指揮官の休日 No.161 年の瀬ですね
2019/12/27 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加2をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第169回 女将のおもてなし を掲載いたしました。
自民党の有志が「料亭文化振興議連」なる議員連盟を設立したそうです。呆れてものを言う気にもなれませんが、しかし、一方で一流料亭や旅館の女将には学ぶべき点が多々あります。
そんな話題を取り上げています。
詳しくは、https://aegis-cms.co.jp/1836 をご覧ください。
No.161 年の瀬ですね
令和元年も間もなく暮れようとしています。皆様にとって今年はどんな年だったでしょうか。
毎年この暮れの押し迫った最後の週に、海上自衛隊のあちらこちらの港から数隻ずつの護衛艦がひっそりと出航していきます。
海上自衛隊は戦略的に重要ないくつかの海峡で常続的に監視を行っています。これらの海峡を通って太平洋へ出ていく様々な国の海軍艦艇の動静を把握するためです。対象とする船舶は水上艦艇であったり潜水艦であったり、あるいは一見漁船のように見える情報収集を専門とする船であったりと様々です。
さらに尖閣諸島付近でも領海警備にあたっている護衛艦がいます。
艦艇部隊だけではなく、海上自衛隊の哨戒機も我が国の排他的経済水域の監視を連日行っています。詳しくは申し上げられませんが、潜水艦も同様の任務に就いています。
遠くはアデン湾ソマリア沖で海賊船から船舶の安全を守る業務についている護衛艦と哨戒機もいます。
我が国周辺の海峡監視はその海峡を警備区とする総監部が所在する港を母港とする比較的小型の沿岸警備を主任務とする護衛艦が担当することが多く、地味な作業を黙々とこなしているのですが、年末年始や夏休みなどは子供たちと一緒に過ごさせてやろうということで、普段は海外での訓練などに赴いている主力護衛艦などがこの季節には交代してその監視任務に就くことがあります。
彼らは大晦日の前に出港し、現地でそれまで監視任務にあたっていた護衛艦と洋上で交代し、年末年始の監視任務に就くのです。
交代してもらった艦艇は急ぎ足で母港に戻り、久しぶりに家族とともに休日を過ごすことができます。
世間がレコード大賞や紅白歌合戦あるいはカウントダウンで浮かれているとき、除夜の鐘も聞こえない遥か洋上で、双眼鏡の目視、レーダーの監視、ソーナーの聴取などあらゆるセンサーを駆使して不審な船舶が海峡を抜けていかないかを見張っています。
この任務中、艦内はとても静かです。
通常の訓練航海なら寝る間もない訓練が続くのですが、この期間中は監視に専念するため訓練は行われず、当直員以外は寝ているか、あるいは思い思いに本を読んだりビデオを観たりして過ごしています。
しかし当直は厳しいものがあります。何も見逃すことができない緊張感に包まれています。
宗谷海峡などで厳冬期に監視任務に就いていると、艦橋の見張り員は寒さとの戦いとなります。
最近の大型護衛艦は核兵器、化学兵器、生物学兵器などへの対応のために見張りも艦内からできる構造になっていますが、それでもやはり視界が狭くなりますのでウィングに出て見張りをすることが多いかと思います。
私はこの厳冬期の監視任務が嫌いではありませんでした。
誰もいない最北の海峡の真ん中で、司令部から送られてくる様々な情報を分析しながらの監視任務は緊張感があり、したがって遣り甲斐も十分です。
真冬の空は夏と違って澄み切っていて星の大きさが半端ではありません。
私が航海指揮官として艦橋で当直に立つときは、当直員たちが珈琲を飲むことを認めていました。居眠りをされるよりいいからです。
商船と異なり護衛艦の艦橋には意外に多くの当直員がいますので、そのうちの一人が下へ降りて珈琲を淹れて上がってきます。
紙コップに注がれた珈琲を二つ受け取ると私はウィングに出て行って、外で双眼鏡での見張りについている当直員に一つを渡し、ウィングの最前部のもろに風を受ける端っこへ行って珈琲を楽しむことにしていました。ヘッドセットが戦闘指揮所などにつながっていますので、艦内の一番奥深いところでレーダーやソーナーの当直に当たっている連中に星がどのように見えるかなどを教えてやったりするのも楽しみでした。
風が強い時、ウィングにいるとしぶきが上がってきます。そのしぶきに目を細めつつ、満天の星空を眺めながら啜る喉を焼くように熱い珈琲とその紙コップが凍える指を温めてくれる感触は何とも言えないものでした。そのような時に、そのような場所にいなければ味わうことのできない、それはとてつもなく贅沢な珈琲だったと思います。
この大晦日にもそのような贅沢な珈琲を味わっている後輩たちがたくさんいるはずです。
彼らが年明けに元気に戻って来ることを祈りつつ、今年最後のメールマガジンの筆をおきます。
