指揮官の休日 No.135 あまり役に立たない鎌倉観光案内
2019/06/28 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、No.143 何のための会議だったんだろう を掲載いたしました。
東日本復興構想会議という会議がありました。これが何だったのかを考えています。
詳しくは、https://aegis-cms.co.jp/1544
をご覧ください。
No.135 あまり役に立たない鎌倉観光案内
本格的な夏が近づいてきました。私の住む鎌倉が恐ろしく混雑する季節です。
空前の日本ブームのせいか鎌倉も凄まじい数の外国人観光客で連日溢れていますが、やはり鎌倉観光というのは日本への観光旅行の入門編らしく、日本をよく勉強している人や何度も来ている外国の方はもっとディープな地方へ行くので、鎌倉観光をされている外国の方は日本が初めての方が多いと聞きます。
鎌倉は観光の観点から大雑把に分けると3つのエリアに分類できます。
まず北鎌倉一帯です。円覚寺や建長寺を代表とする神社仏閣巡りをする方々はこちらへ行くようです。
JR横須賀線の北鎌倉で降りると目の前に円覚寺があり、周囲には駆け込み寺の東慶寺、この季節には紫陽花がきれいな明月院などがあります。これらをめぐりながら移動していくと建長寺があり、さらに1.5キロ先には鶴岡八幡宮がありますので、わざわざJRの駅に戻って鎌倉駅まで行くよりもそのまま歩いた方がいいでしょう。
第二のエリアはJR鎌倉駅を中心とする一帯です。
駅の西側に出ると若宮大路という海岸から鶴岡八幡宮に至る大きなメインストリートが左右に伸びています。左側に行くと八幡宮です。これに沿って八幡宮まで行き、帰りは若宮大路とJRの線路の間にある裏道の小町通りの商店街を抜けてくると、お土産が選び放題になります。
狭い通りですが、夏の休日などは歩くのが大変なくらいの賑わいとなります。
駅の東側に出ると御成と呼ばれる地区が目の前にあり、小町通りのような土産物屋は少ないものの、ちょっとお洒落な店が並んでいます。
お札を洗うと増えてしまうと言われる銭洗弁天もこちら側です。
御成の商店街を抜けて右折し、由比ガ浜商店街の抜けると長谷観音や大仏のあるエリアに達します。
歩道が狭いのですが、人でごった返しています。
第三のエリアは鎌倉から海岸にそって江の島に至る江ノ電沿線です。
鎌倉駅を出てしばらくは路面電車のような走り方をする江ノ島鎌倉電鉄の電車は、ここ数年ものすごい人気でGWなどは乗り切れずに駅で入場規制が行われるようになりました。
ロコ(サーファー用語です。地元民を指します。)には証明書が配布され、優先的に乗れるようになりました。ロコはこれで通勤したり病院に行ったりしているからです。
昭和の時代、「俺たちの朝」というドラマで、平成になってからは「最後から二番目の恋」というドラマで人気となった極楽寺を過ぎると稲村ケ崎に達します。
ここは新田義貞が鎌倉に攻め込むときに持っていた剣を投げ込んだら潮が引いて、鎌倉の中心街へ攻め込むことができたという伝説のある場所ですが、ここで初めて海が車窓から見えます。
覚悟しておかないと「キャー」という悲鳴で驚かされることがあります。「海だッ!」と大騒ぎになるのです。
私たちロコは日常的に見ている光景なのですが、都会で天王洲アイルや浦安くらいしか海を見たことのない方々にとっては目の前の広い海はまったく別の光景に映るのでしょう。
ここから鎌倉高校前駅までしばらく海岸の国道134号線に沿って江ノ電は走ります。
鎌倉高校前駅にはびっくりするくらいの人だかりができています。
この鎌倉高校前駅の踏切はテレビや映画でよく使われる場所で、坂の上から見ると右側に大きな病院の敷地があり、左側には住宅地があって、その間を通る片側一車線の狭い道を下りきったところに江ノ電の線路が走り、その踏切の向こう側が国道134号線、その向こうが相模湾というロケーションとなっています。
テレビで放映された「スラムダンク」の舞台となり、それが韓国と台湾でも放映されたので若い人たちがこの踏切で写真を撮ろうと殺到するのです。
