指揮官の休日 No.169 加山さん
2020/02/21 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加2をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第177回 覚悟を持つということ を掲載いたしました。
当コラムでは度々トップは覚悟を持たねばならないと主張してきましたが、それでは覚悟を持つというのはどういうことなのかについて語っています。
詳しくは、https://aegis-cms.co.jp/1897 をご覧ください。
No.169 加山さん
加山雄三さんの愛船「光進丸」が火災を起こして全損となったのは一昨年の4月でした。多くの想い出を積んだ愛船を失った衝撃はいかばかりだったかと思います。
そのストレスもあるのかもしれませんが、昨年の11月、軽い脳梗塞のため体調不良などを訴えられたようです。
しかし同月末には脳梗塞による後遺症や障害は一切ないと診断され、芸能活動再開を宣言し、相変わらずの歌声を聴かせてくれています。さすが「永遠の若大将」です。
芸能界にほとんど関心を持たない私が「加山さん」と呼ぶのには理由があります。
私は学生時代に外洋レース艇のクルーとして奴隷生活を送っていました。
私が乗っていたのは江の島のハーバーを定係港とする32フィートの外洋レース艇でした。
当時この船は外洋レース界では有名なレース艇で、いろいろなレースで成績を残していました。
その船が学生クルーを募集しているのを知って応募して、休日はもちろん平日でも大学から戻ると江の島へ出かけ、船のメンテナンスをしたりしていました。
その頃、隣に係留されていたのが、一昨年火災を起こした光進丸の前の光進丸でした。
私たち学生クルーが船のメンテナンスでニス塗などをしていると、加山さんがセールバッグを担いで現れることがありました。
当時の江の島のハーバーは今のように各艇が桟橋に横付けできるようになっておらず、各艇ごとに割り振られたブイに船首と船尾から舫いをとって係留していました。
つまり、停泊中のヨットに乗るためにはポンツーン(浮桟橋)から乗り込むのではなく、テンダー(足舟)と呼ばれる小さなボートで岸壁から渡らなければならなかったのです。
加山さんが岸壁に現れて、光進丸に誰もいないことが分かると、自分で足舟を出さねばなりません。
それに気が付いた私たちが自分たちの足舟を岸壁に着け、加山さんを光進丸に運ぶということを何回かやったことがあります。
「お帰りなる時は声を掛けてください。」と言って船に戻ろうとすると「ありがとな。」と手を振って船内に入っていかれました。
ある時、同じように船に送って、艇内でエンジンの整備をしていたところ、船の外で「オーイ うどんが茹で上がったぞ、喰いに来いよ。」という声がしました。
キャビンから顔を出すと、加山さんが光進丸のキャビンからこちらを見てニコニコしています。
船の中でエビの天ぷらを揚げ、家で打ってきたうどんを茹でて天ぷらうどんを作ったんだそうです。
小腹のすいていた私たちは歓声をあげて光進丸に乗り移り、茹でたてのうどんをお代わりをしながら頂きました。
寒い日で、暖房の効いた船内で食べる熱い天ぷらうどんの美味かったことは忘れられません。
当時、私たちは全日本選手権で勝つなど、かなり硬派の外洋ヨット乗りでしたので、モータークルーザーなどにはあまり関心がなかったのですが、こういうのも悪くないなと思ったりしたのを覚えています。
光進丸には加山さんの仲間やクルーがよく集まって飲んでいました。
この船が出港しているのをあまり見たことはありませんでしたが、艇内で宴会をやっているのは時々見かけました。
私たちも船の中で学生クルーが集まってよく飲んでいましたが、光進丸の宴会の凄まじさは別格でした。とにかく笑い声とかの大きさが半端ではないのです。
そしてそのうち始まるのが大カラオケ大会です。
加山さんとその仲間のカラオケ大会で何が歌われるか想像がつきますか?