来年もどうでもいいテーマを選び、どうでもいい内容に仕立ててお送りします。
このメールマガジンはそもそもは辛口な専門コラムのお口直しのためにどうでもいい話をしようと思い立って、周囲の「無茶はやめろ」という忠告を無視して始めたものですが、お口直しにならずにお口汚しになっているとの批判を受けつつ、それでも160回を超える配信にたどり着きました。これもひとえに「読んでるよ」と言ってくださる皆様のお陰かと感謝いたしております。
実は専門コラムを書くのに体力を使い果たしてしまうので、このメールマガジンではしっかりとした内容のものを書こうにも書くだけの気力が無くなっているため、あえてどうでもいい内容にしようと思わなくともまともなものは書けないというのが実情なので、来年もどうでもいい内容でお送りするということだけは自信をもって申し上げられます。
ただし、このメールマガジンで更新をお知らせしているコラムは丁寧に読んでいただきたいと思います。危機管理の専門家として最高水準のコラムをお届けしていると自負いたしております。
メールマガジン「指揮官の休日」は来年は下らなさに拍車をかけ、どうでもよさをパワーアップしてお届けします。
皆様、よいお年をお迎えください。
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す。
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とが出来ます。
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Twitterでも時々、折に触れて気が付いたことを呟いています。
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当社Webサイトに、専門コラム「指揮官の決断」をアップしております。是非、ご
覧ください
専門コラム「指揮官の決断」掲載のご案内
第169回 女将のおもてなし
報道によれば、自民党の有志議員約30名が「料亭文化振興議連」を発足させたそうです。
日本料理や芸妓との遊びなど料亭のおもてなしを世界にアピールし、観光客にアピールするためなのだそうです。
会長は衛藤征士郎元衆議院副議長が勤め、二階幹事長などが名を連ねています。顔ぶれを見るとなるほど料亭大好き議員ばかりのようです。
私は元々政治や政治家が大嫌いですが、ここにきて愛想も尽き果てたという思いです。
解決しなければならない問題は浜の真砂の数より多数あるはずです。
続きはこちらからお読みください。
https://aegis-cms.co.jp/1836
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お薦めのセミナー紹介
ブランディングを専門とするコンサルタントである吉澤由美子さんのセミナーをご紹介します。
吉澤さんはコンサルティングファームであるH&Cブランディングマネジメント株式会社の代表として活躍されているコンサルタントです。
ブランディングの一環として「事業発展ストーリー」を作ることを指導されており、その着眼点のユニークさが際立っています。
このたび、その「事業発展ストーリー」がいかなるものなのかについてのセミナーが開催されます。
【東京】2020年1月23日(木)受付中
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【東京】2020年3月19日(木)受付中
各回10名限定のセミナーですので、この機会をお見逃しないようお申し込みください。
詳細はこちらでご確認ください。http://www.hc-bm.com/seminar-lp.html
H&Cブランディングマネジメント株式会社のウェブサイトはこちらです。
http://www.hc-bm.com/
読み応えのあるコラムが掲載されており、私もよく参考にさせて頂いています。
当コラムをお読みの方はお気づきかもしれませんが、危機管理にはプロトコールが極めて重要ですが、それは究極的には組織のブランディングのために重要だということを意味しています。
つまり、組織が信頼できる組織に見えるために、内部をしっかりと統制していくことももちろん重要ですが、しかし、それだけではなく、ステークホルダーから万全の信頼を勝ち取ることが必要なのです。
そのためにはブランディングをおろそかにしてはならないと常に考えています。
その意味で吉澤さんのコラムには学ぶところが多々あります。
ぜひご一読をお勧めします。
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
お求めの方は、こちらからどうぞ。
https://aegis-cms.co.jp/book1