ここを訪れるツアーもあるらしく、ワンボックスやマイクロバスで乗り付けてくる人たちもいます。
江ノ電は上り下りが数分ごとに通るのですが、それを待ち受けて、踏切を通り過ぎる江ノ電をバックに道の真ん中で写真を撮りたい若い人たちであふれかえっています。
私のジョギング、ウォーキングのコース上なので、ここを通るときには撮影の邪魔にならないように気を使いながら通ることになります。
来ているのはほとんど台湾と韓国の若者たちで、中国本土からの観光客はいないようです。そのためか、それほどたくさんの若者たちでいっぱいなのに、道路上にゴミが散乱しているということにはなっていません。
彼らはベストの写真を撮るために道路の真ん中に立ちふさがったりはしますが、私が通ろうとすると、サッと身を引いて邪魔になるようなことはしません。年長者を敬う文化がまだ残っていることを感じさせます。
この鎌倉高校前を通り過ぎて二つ目の駅が江の島駅です。
といっても江の島の中に入り込んでいるのではなく、江の島へ渡るには洲鼻通りと言う商店街を抜けなければなりません。この狭い商店街は昭和レトロの香り満々の商店街ですが、やはり日中は歩きにくくなるほどの賑わいを見せます。特に最近は外国人が多いので日本の週末だけでなく、平日でも大混雑です。
この洲鼻通りを抜けると正面が江の島で左側が鎌倉、逗子、その先に三浦半島、右側には茅ケ崎、平塚の向こうに伊豆半島が見え、夏はまず見えませんが、空気が澄んでいる季節なら富士山が鮮やかに見えます。
この江の島の両側に広がる海岸線は海水浴場になっていて7月1日に海開きが行われます。
この海開きの際に、とても不思議なイベントが毎年開かれます。私にとっては不思議で仕方ないのですが、皆さんあまり疑問に思わないようなのです。
毎年ゴールデンウィークの終わりころ、地元藤沢市の観光協会主催の湘南江の島海の女王・王子コンテストというイベントが開かれ、「海の女王」3名と「海の王子」2名が選ばれます。彼らはその後7月1日の海開きの際にお披露目され、以後、湘南のいろいろなイベントに参加していきます。
このイベントが私にとっては意味不明で不思議なイベントに思われて仕方ありません。
「海の女王」と「海の王子」が選ばれるんです。つまりオフクロと息子が選ばれるということなんです。
どういう意味があるのかちゃんと説明してほしいと毎年思っています。
さて、どうでもいい観光案内でした。
結局鎌倉観光のベストスポットはどこかということになりますが、正直なところ私にも分かりません。
私自身、八幡宮の前はよく通りますが、境内に上がったことはほとんどありませんし、長谷観音や大仏などは外国人の案内でもしない限り行ったことがありません。
鎌倉のレストランやカフェもあまり知りません。よく行く店は何軒かありますが、観光ガイドやグルメの雑誌に出ているような店ではありません。そのような店は混んでいるか高いかで、あまり行く気になりません。
土産屋もほとんど知りません。鎌倉土産と言うのを買ったことがないからです。
したがって、鎌倉のレストランや面白い小物を扱う店などは東京の方のほうがよく知っているくらいです。
夏の休日などは外出を控えています。海岸線の道路はウォーキングの方が速いくらい混んでいるし、駐車場はどこも満杯です。私たちロコは裏道を知っていますので何とかなりますが、カーナビを頼りに裏道に入るのはお勧めしません。
鎌倉の街の作り方は独特です。
元々鎌倉の中心部に入るためには7か所の切通しのどこかを通ってこなければなりません。つまり、鎌倉を敵から守るにはこの切通しで待ち受ければ簡単な天然の要塞なのです。
さらに市街は騎馬の軍勢が一挙に走り抜けることができないようにわざわざ道を細くして、かつ、クネクネと曲げています。
馬ですら走り抜けられないのですから、車がすんなりと通れるわけがなく、対向車が来たら大騒ぎになるような道がいたるところにあります。
鎌倉で車を走らせるためには普通免許だけではなく、鎌倉ドライブ検定が必要なのではないかとロコは笑うことがあります。
