メールマガジン「指揮官の休日」 No.410 星を読む
2025/01/24 (Fri) 06:30
XXXX 様
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指揮官の休日
――コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日――
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危機管理に挑む経営者の皆様に贈るメールマガジンです。
当社コラム「指揮官の決断」の更新のお知らせ、当社セミナー情報はもちろん、危機管理の参考となる図書、是非参加をお薦めする他社主催のセミナーなどの情報をお届けして参ります。
あわせて、常時厳しい緊張状態を強いられている経営者の皆様にちょっと一息ついて頂けるような話題を選んでお送りします。「コーヒーで始まり、ドライマティーニで締めくくる心豊かな一日」というサブタイトルも、日頃すさまじいストレスにさらされながらも頑張っている経営者の皆様に、たまにはそんな日がありますようにという想いを込めています。
途中からお読みの方は、お時間のあるときに是非バックナンバーをお読みください。
ワンクリックでバックナンバーを読んで頂けます。
https://q.bmv.jp/bm/p/bn/list.php?i=aegismm&no=all
専門コラム「指揮官の決断」は、第423回 ノストラダムスの予言 を掲載いたしました。
遅まきながらノストラダムスの予言が現実のものになりつつあります。
前途多難な2025年になりそうです。
https://aegis-cms.co.jp/3478
No.410 星を読む
この標題の言葉「星を読む」という意味が分かる方々に筆者は限りない親しみを覚えます。
船乗りのロマンの最たるものだからです。
筆者が海上自衛隊に入隊し、幹部候補生学校を卒業して、実習幹部として世界一周の遠洋航海に参加したのは、1983年のことでした。東回りで165日間かけて16か国を巡る航海でした。
その間、筆者たち実習幹部は、船乗りとして必要な基本的な訓練を繰り返し繰り返し受けることになりました。
沿岸から離れ、周囲が水平線だけになると行われたのが、天測でした。
天測は日没直後の薄暮時、日出直前の薄明時及び太陽が真上に来る正中時に行われます。
薄暮、薄明時の天測は星の高度を測り、正中時の天測は太陽の高度を測ります。
六分儀という器材を用いて、太陽を測っていると、経験のない方には分からない不思議な体験をします。太陽がレンズの中を上って行って、ある一瞬止まるのです。次の瞬間、レンズの中の太陽は下がり始めます。その止まった瞬間が、その地点における正中時であり、その時間と高度を記録することにより、船の位置を算出します。
薄暮時、薄明時の天測は、東西南北にある4つの星の高度を測るものです。六分儀のレンズに見える星をレバーを操作して水平線と重ねることにより、水平線からの高度を角度で測るのですが、なぜ薄暮時や薄明時に行うかと言えば、その時間帯が星が一番小さく見えるからです。
真夜中のはっきり見える大きな星では、水平線に重ねても大きすぎてどこを重ねていいか分からず、角度を正確に測ることができません。空がほんのり明るいと星もギラギラせずに小さく見えます。かろうじて星が見えるか見えないかの明るさの時が一番正確に測れるのです。
測る星は恒星が多いのですが、恒星が見えない時には惑星も使います。それらのデータは「天測歴」という定期刊行物に記載されており、筆者たち実習幹部には、4つの星の高度を測定して、40分で天測計算を行い、誤差2マイル以内に抑えるようにという基準が示されていました。
筆者は、この天測が大好きでした。
船乗りであった父から、天文航法についてはよく話を聞いており、天測の計算方法は全寮制の高校の寮で勉強していたことを覚えています。
そして大学時代、外洋レース艇のクルーになったときに、いつかは役に立つかもしれないという思いから、さらに天測の勉強をしていました。その時に、漁船簡易天測という方法があることを知りました。
日本の船乗りは、天測計算に米村表という精緻な表からデータを読み取って、計算に用います。これは帝国海軍の米村海軍中将が作った表で、きわめて細かい計算ができるように工夫された世界に誇る労作です。
