指揮官の休日 No.170 裕次郎さん
2020/02/28 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加2をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第178回 For the Fleet 艦隊支援に徹せよ を掲載いたしました。
組織のトップは覚悟を持たねばならないと同時に、理念を掲げ、それを組織内に徹底させなければなりません。何故でしょう?
詳しくは、https://aegis-cms.co.jp/1902 をご覧ください。
No.170 裕次郎さん
前回、このメールマガジンで加山雄三さんに対する個人的な想いを綴りました。
今回は石原裕次郎さんです。
我が家で私は「加山雄三」と呼ぶかわりに「加山さん」という呼び方をすることは前回お伝えしました。
同様に私は我が家で「石原裕次郎」と呼ぶことはなく「裕次郎さん」と呼んでいます。
これには前回同様理由があります。
学生時代、私は江の島をホームポートにする32フィートの外洋レース艇のクルーとして奴隷生活を送っていました。
その船のオーナーであったゴルフの解説者岩田貞夫さんは石原慎太郎さんの高校時代の1年後輩で、お二人はとても仲良しでした。
石原慎太郎さんも当時は日本有数の外洋レーサーとして名を馳せていました。
その船は「コンテッサ(伯爵夫人)6世」という46フィートの大きな船で、油壷を母港とし、学生クルーが多数乗組んでいました。
私が乗っていた船とそのコンテッサ6世はシンジケートを作り、週末にお互いに出港してきて相模湾上で一緒にトレーニングをしたり、レースのクルーが足らないときには応援に行ったりしていました。
そのシンジケートの名前は「湘南マフィア」といい、ヨット界ではちょっと有名な存在でした。
コンテッサは大きな船でメンテナンスにもレースにもクルーがたくさん必要だったので、私たちがコンテッサに応援に行くことの方が多かったように覚えています。
私も油壷に整備に行ったり、あるいはレースに出場するコンテッサのクルーとして乗り込んだりしていました。
その頃、テレビのドラマで多忙な日々を送っていた石原裕次郎さんが多忙なスケジュールの合間を縫って油壷にブラリと現れることがありました。
そういう時は、前の晩に電話がかかってきます。
「明日油壷で船を出すけど来れるか?」という電話です。
平日だと社会人クルーはほとんど来れないので学生クルーが呼ばれるのです。
コンテッサのクルーはほとんど大学には行かない連中だったので、通常は彼らで間に合うのですが、試験の頃だったりすると必要な数のクルーが出てこれないことがあります。
私は大学院にいて基本的には院生の研究室にいたのですが、授業のコマ数自体はそれほど多くなく、行こうと思えば行ける立場でしたので、いよいよクルーがいなくて困っている時などは助っ人として油壷に出かけることがありました。
大抵は社会人の幹部クルーが艇長として船を出すのですが、この人はなぜかコンテッサの船長として乗るのに必要な免許を持っておらず、資格を持っていた私が乗っていないと船舶職員法違反になるので私が呼ばれるのです。
裕次郎さんはニコニコしながら船に乗ってくると、一番後ろのパルピットに腰かけて、何も言わずにニコニコしています。
船を出しても、ただ空気をうまそうに吸い込んではあちらこちらを見まわしているだけです。よほど日常でストレスが溜まっているんだなぁと思わせる感じです。
クルーがブランディのボトルを渡すと、それをチビリチビリと飲みながらニコニコしています。3時間程度、油壷の港外を流してバースへ戻ってくると、裕次郎さんは整列して見送るクルーの一人一人と握手をしながら、「ありがとうな、また頼むよ。」などと声を掛けながら降りていきます。
とても大きな暖かい手で、サングラスの奥の眼を細めているのが分かります。
裕次郎さんというのはそういう方でした。
実は私は裕次郎さん個人のお人柄は好きなのですが、その歌や映画はあまり好きではありません。
もともと私は日本の歌謡曲を聴くことがあまりないのですが、特に演歌が苦手でアレルギー反応を起こしたりするので要注意なのです。また、ムード歌謡などと呼ばれるジャンルの歌にも虫唾が走ります。
裕次郎さんの代表的なヒット曲に「夜霧よ今夜もありがとう」という名曲があります。曲自体はいい曲だと思いますし、裕次郎さんの歌い方も声を張ることもなく、凄まじい基礎体力で余裕を持ってソフトに歌い上げるという素晴らしい歌い方ではありますが、私はイントロのテナーサックスを受け付けないのです。あれほど下品なテナーを聴くことはめったにないですからね。
またその曲がテーマとなった映画『夜霧を今夜もありがとう』はこれ以上の駄作はないと思っています。『カサブランカ』の低級なパロディに過ぎず、ハンフリー・ボガードの名演技を強引に船乗りの役に振り替えただけのコメディにしか見えません。