どうしても遠方から車で来る必要がある場合には、となりの大船または逗子で駐車場に車を置いてJRで入ってくるのをお勧めします。
結局、鎌倉にお出でになるベストシーズンは2月くらいかと思っています。
2月でも風がない日は湘南はびっくりするくらい暖かい日があります。そしてどこに行っても空いていて、食事やお茶などもゆったりとできます。
夏の休日はむしろ東京の方が快適かもしれません。
空調の効いた映画館や美術館巡りなどを楽しみ、平日はビジネスマンでいっぱいになるであろうレストランも空いています。
ということで、どうでもいい鎌倉観光案内でした。
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Twitterでも時々、折に触れて気が付いたことを呟いています。
https://twitter.com/CaptainHayashi です。
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当社Webサイトに、専門コラム「指揮官の決断」をアップしております。是非、ご覧ください
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専門コラム「指揮官の決断」掲載のご案内
No.143 何のための会議だったんだろう?
毎年6月25日になると思い出すことがあります。
平成23年6月25日に公表された東日本復興構想会議の『復興への提言~悲惨のなかの希望~』という文書です。
この日は私にとって特別な日だったので、その日にあったいろいろなことを覚えています。
当時私は海上自衛隊に在籍中で、すでに退職の勧奨を受ける旨の意思表示をしており、そのための退職願も提出済みでした。
この日は防衛大臣の退職の承認が下りたという内示を受け取った日でした。この日から1か月と1週間後、平成23年8月1日に後任の指揮官との指揮官交代の儀式を終えて最後の任地を後にしたのでした。
その内示の電話が海幕からかかってきたときに私が読んでいたのがその復興構想会議の提言でした。
詳しくはこちらからどうぞ。
https://aegis-cms.co.jp/1544
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『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
お求めの方は、こちらからどうぞ。
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
https://aegis-cms.co.jp
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://aegis-cms.co.jp/cpx
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No.135 あまり役に立たない鎌倉観光案内
本格的な夏が近づいてきました。私の住む鎌倉が恐ろしく混雑する季節です。
空前の日本ブームのせいか鎌倉も凄まじい数の外国人観光客で連日溢れていますが、やはり鎌倉観光というのは日本への観光旅行の入門編らしく、日本をよく勉強している人や何度も来ている外国の方はもっとディープな地方へ行くので、鎌倉観光をされている外国の方は日本が初めての方が多いと聞きます。
鎌倉は観光の観点から大雑把に分けると3つのエリアに分類できます。
まず北鎌倉一帯です。円覚寺や建長寺を代表とする神社仏閣巡りをする方々はこちらへ行くようです。
JR横須賀線の北鎌倉で降りると目の前に円覚寺があり、周囲には駆け込み寺の東慶寺、この季節には紫陽花がきれいな明月院などがあります。これらをめぐりながら移動していくと建長寺があり、さらに1.5キロ先には鶴岡八幡宮がありますので、わざわざJRの駅に戻って鎌倉駅まで行くよりもそのまま歩いた方がいいでしょう。
第二のエリアはJR鎌倉駅を中心とする一帯です。