しかし、漁船簡易天測法は、そのような精緻な計算をしないのです。小さな漁船では、もともと揺れる甲板上で六分儀を扱うため、観測精度そのものが低く、いくら精緻な計算をしても意味がないからです。
そこで、漁船簡易天測で計算を行うと、おそろしく計算が簡単で、早く終わるのです。しかし、元になる観測データが精緻なものであれば、この方法でもそれほど大きな誤差は出ません。2マイル以内という基準には問題なく入ります。
筆者は、本来は米村表を使わなければならない天測計算を漁船簡易天測で計算して、誰よりも早く計算を終わらせていました。
同期の実習幹部たちが40分かかって行う天測計算を15分足らずで終わらせることができました。
もともと視力が良かった筆者は星を見つけるのが早かったのですが、天体に興味を持っていたため、星座表をよく見ていて、目指す星を探すのも苦労ではありませんでした。
そこで、早く見つけて高度を測り、簡単な計算法で計算してしまうので、圧倒的に早いのです。
計算結果を指導官のところに持っていくと、指導官が自分たちで算出した船の位置と比べて評価するのですが、彼らの位置も天測から割り出したものでした。当時はGPSがなく、電波航法機器としてはロランやデッカがあった程度で、遠く大洋の真ん中では役に立たなかったからです。
最初は彼らにもそれなりの主張があったのでしょうが、回数を重ねるうちに、筆者の計算が早いのと、多少雲があっても4つの星の高度を測ってくること及び 学生時代にヨットの外洋レースに熱中していたことなどが評価されてきたのかもしれませんが、筆者の決定艦位の精度について文句を言われることはなくなっていきました。
遠洋航海を終わって、最初の3年間は希望通りに艦隊勤務に就いていましたが、その後雲行きが怪しくなり、米国への連絡官や内部部局への出向などが続き、 その間に幹部学校の指揮幕僚課程学生などを経て、艦隊勤務に戻る機会がありませんでした。
艦隊に戻ったときは、すでに二等海佐になっており、司令部幕僚としての勤務でした。その後は、海幕の勤務が続き、ついに退官するまで水上部隊に戻ることが無かったので、天測の必要もなく、また、艦艇にはGPSが搭載され、天測などという技術も不要になっていきました。
そこで、筆者もしばらく星空を見上げる習慣がなくなり、また星座表も見ることがなくなっていきました。
標題の「星を読む」というのは、天測に必要な星を見つけ出して、その高度を測り、自分の船の位置を決定するという一連の作業を指しています。
GPSが普及して、そんな作業を船上でする必要がなくなってしまい、令和4年を最後に天測歴も更新されなくなりまた。
天測など過去の無用の長物になってしまったのです。
ある冬の夜、満天の星を見ながら気づいたのは、星座の多くを忘れていることでした。
これは何とかしなければいけないなと思っていた頃にスマートフォンのアプリで素晴らしいものを見つけました。
SkyViewという無料のアプリなのですが、これが優れものです。
起動すると全面にスマホのカメラでとらえている風景が映し出され、そこに見えるはずの星が示されます。それが星座を形作っている場合には、星座の形も示されてきます。さそり座ならサソリの絵が白い線で描かれ、太陽や月、金星や彗星なども大きなグラフィックで示されます。目標の星をタップすると、スマホの下の方にその星についての説明も出てきます。
昼間でも、そこに見えるはずの星や星座の説明が出てくるのは凄いですよ。
さらにびっくりなのは、国際宇宙ステーションなどが上空にあるときは、その宇宙ステーションの絵や説明も出てきます。
今のところ致命的な間違いは発見していませんし、勉強になるので、夜、書斎の窓から見える星をスマホで覗いて、何の星なのかを調べたりしています。
難を言えば、BGMが大きいのでびっくりすることです。
UPDATEを勧められるのですが、それに応ずると300円弱の課金がなされます。
無料版でも十分楽しめますので、今のところ無料版で使っています。
インストールしてから1年以上経ちますが、いまのところ、ウィルスに感染した様子もなく、これは皆様にもお薦めのアプリです。
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専門コラム 第422回 ノストラダムスの予言
私たちは、ここ数年にわたり、よほど悪行を重ねてきたに違いありません。
昨年は、元旦から能登半島が激震に見舞われ、その傷が癒える余裕もないうちに豪雨に見舞われ、一時避難用の仮設住居まで床上浸水し、日向灘では大地震の前兆かもしれない謎の地震が連発しています。
