指揮官の休日 No.163 Know the ropes
2020/01/10 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加2をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第171回 海上自衛隊 中東へ を掲載いたしました。
桜の花見のお陰でろくな議論もされずに派遣が決まった海上自衛隊の中東への派遣ですが、報道のいい加減さに呆れています。
評論家たちの論評の問題点について考えています。
詳しくは、https://aegis-cms.co.jp/1853 をご覧ください。
No.163 Know the ropes
本年最初の英語の知ったかぶりです。勿論私が知ったかぶりできるのは海を扱った英語だけですが、海洋国イギリスの母国語だけあって、もともとは船乗りの言い回しだったものが一般的にも使われることが多いフレーズが意外にたくさんありますので、覚えておいて損はないと思います。
今回取り上げるのは “ Know the rope “ という言い回しです。
これはちょっと考えるとわかりますが、船、特に帆船には恐ろしくたくさんのロープが使われていますので、それらを自由自在に使えるようになるためには、どのロープがどこに繋がり、何の役に立っているのかを熟知していなければならず、そこから派生して「要領を心得ている」あるいは「コツを呑み込んでいる」という意味であり、これは意外に船乗りではない一般の方にも通じる英語です。
さらに「要領を覚える」「コツを習得する」というのは” learn the ropes “ となります。
ただ、要注意なのは、このような言い回しをうっかり日常会話で使うと、「こいつは英語が非常に達者だな。」と思われて、それ以後の会話が外国人相手の分かりやすい英語ではなく、情け容赦のないスラング交じりの英語に代わることです。
ところで、船を知らない方には意外かもしれませんが、船には「ロープ」と呼ばれるものは極めてまれにしか存在しません。
特に動力船にはびっくりするくらい少ないことに気が付きます。
例えば、岸壁に船を固定するために用いられるもやい綱ですが、あれは「ロープ」とは呼ばれません。船乗りは「ホーサー」と呼びます。
動力船に比べると使われているロープの種類がけた違いに多いと思われる帆船でも「ロープ」と呼ばれるものはほとんどありません。
私たちが陸上で一般的にロープと呼んでいるものも船の上では「ハリヤード」「ブレース」「シート」「クリューライン」「ダウンホールズ」「シュラウド」「ラットラインズ」「ステイ」「ホーサー」「ストリングス」「ラッシング」など用途によって呼ばれ方が異なり、「ロープ」と呼ばれるものはほとんどありません。
強いて言うならセールの縁取りを「ボルトロープ」、マストの上で作業をする場合の足場として取り付ける「ブートロープ」、舵輪を固定する「ホイールロープ」などですが、これらの言葉は現代ではヨットですら使いませんので、帆船時代の小説でも読まないと出てきません。したがって、これらの用語が出てくると、英文学の専門家でもよく分からないらしく誤訳をしたりカタカナに変えただけで翻訳したりされているのが普通です。
今年も海事英語の知ったかぶりは続きます。ご覚悟のほどを。
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Twitterでも時々、折に触れて気が付いたことを呟いています。
https://twitter.com/CaptainHayashi です。
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覧ください
専門コラム「指揮官の決断」掲載のご案内
第171回 海上自衛隊 中東へ
イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を米軍が殺害した報復としてイランはイラク国内の米軍基地などへ短距離弾道ミサイルを撃ち込むという行動に出ました。
中東情勢は混迷の度合いを深め、予断を許さない状況になりつつあります。
当コラムは執筆者が国際関係論の専門家ではないため、この問題を国際関係論や政治学の観点から語ることは避けております。
しかし、イランの報復攻撃を受けて我が国の野党の政治家たちが一斉に中東への海上自衛隊の派遣は中止すべきであるとコメントしているのを見て呆れ果てるのを止めることができません。
この事態になったのであるから、より急いで派遣しなければなりません。革命防衛隊が勢いづいたらホルムズ海峡の航行安全は保障されなくなります。迅速に情報収集体制を確立し、早急に現場がどのようになっているのかを把握する必要が生じているのです。
続きはこちらからお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/1853
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お薦めのセミナー紹介
ブランディングを専門とするコンサルタントである吉澤由美子さんのセミナーをご紹介します。
吉澤さんはコンサルティングファームであるH&Cブランディングマネジメント株式会社の代表として活躍されているコンサルタントです。
ブランディングの一環として「事業発展ストーリー」を作ることを指導されており、その着眼点のユニークさが際立っています。