駅の西側に出ると若宮大路という海岸から鶴岡八幡宮に至る大きなメインストリートが左右に伸びています。左側に行くと八幡宮です。これに沿って八幡宮まで行き、帰りは若宮大路とJRの線路の間にある裏道の小町通りの商店街を抜けてくると、お土産が選び放題になります。
狭い通りですが、夏の休日などは歩くのが大変なくらいの賑わいとなります。
駅の東側に出ると御成と呼ばれる地区が目の前にあり、小町通りのような土産物屋は少ないものの、ちょっとお洒落な店が並んでいます。
お札を洗うと増えてしまうと言われる銭洗弁天もこちら側です。
御成の商店街を抜けて右折し、由比ガ浜商店街の抜けると長谷観音や大仏のあるエリアに達します。
歩道が狭いのですが、人でごった返しています。
第三のエリアは鎌倉から海岸にそって江の島に至る江ノ電沿線です。
鎌倉駅を出てしばらくは路面電車のような走り方をする江ノ島鎌倉電鉄の電車は、ここ数年ものすごい人気でGWなどは乗り切れずに駅で入場規制が行われるようになりました。
ロコ(サーファー用語です。地元民を指します。)には証明書が配布され、優先的に乗れるようになりました。ロコはこれで通勤したり病院に行ったりしているからです。
昭和の時代、「俺たちの朝」というドラマで、平成になってからは「最後から二番目の恋」というドラマで人気となった極楽寺を過ぎると稲村ケ崎に達します。
ここは新田義貞が鎌倉に攻め込むときに持っていた剣を投げ込んだら潮が引いて、鎌倉の中心街へ攻め込むことができたという伝説のある場所ですが、ここで初めて海が車窓から見えます。
覚悟しておかないと「キャー」という悲鳴で驚かされることがあります。「海だッ!」と大騒ぎになるのです。
私たちロコは日常的に見ている光景なのですが、都会で天王洲アイルや浦安くらいしか海を見たことのない方々にとっては目の前の広い海はまったく別の光景に映るのでしょう。
ここから鎌倉高校前駅までしばらく海岸の国道134号線に沿って江ノ電は走ります。
鎌倉高校前駅にはびっくりするくらいの人だかりができています。
この鎌倉高校前駅の踏切はテレビや映画でよく使われる場所で、坂の上から見ると右側に大きな病院の敷地があり、左側には住宅地があって、その間を通る片側一車線の狭い道を下りきったところに江ノ電の線路が走り、その踏切の向こう側が国道134号線、その向こうが相模湾というロケーションとなっています。
テレビで放映された「スラムダンク」の舞台となり、それが韓国と台湾でも放映されたので若い人たちがこの踏切で写真を撮ろうと殺到するのです。
ここを訪れるツアーもあるらしく、ワンボックスやマイクロバスで乗り付けてくる人たちもいます。
江ノ電は上り下りが数分ごとに通るのですが、それを待ち受けて、踏切を通り過ぎる江ノ電をバックに道の真ん中で写真を撮りたい若い人たちであふれかえっています。
私のジョギング、ウォーキングのコース上なので、ここを通るときには撮影の邪魔にならないように気を使いながら通ることになります。
来ているのはほとんど台湾と韓国の若者たちで、中国本土からの観光客はいないようです。そのためか、それほどたくさんの若者たちでいっぱいなのに、道路上にゴミが散乱しているということにはなっていません。
彼らはベストの写真を撮るために道路の真ん中に立ちふさがったりはしますが、私が通ろうとすると、サッと身を引いて邪魔になるようなことはしません。年長者を敬う文化がまだ残っていることを感じさせます。
この鎌倉高校前を通り過ぎて二つ目の駅が江の島駅です。
といっても江の島の中に入り込んでいるのではなく、江の島へ渡るには洲鼻通りと言う商店街を抜けなければなりません。この狭い商店街は昭和レトロの香り満々の商店街ですが、やはり日中は歩きにくくなるほどの賑わいを見せます。特に最近は外国人が多いので日本の週末だけでなく、平日でも大混雑です。
この洲鼻通りを抜けると正面が江の島で左側が鎌倉、逗子、その先に三浦半島、右側には茅ケ崎、平塚の向こうに伊豆半島が見え、夏はまず見えませんが、空気が澄んでいる季節なら富士山が鮮やかに見えます。
この江の島の両側に広がる海岸線は海水浴場になっていて7月1日に海開きが行われます。
