっていることが多いのですが、しかし、一方で、メディア自体の理解力の欠如により正しい報道がなされていないことも多々あることも事実です。
https://aegis-cms.co.jp/2081
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
お求めの方は、こちらからどうぞ。
https://aegis-cms.co.jp/book1
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Facebookページを公開しています。
メールマガジン及び専門コラムのバックナンバーをお読みいただけます。
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
https://aegis-cms.co.jp
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://aegis-cms.co.jp/cpx
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バックナンバーを公開しています。
こちらからご覧ください。https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
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http://aetis-cms.co.jp/mailmag
メールマガジンがご不要の場合はこちらから解除をして頂くことができます。
http://q.bmd.jp/bm/p/f/s.php?id=aegismm&mail=uhayashi%40jcom.zaq.ne.jp&no=2
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メールマガジン「指揮官の休日」
発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
email: yhayashi@aegis-cms.co.jp
Web : http://aegis-cms.co.jp
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No.187 英語でジョーク
先週、当メールマガジンでは船乗りが使う英語のフレーズをご紹介しました。これは時々配信していたのですが、先週のは久しぶりでした。全寮制の中学で同じ寮にいて、現在は米国で暮らしている同窓生がこれを読んで連絡をしてきてくれたので、びっくりするやらうれしいやらで、メールマガジンを書き続けてきて良かったなと思いました。
そもそもの話ですが、コンサルタントのメールマガジンというものは名刺交換させていただいた方々に迷惑を顧みずに配信し、そこでコラムで読んでもらいたい記事の冒頭の部分だけ紹介し、続きはこちらで読んでね、と言って自分のウェブサイトに掲載しているコラムのURLをクリックさせるという悪質な手法の一つですので、そのようなメールマガジンが配信され始めたら情け容赦なく配信停止のボタンを押してください。配信停止のボタンがついていないようなメールマガジンは特定電子メール法に抵触する恐れがありますので通報して頂いて結構です。
私のところにも同じコンサルティンググループに所属するいろいろなコンサルタントが名刺交換をすると情け容赦なく送ってくるメールマガジンがたくさんあります。
なかにはラーメン店開業専門コンサルタントなどから送られてくるメールマガジンなどもあり、何の関心もないので迷惑メールフォルダーに直行することになります。
逆に、毎週読んでいるのは私が自分で登録して配信してもらっているメールマガジンで、そのようなメールマガジンを書いているコンサルタントはほんの数名です。私がこのメールマガジンでご紹介しているコンサルタントのメールマガジンなどはその希少な例です。
コンサルタントの書くメールメールマガジンなんて大抵は面白くないですし、そこから誘導されるコラムにしても、肝心なところはそのコンサルタントのコンサルティングを受けないと分からないようになっているものばかりで、まず読むに値するようなものはありません。つまり、コンサルタントの書きものなんか読むだけ時間の無駄です。特にこのメールマガジンなんかは、常日頃からどうでもいいことばかり書くよと宣言しているぐらいですので、本当に暇な方だけ読んでいただければ結構だと思っています。
したがって、このメールマガジンもご本人の了解なしに配信するとご迷惑になるだけだと分かっていますので、名刺を頂いたからと言ってむやみに送ることはありません。少なくともご本人の了解を頂きます。
ただ、「メールマガジンを送っていいですか?」と尋ねて、「イラナイ」とはっきりおっしゃる方もそういないと思いますので、声をかけるのはこの方には読んでほしいなと思う方に限定しています。
しかも、せっかく読んで頂くのに無味乾燥な自分のコラムの冒頭だけというのも失礼だと考え、と言って、とても皆様にお役にたつ情報など毎回お届けするなどという能力は持っていませんので、基本的に知っていても知らなくてもいいどうでもいい内容で、ちょっと息抜きになればという内容に絞ってお送りすることにしています。
その中で、時々英語の話題をお伝えしていますが、これは私が英語が得意だと言っているわけではありません。実はその真逆なのです。
このメールマガジンは私の中学や高校の同級生も読んでおり、彼らは私が英語の劣等生だったことをよく知っています。
ただ、幼いころから海に親しんできたため、海を題材にする本を読んだりすることが好きだったのですが、日本にはまともな海洋文学がほとんどなく、したがって原書を読まざるを得なかったという事情があり、また、父が船乗りだったため参考書がたくさんあったこともあり、船乗り特有の英語を少し知っているというだけのことです。
特に海運関連の英語ではあまり目立ちませんが、船の歴史や船乗りの文化などに根差す言葉では翻訳に誤訳が多く、しかもほとんどが訳者自身が変だなと思いつつ訳しているのが分かるような誤訳なのに、そのまま出版されていることがあるので、それらをテーマに取り上げることもあります。かつては新潮文庫のヘミングウェイ原作の『老人と海』の誤訳を指摘したこともあります。
大学時代には英文学の教授に教えて差しあげたこともあります。
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ということで、英語に関しては海の英語以外には大きなことを言えないのですが、海上自衛隊の連絡官として東海岸に、商社の現地法人のCEOとして西海岸に駐在した経験を持ちますので、英語に関してもいろいろな経験をしてきました。
