指揮官の休日 No.154 ラグビーワールドカップ2019が終わりましたね
2019/11/08 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加2をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、No.162 漂流 理念なき行政の末路 を掲載いたしました。
文科省の思い付き行政に振り回されている私たちですが、何故そうなってしまうのかを考えています。
詳しくは、https://aegis-cms.co.jp/1789 をご覧ください。
No.154 ラグビーワールドカップ2019が終わりましたね
日本各地で激闘を繰り広げてきたラグビーワールドカップ2019は南アフリカがイングランドを下して幕を下ろしました。
普段、テレビでスポーツ中継などまず観ない私がテレビの前に陣取って興奮しているのを見る方が我が家の司令長官には面白かったようです。
そうなんです。
私はオリンピックくらいになると話は別ですが、普段、スポーツ観戦をすることはまずありません。スポーツはやるもので観るものではないと思い込んでいるのと、自分がやったことのない種目にはまったく関心が無いからです。
したがって、相撲やボクシングを観ることはありませんし、ゴルフは若い頃米国駐在で2年間集中的にやったことがありますが、結局何が面白いのか分からないまま帰国しました。
その後米国企業のCEOとしてカリフォルニアでシャフトをクラブメーカーに売る仕事をしたこともありますが、プレーそのものが好きではないので、トーナメントを観るということもまずありませんでした。オーストラリアの女子プロであるカリー・ウェブさんと契約をしていたので、一年に何回か一緒にプレーできる特典があったのですが、食事を一緒にしただけでプレーはしませんでした。
昨年も厚木の米軍基地内のコースに知人をご招待したのですが、私がいないと皆さん基地内に入れないので仕方なく一緒にコースに出ましたが、私はカートドライバーに徹して皆さんのプレーを観ていました。
という訳で、私が関心を持つスポーツはヨット、柔道、水泳とラグビーだけで、それ以外のスポーツを観戦するということはまずありません。
そのラグビーも40日余りの激闘の末に終わってしまい、何となく祭りの後の寂しさのようなものを感じています。
今回のラグビーワールドカップは様々な意味で日本にとって歴史的にも大きな出来事だったように思います。
日本チームの戦いぶりはもちろん素晴らしく、初戦の対ロシア戦は「アレッ?」と思わせる場面がいくつかありましたが、その後の試合はどれも文句なく歴史的な名勝負でしたし、結局日本は優勝チームと闘って敗れたのですから、本当によくやったと言うべきでしょう。
それだけではなく、開催地としての日本の評価も極めて高く、世界に日本と日本人のファンを大きく増やしたものと思われます。
ウェールズチームをホストとして迎えた北九州の「おもてなし」はウェールズチームと本国から応援に駆けつけてきたウェールズの人々を感動させ、BBCなどでも繰り返し報道されたようですし、期間中に来襲した台風により試合が中止になったチームも歓迎してくれたお返しとして被災地でボランティア活動などをして帰りました。
試合が1か月半に渡り各地で行われた結果、それぞれの国から応援に来た人々も日本全国を旅して回ったようで、各地で日本の風景や人々に触れてその感動をSNSにアップしているようです。
傑作なのは、いろいろな観光地で買ってきたのだと思いますが、日の丸を描いたハチマキをしめて応援している人々が大勢いたことです。どう見ても戦時中の特攻隊員みたいに見えるのですが、彼らは韓国の人々のようなこだわりは持たないのでしょう。
来年はオリンピックで、さらに多くの外国人旅行客が日本を訪れるでしょうから、全国の土産屋さんで日の丸ではなく旭日旗のデザインのハチマキを売って、スタジアムを旭日旗で埋め尽くしてしまうというのはいかがでしょうか。
私も台風のためプレーが危ぶまれた対スコットランド戦の日、横浜で知人と仕事の打ち合わせのため待ち合わせをしていたのですが、スコットランドの老夫妻から道を尋ねられ、ちょっと分かりにくく、私自身も行かないと思い出せないところがあり、それほど遠くでもなかったので一緒に行ってあげようと言うと大変喜んで、日本の人は本当にみんな親切でびっくりですよと何回も言われました。英語を喋ることができなくても何とか一生懸命に教えてくれるんですということでした。
そこまで言われたのでサービスのついでに歩きながら「スコットランド・ザ・ブレイブ」の最後の一節を口ずさんでやったら奥さんの方が抱きつかんばかりに喜んで、以後、三人で合唱しながら歩くという事態になりました。それもそのご夫妻にとってはあらたな日本の思い出になったものと思っています。
私はこのメールマガジンではラグビーについて何回か記事を配信しています。
「指揮官の休日」 No.088 One for all, all for one
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all&m=114
「指揮官の休日」 No.113 ラグビー精神の営業
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all&m=145
私はかつて商社の営業部長だった頃、部下に「俺はサッカーはやらない。諸君にもラグビー精神で仕事をしてもらう。」と宣言し、草野球よりもサッカーで育ってきた世代の新入社員たちを唖然とさせたことがありますが、この40日間の激闘を観て、彼らもかつて彼らの部長が何を伝えたかったのかを理解してくれているものと思っています。