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Facebookページを公開しています。
メールマガジン及び専門コラムのバックナンバーをお読みいただけます。
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
https://aegis-cms.co.jp
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://aegis-cms.co.jp/cpx
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バックナンバーを公開しています。
こちらからご覧ください。https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
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http://aetis-cms.co.jp/mailmag
メールマガジンがご不要の場合はこちらから解除をして頂くことができます。
http://q.bmd.jp/bm/p/f/s.php?id=aegismm&mail=uhayashi%40jcom.zaq.ne.jp&no=2
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メールマガジン「指揮官の休日」
発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
email: yhayashi@aegis-cms.co.jp
Web : http://aegis-cms.co.jp
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海上自衛隊は戦略的に重要ないくつかの海峡で常続的に監視を行っています。これらの海峡を通って太平洋へ出ていく様々な国の海軍艦艇の動静を把握するためです。対象とする船舶は水上艦艇であったり潜水艦であったり、あるいは一見漁船のように見える情報収集を専門とする船であったりと様々です。
さらに尖閣諸島付近でも領海警備にあたっている護衛艦がいます。
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この任務中、艦内はとても静かです。
通常の訓練航海なら寝る間もない訓練が続くのですが、この期間中は監視に専念するため訓練は行われず、当直員以外は寝ているか、あるいは思い思いに本を読んだりビデオを観たりして過ごしています。
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宗谷海峡などで厳冬期に監視任務に就いていると、艦橋の見張り員は寒さとの戦いとなります。
最近の大型護衛艦は核兵器、化学兵器、生物学兵器などへの対応のために見張りも艦内からできる構造になっていますが、それでもやはり視界が狭くなりますのでウィングに出て見張りをすることが多いかと思います。
私はこの厳冬期の監視任務が嫌いではありませんでした。
誰もいない最北の海峡の真ん中で、司令部から送られてくる様々な情報を分析しながらの監視任務は緊張感があり、したがって遣り甲斐も十分です。
真冬の空は夏と違って澄み切っていて星の大きさが半端ではありません。
私が航海指揮官として艦橋で当直に立つときは、当直員たちが珈琲を飲むことを認めていました。居眠りをされるよりいいからです。
商船と異なり護衛艦の艦橋には意外に多くの当直員がいますので、そのうちの一人が下へ降りて珈琲を淹れて上がってきます。
紙コップに注がれた珈琲を二つ受け取ると私はウィングに出て行って、外で双眼鏡での見張りについている当直員に一つを渡し、ウィングの最前部のもろに風を受ける端っこへ行って珈琲を楽しむことにしていました。ヘッドセットが戦闘指揮所などにつながっていますので、艦内の一番奥深いところでレーダーやソーナーの当直に当たっている連中に星がどのように見えるかなどを教えてやったりするのも楽しみでした。
風が強い時、ウィングにいるとしぶきが上がってきます。そのしぶきに目を細めつつ、満天の星空を眺めながら啜る喉を焼くように熱い珈琲とその紙コップが凍える指を温めてくれる感触は何とも言えないものでした。そのような時に、そのような場所にいなければ味わうことのできない、それはとてつもなく贅沢な珈琲だったと思います。
この大晦日にもそのような贅沢な珈琲を味わっている後輩たちがたくさんいるはずです。
彼らが年明けに元気に戻って来ることを祈りつつ、今年最後のメールマガジンの筆をおきます。
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