指揮官の休日 No.108 リパブリック賛歌の心象風景
2018/12/21 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、No.116 プロトコールと危機管理の関係とは? を掲載いたしました。
プロトコールの感性を磨くことが危機管理にどういう意味を持つのかを考えています。
詳しくは、https://aegis-cms.co.jp/1371 をご覧ください。
No.108 リパブリック賛歌の心象風景
東京都内を移動する際、秋葉原の駅で乗り換えることがよくあります。
秋葉原は高校生の頃、ラジオやアンプなどを自作する際にパーツを買いによく通った街です。
当時は当然のことながら電気街の方へ出て、すぐ右にあるキオスクのような小さな店が密集している極めてレトロな2階建てへ入り、お店のオヤジさんたちに回路図を教えてもらったり、目的のパーツがないときに何が代わりに使えるのかを教えてもらったりしたものでした。
しかし、最近、こちら側に出ることはほとんどなくなりました。
私が駅の外に出るのは反対側で、クイックランチを食べたり、朝食を食べずに出てきた時に朝食を食べたりするのに都合のいい店が沢山あるからです。
こちらのサイドには昔から大手家電量販店がそびえ立っています。もともとはカメラ屋さんだったことを思わせる屋号がつけられていますが、そのお店のコマーシャルソングもかなり昔から変わることの無い曲を使ってテレビでお馴染みです。
それが今回のテーマである「リパブリック賛歌」です。
「リパブリック賛歌」はもともと讃美歌として作られた曲で、それにジュリア・ウォード・ハウという女性が歌詞をつけて北軍の行進曲となったものです。
その後、この曲には様々な歌詞がつけられていろいろな場面で歌われてきました。
アメリカで有名なのは子供向けの「ジョン・ブラウンの赤ちゃん」が有名であり、第2次大戦では「空挺部隊の歌」として歌われました。
戦後は労働組合の行進曲として「団結よ永遠なれ」という曲として親しまれました。
日本ではそれが「オタマジャクシはカエルの子」という曲になったりした挙句、現在ではその家電量販店のテーマソングのようになりました。
この店に入ると、このテーマソングがエンドレステープのように一日中流れています。
私はこの曲がアメリカでどのように受け取られているのかを米国駐在勤務を通じてよく知っていますので、どうもこの店に入ってこのコマーシャルソングを聞くと違和感を覚えます。
したがって、私がこの店で買い物をすることはまずありません。
私がよく行く横浜の街にもこの店は出店していますが、入ったことがありません。
この曲はアメリカでは”The Battle Hymn of the Republic” 呼ばれており、愛国歌、賛歌として奏でられています。
米国の軍人たちは、この曲が流れると何をしていても姿勢を正します。
一般の米国人にとってもこの曲はある種特別な意味を持つ曲となっています。
かつてエルビス・プレスリーがハワイで行ったライブでは、北軍の軍歌であったこの「リパブリック賛歌」と南軍の軍歌であった「ディキシー」をメドレーとして「アメリカの祈り」という曲にまとめ、彼はそれを膝まづくようにして歌っていました。
そのアメリカの人々が来日してこの店に入り、そのコマーシャルソングが一日中流れているのを聴いたとき、彼らがどう考えるのかを思うと若干複雑な気持ちになります。
もちろん気にかけない人たちもいるかとは思います。
しかし、歌詞は分からずともエンドレステープのように流れるポップにアレンジされたこの曲を聴いて、「これは何だ?」と思う人も大勢いるはずです。
米国の人々がこの曲を聴いた時の心象風景がどのようなものなのかを示す動画を見つけましたので、URLを貼り付けておきます。
この曲が彼らにとってどのような意味を持つのかがよく分かる動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=OFtNVEbasOo&t=215s
何故私がそのように思うのかというと、日本において同じような位置づけにある曲が外国において、そのような扱いを受けた時にどう思うかと考えるからです。
たとえば、「海ゆかば」という曲があります。
この曲は万葉集にある大伴家持の長歌から採られた歌詞に信時潔が作曲したもので、戦前は将官の礼式曲として使われ、司令長官の交代行事などに演奏されていました。
『トラ!トラ!トラ!』という映画で、連合艦隊司令長官の着任時に軍楽隊が演奏しているシーンがありましたが、そのような用い方をされていました。
それが戦争中は戦死者の鎮魂のために使われるようになり、現在、海上自衛隊では慰霊祭などに用いられています。
もしこの曲がソウルのスーパーマーケットなどでポップにアレンジされて一日中流れていたら、少なくとも私はそのお店は遠慮したいと思います。
この曲にも私なりの心象風景というものがあるからです。
それを表している動画も見つけましたのでご紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=yUwvIFYcCqo&t=6s
これは掃海部隊が訓練の途次、硫黄島沖で洋上慰霊祭を行っているシーンです。
私はその秋葉原の家電量販店が非常識だと申し上げるつもりはありません。
その会社がその曲の採用を決めた時代、これほど大勢の外国人が日本に来るなどと誰も考えていませんでした。
その頃は多分、米国調のメロディーが心地良かったのでしょう。
しかし、採用に際して、米国でこの曲がどのような位置づけにあるのかをちょっとでも考えたのかなぁとは思います。
そして、私が社長だったら、そのような曲は絶対に採用しなかっただろうなとも思います。
グローバルマインドを持つためにはどうすべきかという議論はよく耳にします。
米国駐在勤務の経験があるとか、TOEICが900点だとかということではないのはもちろんですが、難しい問題であることはたしかです。