世間ではこのラグビーワールドカップ期間中に「にわか」という言葉がはやっているようですね。ワールドカップが日本開催で盛り上がったために、それまでラグビーを観たことがなかった人々も関心を持って観るようになり、「にわかファン」が増えたということなのだそうですが、にわかであろうとなんであろうとファンが増えたのはとても喜ばしいことです。
元々ラグビーはルールが若干分かりにくいのと、よほど慣れた目で見ないとオフサイドなどはテレビ画面では分かりづらいためにあまりポピュラーではなかったかもしれません。
またプレーするにしても過酷な肉弾戦であるためになかなか参入しずらいという面もあるでしょう。
しかし、今回のワールドカップで日本の多くの方が発見されたように、競技としての奥深さと面白さは半端なものではありません。また、試合終了後のノーサイドにおける両チームが互いに相手を称え合う姿に感動を覚えた方も数多いかと思います。
他の競技でも終了後に握手などをするシーンを見かけることもありますが、多分に儀礼的であるのに対し、ラグビーは相手チームの選手としてハグなどをして称え合う場面なども見受けられ、ラグビーが生まれて以来200年近くに渡り、このノーサイドの精神を育んできたことの証左でもあります。
にわかであっても、ラグビーを観て感動し、そしてゲームに手に汗を握るファンがふえるということはとてもうれしいことです。
それら「にわかファン」の方々のために、今回はちょっとしたプレゼントをしましょう。このメールマガジンをお読みいただいている方限定のプレゼントです。
「クラウチ、バインド、セット」という言葉を覚えておくといいですよ。
これはスクラムの時にレフェリーが選手に指示する合図です。この合図によって両チームのフォワードの死闘が始まるのです。
私たちが若い頃は「クラウチ、タッチ、ポーズ、エンゲージ」と言われていたように覚えていますし、何年か前に「クラウチ、タッチ、セット」に変更されたと聞いていたのですが、先日、あるバーで元慶應のラガーと知り合い、その後また変わって現在は「クラウチ、バインド、セット」となったと教えてもらいました。
これを知っていると、同じ「にわか」でも、一歩先に出ること請け合いです。
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ちなみに、日本の試合はどれも素晴らしかったですし、決勝戦はさすがにディフェンスの手堅いチーム同士の激闘だったと思いますが、観ていていかにもラグビーらしい試合だと思ったのは三位決定戦でした。ウェールズもニュージーランドも他の試合のようにラインギリギリのスクラムやラインアウトから飛び込むようなトライではなく、パスを回して相手のディフェンスを翻弄し、隙をついて走り抜けてのトライが多く、軽快なラグビーという印象でした。
どのスポーツもワールドカップやオリンピックくらいのレベルになると、選手が局限まで鍛えられた技を競い合い、凄まじい激闘を繰り広げるのですが、ラグビーは他のスポーツとはちょっと異なる印象を人々に残すようです。
何故なのかをいつも考えるのですが、これまではその想いを分かってくれる人があまりいませんでした。今回のワールドカップを機に私のこの想いを理解してくれる人が一挙に増えたことをとてもうれしく思っています。
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No.162 漂流 理念なき行政の末路
文部科学省が英語民間試験導入の延期を決定しました。
この発表をする萩生田文科相の弁にびっくりしました。
曰く「経済的な状況や居住している地域にかかわらず、等しく安心して試験を受けられるような配慮など、自信を持ってお勧めできるシステムにはなっていない。」のだそうです。
文科省大臣が一週間前に身の丈に合わせて頑張れなどと言っていた制度が実は文科省自体が自信を持てない制度だったということです。
もしBSフジの報道番組の中で行われたこの発言が問題とならなかったら、文科省はそのいい加減な制度を見切り発車させていたということでしょう。
国の将来を担う人材の教育がこの程度の取り組みで行われていること自体、寒気のする思いです。
続きはこちらをご覧ください。
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林 祐 著
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ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
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という訳で、私が関心を持つスポーツはヨット、柔道、水泳とラグビーだけで、それ以外のスポーツを観戦するということはまずありません。
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今回のラグビーワールドカップは様々な意味で日本にとって歴史的にも大きな出来事だったように思います。
日本チームの戦いぶりはもちろん素晴らしく、初戦の対ロシア戦は「アレッ?」と思わせる場面がいくつかありましたが、その後の試合はどれも文句なく歴史的な名勝負でしたし、結局日本は優勝チームと闘って敗れたのですから、本当によくやったと言うべきでしょう。
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