ビートルズ、フランク・シナトラ、プレスリーなんかが浮かびますよね。
まったく見当はずれです。
最初から最後まで、徹頭徹尾、完璧に「演歌」大会なのです。
加山さんの歌が歌われているのを聞いたことは一度もありません。
演歌中の演歌、ド演歌と言ってもいいような演歌ばかりが延々と続くのです。
まぁ、ある意味恐ろしいまでの体育会系の宴会なのかもしれません。
日常生活で芸能人を話題にする時、ご本人がいれば別ですが家の中や仲間同士の間では名前に敬称をつけて呼ぶことはあまりないかと思いますが、以上のような経緯があるので、私の場合は「加山雄三」ではなく「加山さん」なのです。
一昨年、光進丸を失った時、多分加山さんは失意のどん底に落ちただろうと思います。
実は私も、昨年の台風で自分の船を失いました。
横浜のベイサイトマリーナ(三井のアウトレットがあるところです。)に係留していた7.5mの小型のクルーザーのマストが折れ、マストを支えていたワイヤーが引きちぎられる時にデッキを破損したのですが、船内とデッキをすべて木造で作ったこの船を修理できる船大工はもうほとんどおらず、これを修復するためにはFRPの同型艇の新艇を買えるくらいの費用がかかることが分かったため、廃船にせざるを得なかったのです。
若い頃からずっと小型クルーザーを維持し続け、自衛隊在職中はのんびりとヨットのメンテナンスなどやっている余裕がなく、退職して商社マンになってハーバーに通うことができるようになってすぐ米国でCEOをやってこいと言われ、帰国して朽ち果てそうになっている愛艇のレストアに計画を立てている時でしたので大変なショックでした。
しかしこの台風では亡くなったり家を失ったりした方もたくさんおられましたので、ヨットが壊れたなどという贅沢な話をするのが憚られ、誰にも言えないでいました。
私ももう若くはないし、外洋レースに出る体力はおろか、ヨットでのクルージングの体力もなくなりかけていることを自覚していましたので、そろそろ潮時かなと思っていました。
しかし、今、思っていることがあります。
もし加山さんが新しい光進丸を造ったら、私も負けずに外洋を走るヨットを造って海に出ると。
私より遥か年上の若大将などに負けるわけにはいきません。
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第177回 覚悟を持つということ
当コラムでは経営トップが覚悟を持たねばならないと度々主張しております。
ところが、先日ある方と話をしていて、林さんの著書の中にあるトップの覚悟というのは確かにそうだと思うんだけど、それでは具体的にどうすればいいのかがよく分からない、との疑問が投げかけられてきました。
たしかに私たちのように自衛隊で仕事をしていたりすると、候補生の頃から二言目には「覚悟を持て」と言われますので、当然のことのように思っているのですが、具体的にどうすることが覚悟を持つということなのかというのは難しい問題かもしれません。
https://aegis-cms.co.jp/1897
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お薦めのセミナー紹介
ブランディングを専門とするコンサルタントである吉澤由美子さんのセミナーをご紹介します。
吉澤さんはコンサルティングファームであるH&Cブランディングマネジメント株式会社の代表として活躍されているコンサルタントです。
ブランディングの一環として「事業発展ストーリー」を作ることを指導されており、その着眼点のユニークさが際立っています。
このたび、その「事業発展ストーリー」がいかなるものなのかについてのセミナーが開催されます。
【東京】2020年3月19日(木)受付中
各回10名限定のセミナーですので、この機会をお見逃しないようお申し込みください。
詳細はこちらでご確認ください。http://www.hc-bm.com/seminar-lp.html
H&Cブランディングマネジメント株式会社のウェブサイトはこちらです。
http://www.hc-bm.com/
読み応えのあるコラムが掲載されており、私もよく参考にさせて頂いています。
当コラムをお読みの方はお気づきかもしれませんが、危機管理にはプロトコールが極めて重要ですが、それは究極的には組織のブランディングのために重要だということを意味しています。
つまり、組織が信頼できる組織に見えるために、内部をしっかりと統制していくことももちろん重要ですが、しかし、それだけではなく、ステークホルダーから万全の信頼を勝ち取ることが必要なのです。
そのためにはブランディングをおろそかにしてはならないと常に考えています。
その意味で吉澤さんのコラムには学ぶところが多々あります。
ぜひご一読をお勧めします。
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
お求めの方は、こちらからどうぞ。
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
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No.169 加山さん
加山雄三さんの愛船「光進丸」が火災を起こして全損となったのは一昨年の4月でした。多くの想い出を積んだ愛船を失った衝撃はいかばかりだったかと思います。
そのストレスもあるのかもしれませんが、昨年の11月、軽い脳梗塞のため体調不良などを訴えられたようです。
しかし同月末には脳梗塞による後遺症や障害は一切ないと診断され、芸能活動再開を宣言し、相変わらずの歌声を聴かせてくれています。さすが「永遠の若大将」です。
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当時この船は外洋レース界では有名なレース艇で、いろいろなレースで成績を残していました。
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当時の江の島のハーバーは今のように各艇が桟橋に横付けできるようになっておらず、各艇ごとに割り振られたブイに船首と船尾から舫いをとって係留していました。
つまり、停泊中のヨットに乗るためにはポンツーン(浮桟橋)から乗り込むのではなく、テンダー(足舟)と呼ばれる小さなボートで岸壁から渡らなければならなかったのです。
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キャビンから顔を出すと、加山さんが光進丸のキャビンからこちらを見てニコニコしています。
船の中でエビの天ぷらを揚げ、家で打ってきたうどんを茹でて天ぷらうどんを作ったんだそうです。
小腹のすいていた私たちは歓声をあげて光進丸に乗り移り、茹でたてのうどんをお代わりをしながら頂きました。
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当時、私たちは全日本選手権で勝つなど、かなり硬派の外洋ヨット乗りでしたので、モータークルーザーなどにはあまり関心がなかったのですが、こういうのも悪くないなと思ったりしたのを覚えています。
光進丸には加山さんの仲間やクルーがよく集まって飲んでいました。
この船が出港しているのをあまり見たことはありませんでしたが、艇内で宴会をやっているのは時々見かけました。
私たちも船の中で学生クルーが集まってよく飲んでいましたが、光進丸の宴会の凄まじさは別格でした。とにかく笑い声とかの大きさが半端ではないのです。
そしてそのうち始まるのが大カラオケ大会です。
加山さんとその仲間のカラオケ大会で何が歌われるか想像がつきますか?
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