しかし、様々な国の文化や宗教、それに基づく国民感情などの多様性に十分な配慮ができるということの重要性は疑う余地もありません。
その多様性への配慮を乗り越えて、様々な国々を取りまとめ、あるいは支援していけるということがグローバルリーダーシップの目指すところではないかと思っています。
今回は、いつものどうでもいい話ではなく、ちょっとだけ考えて頂きたい話題を取り上げました。
次回は、また、どうでもいい話に戻ります。
何度も申し上げますが、私がこのメールマガジンでどうでもいい話を延々としているのは、ウェブサイトに掲載した専門コラムのお知らせをしたいと思い、それだけではあまりにも無機質なので、ちょっとした箸休め程度の駄文を書き綴ろうと思ったからであり、このメールマガジンを読まれた方は是非専門コラムに目をとおして頂きたいと思います。
よく「メルマガ読んでるよ。面白いねぇ。」と言って下さる方がいるのですが、聞いてみるとコラムの方はお読みになっていない方が多く、中には「へぇ、お前さん、コラムなんか書いてんだ。」とおっしゃる方がいてうんざりします。
私はエッセイストではなく、危機管理の専門家として文章を書いているのだということをちょっとだけご理解ください。
なお、専門コラムはこのメールマガジンからだけでなく、Facebookページからもお読みいただけます。
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専門コラム「指揮官の決断」掲載のご案内
No.116 プロトコールと危機管理の関係とは?
当コラムではこれまで度々プロトコールの重要性について言及してきました。
当コラムでプロトコールという場合、それは組織と組織の外部(ステークホルダーのみならず、組織の外部すべて)との関係を示しています。
来社された方への接遇要領に始まり、広告の出し方、クレーム処理、報道への対応要領、社会貢献の姿などあらゆる面にわたります。
それは、組織が外部からどのように評価されるのかというブランディングの問題でもあります。
続きはこちらからお読みください。
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『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
こちらをどうぞ
https://aegis-cms.co.jp
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
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発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
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No.108 リパブリック賛歌の心象風景
東京都内を移動する際、秋葉原の駅で乗り換えることがよくあります。
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その後、この曲には様々な歌詞がつけられていろいろな場面で歌われてきました。
アメリカで有名なのは子供向けの「ジョン・ブラウンの赤ちゃん」が有名であり、第2次大戦では「空挺部隊の歌」として歌われました。
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したがって、私がこの店で買い物をすることはまずありません。
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しかし、歌詞は分からずともエンドレステープのように流れるポップにアレンジされたこの曲を聴いて、「これは何だ?」と思う人も大勢いるはずです。
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何故私がそのように思うのかというと、日本において同じような位置づけにある曲が外国において、そのような扱いを受けた時にどう思うかと考えるからです。
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『トラ!トラ!トラ!』という映画で、連合艦隊司令長官の着任時に軍楽隊が演奏しているシーンがありましたが、そのような用い方をされていました。
それが戦争中は戦死者の鎮魂のために使われるようになり、現在、海上自衛隊では慰霊祭などに用いられています。
もしこの曲がソウルのスーパーマーケットなどでポップにアレンジされて一日中流れていたら、少なくとも私はそのお店は遠慮したいと思います。
この曲にも私なりの心象風景というものがあるからです。
それを表している動画も見つけましたのでご紹介します。
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これは掃海部隊が訓練の途次、硫黄島沖で洋上慰霊祭を行っているシーンです。
私はその秋葉原の家電量販店が非常識だと申し上げるつもりはありません。
その会社がその曲の採用を決めた時代、これほど大勢の外国人が日本に来るなどと誰も考えていませんでした。
その頃は多分、米国調のメロディーが心地良かったのでしょう。
しかし、採用に際して、米国でこの曲がどのような位置づけにあるのかをちょっとでも考えたのかなぁとは思います。
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グローバルマインドを持つためにはどうすべきかという議論はよく耳にします。
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