そこへ誕生したのが現政権です。
これは何かに対する天罰としか思えません。
能登半島の方々が、私たちの身代わりに犠牲となったのでしょう。
ノストラダムスが予言した地獄の大王は忘れたころにやってきたのです。
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弊社出版物のご紹介
『事業大躍進に挑む経営者のための「クライシスマネジメント」』
林 祐 著
セルバ出版
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教育訓練の受託を開始いたしました。
ご要望の多い教育訓練について、専門のスタッフを揃え、新たに教育訓練部門を開設いたしました。
内容について順次ご紹介して参りますが、弊社Webをご覧頂ければ概要をご理解頂けます。
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コンサルティングのご案内 当社では5種類のコンサルティングを行っています。
1 ACMS導入コンサルティング
イージスクライシスマネジメントシステムを導入するためのコンサルティングです。
全6回のコンサルティングで導入できるようパッケージ化されたシステムの導入支援を行います。
当社開催の戦略セミナーをあらかじめ受講し、コンサルティングの内容等にご理解を頂くことが前提
となっております。
2 スポットコンサルティング
何が問題で、どうコンサルティングを受ければいいのかわからない、自社にシステムを導入できるの
かどうかわからない、などのご相談はスポットコンサルティングをご利用ください。
3 プレコンサルティング
当社のコンサルティングの考え方をWeb等で理解されて導入を決めている方、一刻も早く導入をしたい
と考えている方には、このプレコンサルティングをお薦めします。
導入コンサルティングの第1回で行う内容を含んでおり、コンサルティングの概要及び必要な準備作業等
について、関係者全員が揃って受講できるため、理解を共有でき、導入が容易になります。
プレコンサルティングに引き続き導入コンサルティングを契約される際には、プレコンサルティング料金
は全額返金させていただきますので、費用が無駄になりません。
4 テーラード・コンサルティング
危機管理組織はすでに構築しているが指揮所演習について指導してもらいたい、中間管理層に活気がな
いので彼らに強力なリーダーとなってもらいたい、プロトコールに自信を持てるようになりたい、などのご
要望には、個別に対応させて頂きます。
5 指揮所演習コンサルティング
トップと主要スタッフだけで行うことのできるようにコンパクトに設計された図上演習です。
危機管理の先頭に立つスタッフを育てるために最適な手法として注目されています。
お気軽にご相談ください。
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図上演習コンサルティングのご案内
多数のご要望にお応えするため、図上演習に特化したコンサルティングを開始いたしました。
企業や公共放送機関での指導実績豊かなコンサルタントが各企業の実態に合わせた図上演習の運営
要領を確立します。
弊社では、図上演習を独自に企画・運営できるようになることを目標としたコンサルティングを行
っています。
毎回、図上演習の度にコンサルタントを呼ぶのではなく、自社のみで計画できる実力をつけて頂き
ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
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発行人:株式会社イージスクライシスマネジメント
代表取締役 林 祐
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No.410 星を読む
この標題の言葉「星を読む」という意味が分かる方々に筆者は限りない親しみを覚えます。
船乗りのロマンの最たるものだからです。
筆者が海上自衛隊に入隊し、幹部候補生学校を卒業して、実習幹部として世界一周の遠洋航海に参加したのは、1983年のことでした。東回りで165日間かけて16か国を巡る航海でした。
その間、筆者たち実習幹部は、船乗りとして必要な基本的な訓練を繰り返し繰り返し受けることになりました。