この海開きの際に、とても不思議なイベントが毎年開かれます。私にとっては不思議で仕方ないのですが、皆さんあまり疑問に思わないようなのです。
毎年ゴールデンウィークの終わりころ、地元藤沢市の観光協会主催の湘南江の島海の女王・王子コンテストというイベントが開かれ、「海の女王」3名と「海の王子」2名が選ばれます。彼らはその後7月1日の海開きの際にお披露目され、以後、湘南のいろいろなイベントに参加していきます。
このイベントが私にとっては意味不明で不思議なイベントに思われて仕方ありません。
「海の女王」と「海の王子」が選ばれるんです。つまりオフクロと息子が選ばれるということなんです。
どういう意味があるのかちゃんと説明してほしいと毎年思っています。
さて、どうでもいい観光案内でした。
結局鎌倉観光のベストスポットはどこかということになりますが、正直なところ私にも分かりません。
私自身、八幡宮の前はよく通りますが、境内に上がったことはほとんどありませんし、長谷観音や大仏などは外国人の案内でもしない限り行ったことがありません。
鎌倉のレストランやカフェもあまり知りません。よく行く店は何軒かありますが、観光ガイドやグルメの雑誌に出ているような店ではありません。そのような店は混んでいるか高いかで、あまり行く気になりません。
土産屋もほとんど知りません。鎌倉土産と言うのを買ったことがないからです。
したがって、鎌倉のレストランや面白い小物を扱う店などは東京の方のほうがよく知っているくらいです。
夏の休日などは外出を控えています。海岸線の道路はウォーキングの方が速いくらい混んでいるし、駐車場はどこも満杯です。私たちロコは裏道を知っていますので何とかなりますが、カーナビを頼りに裏道に入るのはお勧めしません。
鎌倉の街の作り方は独特です。
元々鎌倉の中心部に入るためには7か所の切通しのどこかを通ってこなければなりません。つまり、鎌倉を敵から守るにはこの切通しで待ち受ければ簡単な天然の要塞なのです。
さらに市街は騎馬の軍勢が一挙に走り抜けることができないようにわざわざ道を細くして、かつ、クネクネと曲げています。
馬ですら走り抜けられないのですから、車がすんなりと通れるわけがなく、対向車が来たら大騒ぎになるような道がいたるところにあります。
鎌倉で車を走らせるためには普通免許だけではなく、鎌倉ドライブ検定が必要なのではないかとロコは笑うことがあります。
どうしても遠方から車で来る必要がある場合には、となりの大船または逗子で駐車場に車を置いてJRで入ってくるのをお勧めします。
結局、鎌倉にお出でになるベストシーズンは2月くらいかと思っています。
2月でも風がない日は湘南はびっくりするくらい暖かい日があります。そしてどこに行っても空いていて、食事やお茶などもゆったりとできます。
夏の休日はむしろ東京の方が快適かもしれません。
空調の効いた映画館や美術館巡りなどを楽しみ、平日はビジネスマンでいっぱいになるであろうレストランも空いています。
ということで、どうでもいい鎌倉観光案内でした。
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この日は私にとって特別な日だったので、その日にあったいろいろなことを覚えています。
当時私は海上自衛隊に在籍中で、すでに退職の勧奨を受ける旨の意思表示をしており、そのための退職願も提出済みでした。
この日は防衛大臣の退職の承認が下りたという内示を受け取った日でした。この日から1か月と1週間後、平成23年8月1日に後任の指揮官との指揮官交代の儀式を終えて最後の任地を後にしたのでした。
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1 ACMS導入コンサルティング
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2 スポットコンサルティング
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