テレビドラマは元々観ないので、『太陽に吠えろ』も『西部警察』もよく知りません。つまりスター石原裕次郎ではなく、個人の裕次郎さんが好きだったのです。
今でこそお話しできますが、裕次郎さんの闘病生活はかなり長いものでした。
ドラマで多忙な日々の中でも体調を崩し、お忍びで入院をしていたことが何度かあります。入院先は熱海国立病院(今はありません。)でした。
その入院先に事務所から頼まれて身の回り品の入った箱を届けに行ったことがありました。コンテッサグループが所有していたワンボックスカーに箱を積んで熱海のビーチラインを走っていくと、上の病室から見ていた裕次郎さんが駐車場に着いた私を上の方から手を振って迎えてくれました。
奥様の北原さんもいらっしゃらず退屈していたのでしょう。「悪かったなぁ、ありがとな」と何度も繰り返してお礼を言われたのを覚えています。
つい昨日のことのように思っていましたが、よく考えると亡くなってから33年の月日が流れています。光陰は矢の如くなのですね。
最後に意外に皆さまがご存じない裕次郎さんの真実について教えて差し上げましょう。
石原兄弟はお兄さんの方が背が高いんですよ。
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覧ください
専門コラム「指揮官の決断」掲載のご案内
第178回 For the Fleet 艦隊支援に徹せよ
前回、当コラムではトップが持つべき覚悟に言及しました。
今回はトップが組織に対して示すべき理念についてです。
企業のウェブサイトを見るとその企業の理念が掲示されています。
理念の書き方にはいろいろあり、四文字熟語で決めているもの、キーワードを巡って解説しているもの、かなりの長文で説明しているものなど様々です。
読んでみると、相当議論を重ねて一言一言にこだわって書かれたものもあれば、借りてきた美しい言葉を羅列しただけにしか見えないようなものもあります。
コンプライアンス違反でマスコミを賑わした企業のウェブサイトを見て、その理念を確認すると、見事なくらいその理念に反した行動を取っていたことが分かります。
https://aegis-cms.co.jp/1902
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ブランディングを専門とするコンサルタントである吉澤由美子さんのセミナーをご紹介します。
吉澤さんはコンサルティングファームであるH&Cブランディングマネジメント株式会社の代表として活躍されているコンサルタントです。
ブランディングの一環として「事業発展ストーリー」を作ることを指導されており、その着眼点のユニークさが際立っています。
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ぜひご一読をお勧めします。
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
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弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
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毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
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発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
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No.170 裕次郎さん
前回、このメールマガジンで加山雄三さんに対する個人的な想いを綴りました。
今回は石原裕次郎さんです。
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裕次郎さんはニコニコしながら船に乗ってくると、一番後ろのパルピットに腰かけて、何も言わずにニコニコしています。
船を出しても、ただ空気をうまそうに吸い込んではあちらこちらを見まわしているだけです。よほど日常でストレスが溜まっているんだなぁと思わせる感じです。
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裕次郎さんというのはそういう方でした。
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