このたび、その「事業発展ストーリー」がいかなるものなのかについてのセミナーが開催されます。
【東京】2020年1月23日(木)受付中
【東京】2020年2月20日(木)受付中
【東京】2020年3月19日(木)受付中
各回10名限定のセミナーですので、この機会をお見逃しないようお申し込みください。
詳細はこちらでご確認ください。http://www.hc-bm.com/seminar-lp.html
H&Cブランディングマネジメント株式会社のウェブサイトはこちらです。
http://www.hc-bm.com/
読み応えのあるコラムが掲載されており、私もよく参考にさせて頂いています。
当コラムをお読みの方はお気づきかもしれませんが、危機管理にはプロトコールが極めて重要ですが、それは究極的には組織のブランディングのために重要だということを意味しています。
つまり、組織が信頼できる組織に見えるために、内部をしっかりと統制していくことももちろん重要ですが、しかし、それだけではなく、ステークホルダーから万全の信頼を勝ち取ることが必要なのです。
そのためにはブランディングをおろそかにしてはならないと常に考えています。
その意味で吉澤さんのコラムには学ぶところが多々あります。
ぜひご一読をお勧めします。
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
お求めの方は、こちらからどうぞ。
https://aegis-cms.co.jp/book1
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メールマガジン及び専門コラムのバックナンバーをお読みいただけます。
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
https://aegis-cms.co.jp
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://aegis-cms.co.jp/cpx
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バックナンバーを公開しています。
こちらからご覧ください。https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
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発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
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No.163 Know the ropes
本年最初の英語の知ったかぶりです。勿論私が知ったかぶりできるのは海を扱った英語だけですが、海洋国イギリスの母国語だけあって、もともとは船乗りの言い回しだったものが一般的にも使われることが多いフレーズが意外にたくさんありますので、覚えておいて損はないと思います。
今回取り上げるのは “ Know the rope “ という言い回しです。
これはちょっと考えるとわかりますが、船、特に帆船には恐ろしくたくさんのロープが使われていますので、それらを自由自在に使えるようになるためには、どのロープがどこに繋がり、何の役に立っているのかを熟知していなければならず、そこから派生して「要領を心得ている」あるいは「コツを呑み込んでいる」という意味であり、これは意外に船乗りではない一般の方にも通じる英語です。
さらに「要領を覚える」「コツを習得する」というのは” learn the ropes “ となります。
ただ、要注意なのは、このような言い回しをうっかり日常会話で使うと、「こいつは英語が非常に達者だな。」と思われて、それ以後の会話が外国人相手の分かりやすい英語ではなく、情け容赦のないスラング交じりの英語に代わることです。
ところで、船を知らない方には意外かもしれませんが、船には「ロープ」と呼ばれるものは極めてまれにしか存在しません。
特に動力船にはびっくりするくらい少ないことに気が付きます。
例えば、岸壁に船を固定するために用いられるもやい綱ですが、あれは「ロープ」とは呼ばれません。船乗りは「ホーサー」と呼びます。
動力船に比べると使われているロープの種類がけた違いに多いと思われる帆船でも「ロープ」と呼ばれるものはほとんどありません。
私たちが陸上で一般的にロープと呼んでいるものも船の上では「ハリヤード」「ブレース」「シート」「クリューライン」「ダウンホールズ」「シュラウド」「ラットラインズ」「ステイ」「ホーサー」「ストリングス」「ラッシング」など用途によって呼ばれ方が異なり、「ロープ」と呼ばれるものはほとんどありません。
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第171回 海上自衛隊 中東へ
イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を米軍が殺害した報復としてイランはイラク国内の米軍基地などへ短距離弾道ミサイルを撃ち込むという行動に出ました。
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