沿岸から離れ、周囲が水平線だけになると行われたのが、天測でした。
天測は日没直後の薄暮時、日出直前の薄明時及び太陽が真上に来る正中時に行われます。
薄暮、薄明時の天測は星の高度を測り、正中時の天測は太陽の高度を測ります。
六分儀という器材を用いて、太陽を測っていると、経験のない方には分からない不思議な体験をします。太陽がレンズの中を上って行って、ある一瞬止まるのです。次の瞬間、レンズの中の太陽は下がり始めます。その止まった瞬間が、その地点における正中時であり、その時間と高度を記録することにより、船の位置を算出します。
薄暮時、薄明時の天測は、東西南北にある4つの星の高度を測るものです。六分儀のレンズに見える星をレバーを操作して水平線と重ねることにより、水平線からの高度を角度で測るのですが、なぜ薄暮時や薄明時に行うかと言えば、その時間帯が星が一番小さく見えるからです。
真夜中のはっきり見える大きな星では、水平線に重ねても大きすぎてどこを重ねていいか分からず、角度を正確に測ることができません。空がほんのり明るいと星もギラギラせずに小さく見えます。かろうじて星が見えるか見えないかの明るさの時が一番正確に測れるのです。
測る星は恒星が多いのですが、恒星が見えない時には惑星も使います。それらのデータは「天測歴」という定期刊行物に記載されており、筆者たち実習幹部には、4つの星の高度を測定して、40分で天測計算を行い、誤差2マイル以内に抑えるようにという基準が示されていました。
筆者は、この天測が大好きでした。
船乗りであった父から、天文航法についてはよく話を聞いており、天測の計算方法は全寮制の高校の寮で勉強していたことを覚えています。
そして大学時代、外洋レース艇のクルーになったときに、いつかは役に立つかもしれないという思いから、さらに天測の勉強をしていました。その時に、漁船簡易天測という方法があることを知りました。
日本の船乗りは、天測計算に米村表という精緻な表からデータを読み取って、計算に用います。これは帝国海軍の米村海軍中将が作った表で、きわめて細かい計算ができるように工夫された世界に誇る労作です。
しかし、漁船簡易天測法は、そのような精緻な計算をしないのです。小さな漁船では、もともと揺れる甲板上で六分儀を扱うため、観測精度そのものが低く、いくら精緻な計算をしても意味がないからです。
そこで、漁船簡易天測で計算を行うと、おそろしく計算が簡単で、早く終わるのです。しかし、元になる観測データが精緻なものであれば、この方法でもそれほど大きな誤差は出ません。2マイル以内という基準には問題なく入ります。
筆者は、本来は米村表を使わなければならない天測計算を漁船簡易天測で計算して、誰よりも早く計算を終わらせていました。
同期の実習幹部たちが40分かかって行う天測計算を15分足らずで終わらせることができました。
もともと視力が良かった筆者は星を見つけるのが早かったのですが、天体に興味を持っていたため、星座表をよく見ていて、目指す星を探すのも苦労ではありませんでした。
そこで、早く見つけて高度を測り、簡単な計算法で計算してしまうので、圧倒的に早いのです。
計算結果を指導官のところに持っていくと、指導官が自分たちで算出した船の位置と比べて評価するのですが、彼らの位置も天測から割り出したものでした。当時はGPSがなく、電波航法機器としてはロランやデッカがあった程度で、遠く大洋の真ん中では役に立たなかったからです。
最初は彼らにもそれなりの主張があったのでしょうが、回数を重ねるうちに、筆者の計算が早いのと、多少雲があっても4つの星の高度を測ってくること及び 学生時代にヨットの外洋レースに熱中していたことなどが評価されてきたのかもしれませんが、筆者の決定艦位の精度について文句を言われることはなくなっていきました。
遠洋航海を終わって、最初の3年間は希望通りに艦隊勤務に就いていましたが、その後雲行きが怪しくなり、米国への連絡官や内部部局への出向などが続き、 その間に幹部学校の指揮幕僚課程学生などを経て、艦隊勤務に戻る機会がありませんでした。
艦隊に戻ったときは、すでに二等海佐になっており、司令部幕僚としての勤務でした。その後は、海幕の勤務が続き、ついに退官するまで水上部隊に戻ることが無かったので、天測の必要もなく、また、艦艇にはGPSが搭載され、天測などという技術も不要になっていきました。
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