若い頃よくいろいろな人から聞いていたのが、電話で喧嘩できるようになれば英語も一人前ということでした。
二回の駐在経験から申し上げればそれは嘘です。
電話で喧嘩するのは別に難しくありません。
喧嘩では相手の言い分を聞く必要はありませんので、自分の言いたいことだけ言えばいいからです。
本当に難しいのは英語でコメディやジョークを聞いて笑えるかどうかということです。
これは単に英語を聴きとれるかどうかという問題以前に、その文化に対する理解がなければなりません。
ジョークで笑うのも難しいですが、笑いを取るのはもっと難しいものです。
私もこれまでいろいろなところで英語のスピーチをしてきましたが、いつも準備をするのに精一杯で、なかなか笑いを取るところまでいくのは困難でした。
ところが、実は最初に米国に連絡官として駐在した時、何かのレセプションで自己紹介をするように言われ、それがいきなりだったので何の準備もなく、仕方なくステージに上がってしゃべり始めた時に、思わず笑いを取ってしまったことがあります。
この時に私が何をしゃべったのかをはっきりと覚えています。びっくりしたので印象に残るスピーチでした。
それをご紹介します。
実は連絡官に着任するに際して、あらかじめ履歴や家族関係など比較的細かいバイオグラフィーの提出を要求されており、司会者が私を紹介するときに、得意技はネコに握手をさせること(お手のことです。)で、得意でないのはものを覚えることだと言われたのを逆手に取ろうと思いました。そこで私が簡単に自己紹介した最後に述べたのが次のフレーズでした。
“Talking of memory, I am proud of having an excellent memory. There are only three matters that I can’t remember. First, I can’t remember names. So please forgive me for not addressing each of you by your name.
Second, I can’t remember faces. Again, please forgive me for not greeting when you see me.
Third, I can’t remember ・・・・remember ・・・・what the third thing is.”
「記憶力と言えば、私は優れた記憶力を持っていることを誇りに思っています。私が覚えられないのは三つしかありません。第一に、私は名前を覚えることができません。なので、皆さんそれぞれを名前で呼べなくても許してください。第二に顔を覚えることができません。なので、あなたが私を見かけても挨拶をしないかもしれませんが許しください。三番目に、私は・・・・何を覚えられないのか覚えていません。」
なにげなく、司会者の紹介を受けて喋った挨拶でしたが、これがびっくりするくらいの笑いを誘い、何か日本から面白い奴が着任してきたということになってしまい、以後、いろいろなところに引っ張り出されるようになったのには参りました。
そうなると毎回何か気の利いたことを言わなければならず、準備も結構大変です。特に海軍士官の社交には " Dining inn " とか" Dining out "と呼ばれる恐ろしい儀式もあります。(この儀式については以前にメールマガジンのテーマとしたことがあります。バックナンバーでお読みいただけます。(メールマガジン指揮官の休日 No.114 ダイニング・イン/ダイニング・アウト https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all&m=147 )
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ちなみに、このフレーズの著作権を主張したりはしませんので、皆さんも自己紹介をいきなり振られたら使って頂いて結構です。英国ならどうか分かりませんが米国では受けると思います。
何故そんなに面白がってくれたのか、いまだによく分からないジョークでした。
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お勧めのコラム
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吉澤さんは経営者の皆さんが自分の会社をこうやって発展させていきたいと願っている姿を本にしてしまい、
可視化することにより、問題点を発見したり、あるいは自分たちの大切にしている価値をクライアントに伝え
たりというとてもユニークな手法をもってコンサルティングを行っています。
もともとブランディングを専門とするコンサルタントなので、プロトコールをマネジメントの中で重要視し
ている私どものコンサルティングと親和性が高く、いつも参考にさせて頂いています。
今回彼女が取り上げているのは人脈に関する話題であり、どうすればせっかく築き上げた人脈を壊さずに維持
できるかについて論じています。
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私たちは世の中で起きていることを理解するためにメディアがもたらす情報に頼らざるを得ないのですが、どうも私たちは正しく世の中を理解できていないことが多いように思います。
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ただ、単にメディアがある意図をもって印象操作を行ったり、あるいは登場する識者が基本的なことをご存じなかったりすることにより、その番組自体が妙な番組になっていることが多いのですが、しかし、一方で、メディア自体の理解力の欠如により正しい報道がなされていないことも多々あることも事実です。
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イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
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当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
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要領を確立します。
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代表取締役 林 祐
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